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辻 よしなり(つじ よしなり、1961年3月29日 - )は、日本のフリーアナウンサー、タレント。元テレビ朝日アナウンサー。本名、辻 義就(読み同じ)。埼玉県岩槻市(現・さいたま市岩槻区)出身。サンズエンタテインメントと提携。個人事務所は(有)ツジプランニングオフィス。血液型はA型。
略歴
城北高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1983年、アナウンサーとしてテレビ朝日(全国朝日放送)に入社。報道番組(『(早起き一番 天気&ニュース)』『おはようテレビ朝日』『スポーツフロンティア』『フロンティア』)から情報・バラエティ番組(『トゥナイト2』『タモリ倶楽部』『炎のチャレンジャー』)、さらにスポーツ番組(プロレス、プロ野球など)までさまざまな分野の番組を担当する。その中でもプロレス中継『ワールドプロレスリング』にて数々の名実況を行い、番組を盛り上げた。
2000年10月に同社退社。同年、有限会社ツジ・プランニング・オフィス (TPO) を設立。名前も本名「義就」から「よしなり」に改め、フリーアナウンサーとしてテレビ・ラジオ番組で活動している。自身の個人事務所ツジプランニングオフィスに併行して、2010年8月よりマネージメントをサンズエンタテインメントに委託している。
テレビ朝日退社後も『やじうまプラス土曜版』の総合司会や『ワールドプロレスリング』など、テレビ朝日の仕事をしばらく続けていた。
2002年頃、短期間ではあるが、CS放送「FIGHTING TV サムライ」において「ZERO-ONE」中継の実況を行っていた。
バラエティ番組での仕事が多いが、2005年8月4日にビッグマウス主催のプロレスイベント「ファンタジーファイトWRESTLE-1」で約1年ぶりに、2007年6月29日のイノキ・ゲノム・フェデレーション旗揚げ戦では、約2年ぶりにプロレス実況を担当した。
プロレス好きの桑田佳祐との親交が深く、桑田の依頼でサザンオールスターズのライブのオープニングアナウンスを何度か務めており、辻はプロレスの実況の如く名文句でメンバーを紹介する。プライベートでも、家族ぐるみでの交友があるという。
私生活では離婚歴があり、46歳のときに元客室乗務員の女性(当時41歳)と再婚した。
2008年、富士スピードウェイで行われた『F1日本グランプリ』の実況を務めた[1]。
テレビ東京の『朝は楽しく!』ではメイン司会として、文化放送『辻よしなり ラジオグラフィティ』ではパーソナリティとして活躍。実況とともに、司会者として確立。
2010年、テレビ東京系で放送された寛仁親王牌決勝戦中継で、初の競輪実況を担当(BSジャパンではテレビ東京制作のものとは別内容で群馬テレビ制作のものを放送していた)。実況するにあたっての手ほどきを、元RFラジオ日本アナの樋口忠正から受けた。
NHK総合、NHK BS-1で放送された「エアレース世界選手権」では実況や海外からの現地レポータ―をつとめた。
現在でもプロレス関連の番組、イベントの出演が多い。
日本RV協会の「キャンピングカー応援団長」を務め、自身もキャンピングカーを所持している。
大の愛犬家でもある。
プロレスに関するエピソード
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- 古舘伊知郎降板後のメイン実況としてワールドプロレスリングを担当するが、当初は何かと古舘との比較をされ、視聴者のウケも悪く非常に悩んだと言う。しかし徐々に彼の実況スタイルも視聴者に受け入れられるようになり、1970年代の舟橋慶一、1980年代の古舘伊知郎と並ぶ、1990年代を代表する実況アナとなった。
- 特に強く感情を込めて実況をするのが特徴であり、ワールドプロレスリングにて実況担当であった先輩アナウンサー古舘の実況スタイルを模倣していると言われている。
- 長州力を尊敬し、「古舘さんにアントニオ猪木がいたように、私には長州力がいたんです」と自ら語り、彼についての著書がある。2019年6月26日に後楽園ホールで行なわれた「POWER HALL2019」メインイベントの長州力引退試合において、放送を行なったFIGHTING TV サムライの実況を行なった。
- ワールドプロレスリングの実況を行っていた間、辻と新日本プロレスは切り離せない関係とも言え、数々の名文句を残した。マサ斎藤を「獄門鬼」「戦うネロンガ」、橋本を「破壊天子」「爆殺シューター」、蝶野を「熱血バタフライ宣言」「極悪バタフライ」、武藤敬司を「プロレスファンタジー」「セクシャルターザン」「Sir.promenade」「ときめきのバージンレッド」、野上彰を「ムササビ殺法」、越中詩郎を「戦う白袴」「ド演歌ファイター」「ダイヤモンドより堅い尻」、大谷晋二郎の得意技「スワンダイブ」、小島聡の「日本一のラリアッター」「コジマカッター」(後に「コジコジカッター」で現在も定着)、高岩竜一の得意技「餅つき式パワーボム(エンドレスパワーボム)」、佐々木健介の「マッスルエリート」「マッスルボルケーノ」、といった命名は辻のオリジナルによるものである。
- 2023年2月21日のプロレスリング・ノア東京ドーム大会で武藤敬司vs蝶野正洋の実況を急遽行った。
語録
- 毎日が革命アニバーサリー 長州力!
- 不世出のスペシャルスーパースター アントニオ猪木!
- 一人ジュラシックパーク スコット・ノートン!
- 闘うパイオニア戦士 剛竜馬!(1993年に不意に新日リングに“里帰り”し藤波と一騎討ちを敢行した時には「戦うカバ」と命名)
- ど演歌ファイター 越中詩郎!
- 闘う中間管理職 佐々木健介!
- 後藤達俊・人生バックドロップ
- リング上の殺虫剤 DDT!
- 私の頭が破裂してもいいんです破裂しそうです!(1993年1月4日夢の天龍VS長州戦を前に)
- バックドロップ! 岩石落とし! ひねりが効いた! 120%!(1995年10月9日の長州VS安生洋二戦での長州のバックドロップに対し)
- (ダイビング・ボディ・プレス)などをして避けられた時「無人島に着陸してしまった!」
出演番組
テレビ
- DJモノフェスタ(フジテレビ・深夜不定期)(通販DJから番組名変更)メインMC
- エンタメコロシアム(TBS)ナビゲーター
- 大!天才てれびくん (NHK教育)水曜日レギュラー
- ネプリーグ(フジテレビ)
- ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(日本テレビ)
- 出没!アド街ック天国 / 弘明寺(テレビ東京)
- 志村けんと行く!勝手にドッキリ感動旅!(テレビ東京)
- TokYo,Boy(TOKYO MX)
- にっぽん釣りの旅(NHK BSプレミアム・不定期)ナレーション(釣人としても不定期で出演)
- エアレース世界選手権(NHK総合、NHK BS-1)
- クイズ脳ベルshow(BSフジ)
- ハーフタイムツアーズ(テレビ東京)
- 夢一番星 宝くじ(BS-TBS)
- ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と」(TBSテレビ)
- ドラマ「俺の家の話」(TBSテレビ)
ラジオ
- 辻よしなりのプロレスの勝ち!(TBSラジオ、2001年12月 - 2002年3月)
- 激落ちくんのレック presents プロレスの勝ち!neo(金曜日21時〜21時30分) - TBSラジオ)
- (TBSラジオ)
- 辻よしなりの「週末アソビナビ」(TBSラジオ)
- 大沢悠里のゆうゆうワイド(TBSラジオ) - 大沢の中国出張(阪急交通社ツアーへの同行)に伴い、ピンチヒッターMC(2010年6月28日 - 30日)
- 辻よしなり・保科有里の歌が聴きたい(TBSラジオ、2015年3月30日 - 2016年9月25日)
- 徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー - ゲスト(ニッポン放送 2017年3月18日)
- レックpresents「プロレスの勝ち! neo」 メインパーソナリティ(TBSラジオ)
ウェブテレビ
- 亀田興毅に勝ったら1000万円(2017年5月7日、AbemaTV) - 実況[2]
映画
- LADY PLASTIC(2001年、ハマーズ) - 実況アナウンサー 役[3]
- タイガーマスク(2013年、アークエンタテインメント)- 実況アナウンサー 役
- デルシネ「エル・シュリケンvs新昆虫デスキート」(2016年10月15日京都国際映画祭・2017年4月23日沖縄国際映画祭、他上映)[4] - アナウンサー 役
出演CM
- アサカワホーム
- 液体ムヒ(池田模範堂)
- ペッパーチーズ ダブルマック(日本マクドナルド)
- パチンコ CR松浦亜弥(フィールズ)
- Cook Do飯店 炒飯(味の素)
- ハズキルーペ
- サントリーセサミンEX
- サントリーロコモア
- トーカ堂テレビショッピング
ゲーム
- 実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ(コナミ、プロレスゲーム、試合の実況担当)
- キングオブコロシアム(プロレスゲーム、試合の実況担当)
- ギャロップレーサー8 ライヴホースレーシング(テクモ、ゲーム内実況音声、CMナレーションも担当)
- 実況パワフルプロ野球9(コナミ、ゲーム内実況音声を担当、クレジットなし)
- (ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー電流イライラ棒)(ハドソン、ゲーム内実況音声を担当)
- アントニオ猪木という名のパチンコ機(平和、パチンコ機)
- 燃える闘魂アントニオ猪木(平和、パチンコ機)
- 新日本プロレスまでもがパチスロ機(平和、パチスロ機、ゲーム内実況等音声)
- 革命戦士長州力(トリビー、パチスロ機)
- アントニオ猪木も燃えるパチスロ機(平和BROS、パチスロ機)
- (闘魂継承アントニオ猪木という名のパチスロ機)(オリンピア、パチスロ機)
イベント
- 神宮外苑花火大会(神宮球場総合司会)
- ジャンボ宝くじ(抽せん会総合司会)
- サントリードリームマッチ2019(司会・実況)
過去に出演した番組
テレビ
- ワールドプロレスリング(実況、テレビ朝日)
- 行列のできる法律相談所(日本テレビ)
- おとなの学力検定スペシャル小学校教科書クイズ!(日本テレビ)
- オジサンズ11(準レギュラー、日本テレビ)
- 大相撲ダイジェスト(実況、テレビ朝日)
- 輝け!第22回日本歌謡大賞(ナレーター、テレビ朝日)
- ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!(実況、テレビ朝日)
- (ガラスの仮面2) 最終話(テレビ朝日、1998年6月29日)
- やじうまプラス土曜版(テレビ朝日、2002年7月 - 2004年3月)
- とんねるずの生でダラダラいかせて!!(日本テレビ)
- TVチャンピオン(テレビ東京)
- TVチャンピオン2(テレビ東京)
- 全日本GT選手権 / SUPER GT(Jスポーツ、2001年 - 2006年)
- ワンダフル(月極ワンダフル「IQ BATTLE」実況、TBS、2001年12月)
- 実況格闘(フジテレビ、2003年9月24日)[5]
- 朝は楽しく!スマイルサプリメント(テレビ東京、2004年3月 - 2006年9月)
- 踊る!さんま御殿!!(日本テレビ)
- ネプリーグ芸能界常識王決定戦(フジテレビ、2011年1月10日)
- マッスルガール! 最終話(実況、毎日放送)
- $1銀玉打闘会(サンテレビ)MC
- 全国高等学校クイズ選手権(日本テレビ)第33回・全国大会タイステージMC
- レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ(NHK BS1) 日本語版実況(2015年)、リポーター(2016年 - 2018年)
ラジオ
- (辻よしなりのサタデーミックスでじたぶる)(LFX488、2001年12月 - 2002年3月)
- (辻よしなりのプロレスの勝ち!)(TBSラジオ、2001年12月 - 2002年3月)
- 辻よしなり ラジオグラフィティ(文化放送、2002年10月 - 2006年3月)
書籍
単著
- 『反骨イズム―長州力の光と影』(1997年12月1日、アミューズブックス)(ISBN 978-4906613274)
- 『プロレス裏実況』(2001年8月1日、アスキー)(ISBN 978-4756138903)
- 『就職氷河期でも大丈夫!!女子アナ絶対就活力―あの女子アナはナゼ採用されたのか?』(2008年12月1日、ゴマブックス)(ISBN 978-4777111954)
共著
- 蝶野正洋『GRAY ZONE―不透明な時代のおまえたちへ』(1999年12月1日、アミューズブックス)(ISBN 978-4906613373)
脚注
外部リンク
- 辻よしなり オフィシャルブログ 「人生実況生中継!!」 Powered by Ameba(2010年9月17日 - )
- サンズエンタテインメント・辻よしなり - 所属事務所
- 辻よしなりオフィシャルホームページ 個人事務所(有)ツジ・プランニング・オフィス運営
- 辻よしなり (@yoshinari_tsuji) - Instagram