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金子恵美 (1978年生の政治家)

金子 恵美(かねこ めぐみ、1978年2月27日 - )は、日本タレント政治評論家コメンテーター衆議院議員(2期)、総務大臣政務官第3次安倍第2次改造内閣)、新潟県議会議員(2期)、新潟市議会議員(1期)を務めた。元月潟村長の金子由征は父。夫は元衆議院議員の宮崎謙介

金子 恵美
かねこ めぐみ
生年月日 (1978-02-27) 1978年2月27日(45歳)
出生地 日本 新潟県西蒲原郡月潟村
(現・新潟市南区
出身校 早稲田大学第一文学部
前職 衆議院議員
現職 タレント
政治評論家
所属政党無所属→)
自由民主党二階派
配偶者 宮崎謙介(元衆議院議員)
親族 父・金子由征(元月潟村長)

選挙区 新潟4区
当選回数 2回
在任期間 2012年12月19日[1] - 2017年9月28日

選挙区 南区選挙区
当選回数 2回
在任期間 2010年 - 2012年

選挙区 南区選挙区
当選回数 1回
在任期間 2007年 - 2010年
(テンプレートを表示)

来歴

新潟県西蒲原郡月潟村(現・新潟市南区)生まれ[注 1]。月潟村立月潟小学校、月潟村立月潟中学校、新潟県立三条高等学校早稲田大学第一文学部文学科演劇専修[2]卒業。大学在学中、イギリスバースアメリカ合衆国バージニア州アレキサンドリアでホームステイし、ネパールムスタン近藤亨の下、農業支援に従事した経験を有する。

2000年3月、大学卒業後、同年4月、新潟放送に一般職非常勤職員として入社。その後、1年程で退職し、フリーのライター活動を行い、2002年に「新潟県きものの女王」、2003年ミス日本関東代表に選出された。その後、韓国梨花女子大学校に留学。

2007年新潟市議会議員選挙に南区選挙区から立候補し、4,244票を獲得しトップ当選[3]

2010年、新潟市議を1期目の任期途中で辞職。吉沢真澄の死去に伴う新潟県議会議員補欠選挙に立候補し、無投票で当選した[4]2011年、無投票で再選(無所属)[5]

2012年、新潟県議を辞職。第46回衆議院議員総選挙自由民主党公認で新潟4区から立候補し、民主党前職の菊田真紀子に1万4千票超の差をつけて破り、当選した(菊田は比例復活[1]。当選後、二階派に入会。

2014年第47回衆議院議員総選挙では、新潟4区で民主党前職の菊田の猛追を受け、前回よりも票差を大幅に縮められたものの、3,094票差で再び菊田を破り、再選[6]

2015年5月19日、同じ二階派所属の宮崎謙介との結婚を発表した[7]。同年8月に二階派の会合にて、初期の妊娠である事を発表した[8]

2016年2月5日、男児を出産[9]。同年2月9日、夫である宮崎謙介の不倫疑惑が発覚し[10]。2月16日に宮崎は議員辞職。宮崎によれば一連の騒動が原因で産後回復が遅れたという[11]。 同年8月、第3次安倍第2次改造内閣では、総務大臣政務官情報通信郵政行政放送行政の担当[12])に就任した[13]

2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙では自由民主党公認で立候補したが、菊田に破れ、比例復活での当選も出来ず落選[14]

落選から1週間後、夫である宮崎と『サンデージャポン』(TBSテレビ)2017年10月29日放送分に出演[15]。以後、夫婦でバラエティ番組に多数出演し、前述の不倫騒動を語りつつ自身も単独の番組出演が増え、実質的にタレント活動を行うようになる[16][17]

一方、金子は地元支部の役員会に次期国政選挙出馬について表明をせず、選挙区である新潟市内ではなく、宮崎が購入した都心マンションに居住。同年12月に支部は金子を続投させない方針を固めた[15][18]

2019年7月27日、金子の後任について協議する「4区支部長・幹事長会議」が新潟市中央区の自民党県連会館で開かれ、三条市長の国定勇人を新支部長に選任することが決まった[19]

2019年10月6日、TBSテレビの『サンデージャポン』で政治家を引退することを発表。地元県議と軋轢があったと述べ、比例北陸信越ブロックで次点だったが繰り上げ当選が発生した場合も辞退する意向を表明した[20][21]。その後、2021年9月に比例北陸信越ブロック選出議員の石崎徹が議員辞職願を提出したことに伴い、次点である金子の繰り上げ当選が取り沙汰されたが、金子は改めて繰り上げ当選の権利を辞退することを表明[22]。これを受けて自由民主党は金子を北陸信越ブロックの比例名簿から削除する対応をとった(この措置に伴い次々点の小松裕が繰り上げ当選[23][24]

2020年2月にレプロエンタテインメントとマネージメント契約を結んだ[25]

政策

人物

  • 2012年第46回衆議院議員総選挙以来、民主党(2017年は無所属)の菊田真紀子との事実上の一騎打ちが続いており、2017年第48回衆議院議員総選挙の最中は、合同で開かれた個人演説会でもお互いに目を合わさず[28]、金子がSNSで「卑怯な手にも屈しません!」と題して「支援者が、菊田の後援会関係者から『金子を応援するのであれば、明日から今の取引を止める』と言われた」として菊田陣営の公職選挙法違反を告発し、菊田がこれを「完全なデマ」であり、金子の投稿こそが公職選挙法違反であるとして警察に通報したため、「場外乱闘」[29]、「女の闘い」[30]などと話題になった。なお、週刊新潮は自民党系市議会議員の発言として、「中小企業が多いこの選挙区では、以前から自民も業界団体へ支援要請しており、企業間で取引停止をチラつかせ、支援を求める風土がある。金子陣営でも同じことが起こっているやもしれぬのに、大っぴらに批判するのは大人気ない」という声を紹介している[31]
  • 総務大臣政務官時代に週刊誌報道にて、当時居住していた議員宿舎から政務官公用車にて自身の子供を議員会館内の保育所へ送迎した事を報道され、記事内では公私混同を指摘された[32]。この事に対し、自身のブログにて釈明し「総務省の運用ルールに従っており、同省でも、「公務を行う場所と保育園が同じ」「総務省への経路上で家族を乗せている」ため、ルール上問題は無く、「私的な目的のため、送迎を前提に、公用車を使用したというような事実は一切ございません」[33]と説明し、当時総務大臣であった高市早苗に子供を公用車へ同乗させない旨も報告した[34]。この週刊誌報道によって、大手メディアの報道や専門家やネットユーザーの間で、共働き世帯の子育ての在り方で議論となり、党内では「女子供の問題を持ち込むな」と指摘されショックだったと回想している[35]
  • 料理の腕前は「素人同然」と語っており、夫が「我が家のシェフ」であるという[36]

所属団体・議員連盟

番組出演

テレビ

国会議員在職中
議員落選以後

ラジオ

インターネット動画配信

著書

  • 韓国に嫌われた私』(アールズ出版)(ISBN 978-4-86204-019-0) (2006年8月)
  • 『それでも、私が政治家になる理由』(ポプラ社)(ISBN 978-4591126226) (2011年12月、「金子めぐみ」名義)
  • 『許すチカラ』(集英社) (ISBN 978-4-08-788042-7)(2020年10月5日[39]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 本籍地は新潟市南区(旧・白根市)清水

出典

  1. ^ a b 平成24年(2012年)12月19日新潟県選挙管理委員会告示第134号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人)
  2. ^ 自己紹介|自民党 衆議院議員 金子めぐみオフィシャルサイト[]
  3. ^ 読売新聞. “新潟県政令市議選 : 開票結果 : 統一地方選2007”. 2012年9月10日閲覧。
  4. ^ 新潟日報 (2010年7月30日). “金子氏が無投票で初当選”. 2012年9月10日閲覧。
  5. ^ 新潟県 議選:開票結果 読売新聞
  6. ^ “金子恵美氏(自民)当選 新潟4区”. 朝日新聞. (2014年12月14日). http://www.asahi.com/articles/ASGD75GWFGD7UEHF01L.html 2015年2月27日閲覧。 
  7. ^ “自民若手カップルが結婚発表=宮崎謙介・金子恵美氏”. 時事ドットコム (時事通信社). (2015年5月19日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015051900326&g=pol 2015年5月25日閲覧。 
  8. ^ “政界屈指の美女議員、妊娠を発表 5月に議員との結婚報告”. 産経新聞 (時事通信社). (2015年8月4日). https://www.sankei.com/article/20150804-Q4YNPTM5MNIHBBV2W6WSD4KPTU/ 2018年4月1日閲覧。 
  9. ^ 自民・金子恵美議員が男児出産 「育休」で賛否両論 朝日新聞2月5日付 2016年2月18日閲覧
  10. ^ “「育休宣言」の宮崎衆院議員に不倫疑惑 週刊文春が報道へ、党内で批判強まる 記者団の取材に“逃走””. 産経新聞. (2016年2月9日). https://www.sankei.com/article/20160209-O5PSXWOGUVLEJKCBR5JZWVJ37E/ 2016年2月9日閲覧。 
  11. ^ 宮崎議員と不倫のタレントがTVで号泣「舞い上がっていた日刊ゲンダイ2016年2月18日付 2016年2月18日閲覧
  12. ^ 総務大臣政務官就任会見の概要 平成28年8月5日
  13. ^ “第3次安倍第2次改造内閣 大臣政務官名簿 総務大臣政務官 金子めぐみ”. 内閣官房 (2016年8月5日). 2018年4月1日閲覧。
  14. ^ 新潟-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
  15. ^ a b “金子恵美はどこへゆく テレビにひっぱりダコでも地元から「絶縁状」”. デイリー新潮 (2018年1月15日). 2018年4月1日閲覧。
  16. ^ “金子恵美にタレント転身のすゝめ 地元を放っぽらかしでテレビ出演”. デイリー新潮 (2018年5月11日). 2018年6月1日閲覧。
  17. ^ ““ゲス不倫”宮崎氏、美人過ぎる元議員の妻とTV生共演の理由「議員時代に…」”. スポーツニッポン. (2017年12月24日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/12/24/kiji/20171224s00041000148000c.html 2018年6月1日閲覧。 
  18. ^ “「政治活動は継続している」 去就については、「党本部の決定に従う」金子恵美前代議士、自民党三条支部拡大役員会で語る”. 越後ジャーナル (2017年12月29日). 2018年4月1日閲覧。
  19. ^ “自民4区支部長、国定三条市長を選任 次期衆院選公認候補へ”. 新潟日報. (2019年7月27日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190727485428.html 2019年7月29日閲覧。 
  20. ^ 金子恵美、政治家引退を発表「はっきりさせておきたい」 - スポーツ報知、2019年10月6日
  21. ^ “元自民衆院議員、金子恵美氏が政界引退へ 「地元県議と軋轢解消せず」”. 毎日新聞. (2019年10月7日). https://mainichi.jp/articles/20191007/k00/00m/010/234000c 2020年8月28日閲覧。 
  22. ^ 金子恵美氏、石崎徹衆院議員辞職の繰り上げ当選辞退「メディアの仕事が筋」 - 日刊スポーツ 2021年9月28日
  23. ^ 小松裕氏繰り上げ当選 石崎氏の議員辞職受け - 日本経済新聞 2021年10月4日
  24. ^ 金子氏の公認取り消し 自民 - 時事ドットコム 2021年9月27日
  25. ^ 金子恵美氏「レプロエンタテインメント」と契約締結 - 日刊スポーツ、2020年2月3日(2020年2月8日閲覧)
  26. ^ a b c d e 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  27. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
  28. ^ “【衆院選】ほとんど目を合わさず…女性候補2人が論戦 激戦の新潟4区”. 産経新聞. (2017年10月20日). https://www.sankei.com/article/20171020-GWZIQSSOSVNYTD6TICQAYGC7L4/ 2018年2月12日閲覧。 
  29. ^ “新潟4区で場外乱闘 自民党の金子恵美がSNSでライバル攻撃 「デマだ」と警察沙汰に”. 週刊朝日. (2017年10月11日). https://dot.asahi.com/dot/2017101100109.html?page=1 2018年2月12日閲覧。 
  30. ^ “【衆院解散】新潟4区は金子恵美と菊田真紀子「女の戦い」”. 産経新聞. (2017年9月29日). https://www.sankei.com/article/20170929-AEIJNM2L7FN6DBMLXIOBEWJ23M/3/ 2018年2月12日閲覧。 
  31. ^ 「『因縁選挙区』炎上ス」 週刊新潮2017年10月26日号
  32. ^ “「金子恵美」代議士に公用車の私的使用疑惑 また“魔の2回生””. デイリー新潮 (2017年6月28日). 2018年4月1日閲覧。
  33. ^ 週刊新潮による公用車利用に関する記事について Amebaブログ 2017-6-29
  34. ^ “金子恵美氏、公用車に子ども乗せない意向”. 朝日新聞. (2017年8月28日). https://www.asahi.com/articles/ASK6Z53TGK6ZULFA022.html 2018年6月1日閲覧。 
  35. ^ “【新潟の女性国会議員に聞く】公用車送迎で批判された金子恵美衆院議員「自民党内で女、子供持ち込むなと言われた。ショックだった」”. 産経新聞. (2017年8月28日). https://www.sankei.com/politics/news/170828/plt1708280012-n2.html 2018年6月1日閲覧。 
  36. ^ “元衆院議員の金子恵美が夫宮崎謙介にブチ切れ「下克上」へ助言求めるも指示が要領を得ず”. 日刊スポーツ (2022年10月27日). 2022年10月27日閲覧。
  37. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  38. ^ 宮崎謙介&金子恵美夫妻「相席食堂」出演 千鳥「イヤなタイプやねん」宮崎氏に言いたい放題(2022年11月23日、日刊スポーツ)2022年12月2日閲覧
  39. ^ “許すチカラ”. 集英社. 2020年11月14日閲覧。

関連項目

外部リンク

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