金原亭 杏寿(きんげんてい あんじゅ、1988年12月17日[1] - )は、落語協会に所属する落語家。本名∶川満 彩杏。血液型A型。
経歴
沖縄県那覇市出身。将来は保育士になろうと思っていたが、スカウトされたのを機に高校2年生の時から地元・沖縄でのタレント活動を開始[2]。沖縄県を中心にCM、ドラマ、モデル、舞台、ラジオなどで活躍。その後上京してタレント活動を開始する。
タレント時代に受けていた演技レッスンの講師が後に師匠となる金原亭世之介と知り合いで、「芝居の勉強になるから」と勧められて世之介の独演会を観に行き、そこで落語の表現力に衝撃を受けて弟子入りを志願する[2]。そして落語家に転身し2017年11月、金原亭世之介に入門。2019年5月21日、(三遊亭小吉)、古今亭菊一、(林家ひこうき)と共に前座となる。前座名「杏寿」。
2023年2月中席より、柳亭市松、古今亭菊正と共に二ツ目に昇進[3][4][5][6]。沖縄出身の落語家として二ツ目昇進は2人目、女性では初となる[7][8]。
芸歴
出演
タレント時代
- NHK 連続テレビ小説 第87作「純と愛」比嘉愛子役で出演。
- テレ朝動画「(WAGEI)」WAGEI #29 ゲスト出演。
- BS日テレ「(ありんくりん沖縄)」リポーターを担当。
- 沖縄FM「Radio dub」パーソナリティ。
- NHK沖縄「沖縄金曜クルーズきんくる」レギュラー出演。
- 東京ガールズコレクション㏌沖縄 ランウェイモデル[9]。
- 2008年「(サーダカー)」
- 2012年「ぱいかじ南海作戦」
- 2013年「(ハルサー愛)」
- 2014年「(ハイサイゾンビ)」
- 2016年「(沖縄を変えた男)」
- 2014年「(後藤を待ちながら)」
落語家時代
テレビ
- 『WAGEI』(テレ朝動画、2021年6月3日~)
- 『たけしの“これがホントのニッポン芸能史”』(NHKBSプレミアム、2021年10月16日)
- 『(GODドクター)』(千葉テレビ、2022年1月4日~)- 香川 来海(かがわ くるみ) 役
- 『ちむどんどん』(NHK、2022年4月15日) - ウェイトレス 役
- 『フェンス』(WOWOWプライム、2023年3月19日 - )
映画
CD
- 『品川心中』 2023年5月17日発売、テイチクエンタテインメント[10]
脚注
出典
- ^ [1]
- ^ a b FLASH 2023年4月25日号「美人落語家&講談師 私のデート勝負服」p.25
- ^ 令和5年 春 二ツ目昇進決定 - 一般社団法人 落語協会 2022年8月21日
- ^ “2月中席より二ツ目昇進”. 落語協会 (2023年2月11日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ 末広亭「落語協会より 2月中席から二ツ目昇進」『新宿区民ニュース』、2023年2月2日。2023年3月9日閲覧。
- ^ 「県出身落語家 金原亭杏寿さん二ツ目襲名」『沖縄テレビ放送』、2023年2月16日。2023年3月9日閲覧。
- ^ 「このままでは何者にもなれない」タレントから落語家に転身 金原亭杏寿さんの決意<夢かなう> - 琉球新報デジタル 2023年1月2日
- ^ 小笠原大介東京通信員「「辞めたいと思うこともあった」 落語家・金原亭杏寿「二ツ目」昇進でお披露目 今後挑戦したいことは」『沖縄タイムス』、2023年2月15日。2023年3月9日閲覧。
- ^ [2]
- ^ “金原亭杏寿 品川心中”. テイチクエンタテインメント. 2023年4月16日閲覧。
外部リンク
- 金原亭杏寿 - 落語協会
- 金原亭杏寿 Official web site - キングプロダクション
- 金原亭杏寿 (@ANJU_KINGENTEI) - Twitter
- FRIDAY DIGITAL 2020年08月27日「美人落語家が“姉妹”同士で切磋琢磨中」[3]
- ザッチェルズ(Zatchels)日本公式サイト 2020年12月17日「JOURNAL Vol.25 落語家 金原亭杏寿」[4]