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西條 康彦(さいじょう やすひこ[1][2]、1939年〈昭和14年〉2月20日[1][2] - )は、日本の俳優。旧芸名は西条 康彦[2]。
人物・来歴
東京市[1][2]牛込区(現:東京都新宿区)神楽坂[要出典]出身。成城大学経済学部卒。
成城学園高校在学中に東宝と契約[1]。1957年、映画『(初恋物語)』でデビュー[1]。東宝特撮映画『電送人間』などで味のある演技を見せ、玄人好みの役者として知られた。
特撮テレビ映画『ウルトラQ』(円谷プロダクション製作)に主人公・万城目淳(佐原健二)の助手・戸川一平役でレギュラー出演し、ウルトラシリーズ黎明期を支えた俳優の一人として、人々の記憶に残る存在となった。
大の車好きで20歳の頃、同じ東宝の俳優・夏木陽介の友人から購入したMG-TD型のオープンカー[2]で撮影所に通っていた(冬でもオープンで走っていた)。
俳優業の傍ら、スナック「アトラス」や会員制パブ「エスカール」を経営していた。
歯科医の家系で、また円谷プロの株や住居地域の地権を保有する資産家でもあり、現在は悠々自適に隠遁生活を楽しんでいるという。
隠遁生活を送る一方で、桜井浩子と共に『ウルトラ特撮PERFECT MOOK』にて新規取材のインタビューに応える形で表舞台に顔を出してもいる[3]。
主な出演作品
テレビ
- (花のセールスマン)(1962年 - 1963年、TBS / 東宝)
- 夫婦百景 第286話「エクボとアバタ」(1963年、NTV)
- ウルトラシリーズ(円谷プロ)
- これが青春だ(NTV / 東宝)
- 第3話「明日への序奏」(1966年)
- 第31話「メリーさんがやってきた」(1967年)
- 快獣ブースカ (NTV / 東宝 / 円谷プロ)
- 第6話「野球珍騒動」(1966年) - ひかり牛乳・配達人
- 第17話「ブー冠・王冠・とんちんかん」(1967年) - ボリシア国のスパイ
- 第37話「ナイナイ寺はドッキリ!」(1967年) - ガンバル博士の子分・ヨイト
- でっかい青春 第34話「男のマーチ」(1968年、NTV / 東宝)
- 怪奇大作戦 第5話「死神の子守唄」(1968年、TBS / 円谷プロ) - 楽屋番
- 金メダルへのターン!(1970年 - 1971年、CX / 東宝)
- ワン・ツウ・アタック!(1971年、東京12チャンネル)
- (レッツゴーミュンヘン!)(1971年、東京12チャンネル)
- 飛び出せ!青春 第16話「友情か恋愛かそれが問題だ!!」(1972年、NTV)
映画
- サラリーマン出世太閤記(1957年、東宝) - 守衛
- (初恋物語)(1957年、東宝) - 田沢真吉
- 孫悟空(1959年、東宝)
- 上役・下役・ご同役(1959年、東宝) - 鈴木光夫
- 電送人間(1960年、東宝) - 給仕[4]
- 秋立ちぬ(1960年、東宝) - 山下
- ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年、東宝) - 谷川一飛曹[1]
- 黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年、東宝) - 果物屋の店員
- (青い野獣)(1960年、東宝)
- 若大将シリーズ(東宝)
- 大学の若大将(1961年) - 高橋
- 銀座の若大将(1962年) - 明
- ニュージーランドの若大将(1969年) - 八郎
- 黒い画集 第二話 寒流(1961年、東宝) - 探偵社事務員
- 女の座(1962年、東宝)
- 妖星ゴラス(1962年、東宝) - 通信員[4]
- 社長シリーズ(東宝)
- (吼えろ脱獄囚)(1962年、東宝) - 千太
- 私と私(1962年、東宝)- 松井弘二
- 太平洋の翼(1963年、東宝) - 松尾一飛曹[4]
- クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年、東宝) - プールのチンピラ
- (江分利満氏の優雅な生活)(1963年、東宝) - 男子社員
- 乱れる(1964年、東宝) - 森田屋の店員
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年、東宝) - テレビ・カメラマン[1][2]
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年、東宝) - アベックの男[5][注釈 2]
- 殺人狂時代(1967年、東宝) - 酒場の客
- ゴジラシリーズ(東宝)
- 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年) - 鈴木[4]
- 怪獣総進撃(1968年) - ムーンライトSY-3号乗員B[4]
- 連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年、東宝) - 米山飛曹長[4]
- 愛のきずな(1969年、東宝) - あんちゃん
- 緯度0大作戦(1969年、東宝) - 宇宙船回収船船員[7]
- ウルトラシリーズ(松竹)
- ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説(1990年) - 山根の同僚
- (ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影)(1997年) - ゼアスを応援する男性
- ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT(2001年) - 西條さん
- 大決戦!超ウルトラ8兄弟(2008年) - ショッピングモールの老人
- ホームカミング(2010年、クロックワークス) - 祭りに飛び入り参加する老人
- 大怪獣モノ(2016年、キングレコード、リバートップ)
舞台
ラジオ
- ウルトラQ倶楽部(2003年、) - 戸川一平
DVD
- 『ウルトラQ』店頭プロモーション映像(2001年、デジタルウルトラシリーズ)
その他
書籍
- 僕らを育てたウルトラQのすごい人(アンド・ナウの会)
西條康彦に当たる役を演じた俳優
- 片山雅彦 - 『ウルトラマンマックス』第29話「怪獣は何故現れるのか」(2006年) - 俳優時代の西郷保彦 役[注釈 3]
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i 東宝特撮映画全史 1983, p. 529, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c d e f g モスラ映画大全 2011, p. 63, 「脇役俳優辞典21」
- ^ [1]
- ^ a b c d e f 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ “フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月10日閲覧。
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 107, 「『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 127, 「『緯度0大作戦』作品解説/俳優名鑑」
参考文献
- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN (4-924609-00-5)。
- 洋泉社MOOK 別冊映画秘宝(洋泉社)
- 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN (978-4-86491-013-2)。