長内 美和子(おさない みわこ、1997年7月19日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。V.LEAGUE DIVISION1の日立Astemoリヴァーレに所属している。
来歴
東京都葛飾区出身。小学3年次より、地元のクラブチームである東金町ビーバーズでバレーボールを始める[1][2]。
2010年4月に都内のバレーボール強豪校である文京学院大学女子中学校に入学した。1級上に田原愛里がいる。2012年12月の第26回全国都道府県対抗中学バレーボール大会では東京代表に選出され、本大会で優勝し自らも優秀選手賞を受賞した[3]。
2015年7月の平成27年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会では、大会直前に緊急入院し出場が危ぶまれたが、病気を押して出場しエーススパイカーとしてチームを準優勝に導いている[4]。2016年1月の春高バレーでも大会直前に足を痛めたもののベスト4に食い込む健闘を見せた[5]。
同月、日立リヴァーレ(現・日立Astemoリヴァーレ)の内定選手となり[6]Vリーグに登録された。同年11月13日の対岡山戦に途中出場しプレミアデビューを果たすと共に、20得点(アタック19点、エース1点)をあげてフルセットの接戦を制した[7]。
同年9月には全日本U-23代表メンバーに選出され、シニア大会である第5回アジアカップ・バレーボール選手権に出場し[8]、シニア国際大会にデビューを果たした。
2017年5月にタイのナコンラチャシマで開催された第2回アジアU-23女子バレーボール選手権に出場[9]。決勝まで駒を進めた全日本は、ホームのタイに0-2のビハインドから大逆転勝利を掴んだ[10]。
2019年、シニア代表に初選出され、同年5月のモントルーバレーマスターズでデビューし、ネーションズリーグに出場した。
球歴
- U-23日本代表 - 2016年-
- 2016年 第5回アジアカップ 4位
- 2017年 第2回アジアU-23選手権 優勝
所属チーム
- 東金町ビーバーズ(29期)[2]
- 文京学院大学女子中学校(2010-2013年)
- 文京学院大学女子高等学校(2013-2016年)
- 日立Astemoリヴァーレ #21 → #13 → #3(2016年-)
受賞歴
- 2015年 - 平成27年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会 ベスト6
- 2018年 - アジアカップ ベストアウトサイドヒッター賞
個人成績
脚注
- ^ a b 「月刊バレーボール」2016年12月号臨時増刊 Vリーグ観戦ガイドブック 69ページ
- ^ a b 東金町ビーバーズ. “卒業生情報”. 2016年11月16日閲覧。
- ^ “JOCジュニアオリンピックカップ 第26回全国都道府県対抗中学バレーボール大会 特別表彰選手<女子>”. 滋賀県バレーボール協会. 2017年3月15日閲覧。
- ^ 「月刊バレーボール」2015年9月号 139ページ
- ^ “文京学院大女・長内、けが押し奮闘も…「悔しい」/春高バレー”. sanspo.com. 2017年3月15日閲覧。
- ^ バレーボールマガジン. “日立 芳賀舞波、長内美和子の2選手が内定”. 2016年11月15日閲覧。
- ^ Vリーグ機構. “試合結果速報(B帳票)”. 2016年11月16日閲覧。
- ^ “全日本メンバー”. 日本バレーボール協会. 2017年3月15日閲覧。
- ^ “全日本メンバー”. 日本バレーボール協会. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “タイに逆転勝利で初のアジア選手権制覇! 第2回アジアU-23女子選手権大会”. 日本バレーボール協会. 2017年5月22日閲覧。
- ^ “背番号の変更について”. 日立リヴァーレ (2021年7月1日). 2021年7月5日閲覧。
- ^ “2022AVCカップ女子”. 日本バレーボール協会. 2022年9月6日閲覧。
- ^ “2022AVCカップ女子 日本が大会初優勝 MVPに柴田真果”. 月バレ.com (日本文化出版). (2022年8月30日) 2022年9月6日閲覧。
- ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2018年8月21日閲覧。
外部リンク
- 長内美和子 - V.LEAGUE
- 長内美和子 - 日立Astemoリヴァーレ