阿部 憲一(あべ けんいち、1909年11月30日 - 1989年3月28日)は、日本の政治家。参議院議員(2期、公明党)。
来歴
長野県北佐久郡岩村田町(現佐久市)出身。旧制野沢中学(長野県野沢北高等学校)、旧制水戸高等学校[1]を経て、1933年東京帝国大学経済学部卒。卒業後は海運会社に勤務し、1949年栗林商船取締役から1961年飯野海運取締役を経て、1965年渋沢海運社長に就任。1967年の東京都知事選に無所属(公明党・推薦)で立候補し落選したが、3位に食い込んだ(当選者は美濃部亮吉)。翌1968年の第8回参議院議員通常選挙に東京都選挙区から公明党公認で立候補して、第1位で初当選。2期務める。この間、参議院法務委員長、党中央委員などを歴任した。1980年春の叙勲で勲二等瑞宝章受章[2][3]。同年に政界を引退し、学校法人創価学園理事長となる。