青敷(あおじき)は、鹿児島県姶良市蒲生町米丸にある火山。スコリア丘に分類される。
青敷 | |
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標高 | 275.5 m |
所在地 | 日本 鹿児島県姶良市蒲生町米丸 |
位置 | 北緯31度46分45秒 東経130度34分43秒 / 北緯31.77917度 東経130.57861度座標: 北緯31度46分45秒 東経130度34分43秒 / 北緯31.77917度 東経130.57861度 |
山系 | 蒲生単成火山群、または姶良火山 |
種類 | スコリア丘 |
初登頂 | 不明 |
プロジェクト 山 |
概要
姶良市にある住吉池・米丸2つのマールの中間に位置し、標高275.5メートル。火山活動の年代は、約10万年前以上に遡ると考えられている[1]。
青敷の噴火様式は、水蒸気マグマ噴火から始まり、その後のマグマ噴火によってスコリア丘が成長[2]。末期に溶岩が南側から流出し、スコリア丘の南山麓を埋め尽くすように分布した[2]。
前出2つのマールと青敷スコリア丘(青敷火山岩類)をあわせて蒲生単成火山群ともよばれることがあった[3]。この3つの火山はマグマの組成はともに玄武岩であるが、K2Oの量が青敷だけ異なっており、全く同じマグマではない可能性が指摘されている[2]。
産業技術総合研究所地質調査総合センターが作成した第四紀火山のデータベースでは、青敷を先姶良火山の一部とみなしている[3]。
その他
かつて牧場があったが現在はない、山頂には三等三角点(青敷と命名)がある。上久徳地区から眺めると大きな滝が見える。