西一色駅(にしいしきえき)は、かつて愛知県幡豆郡一色町(現、西尾市一色町)味浜にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
歴史
駅構造
ホーム1面1線の停留場であった。昔は木造の駅舎があったが、無人化後に解体された。構内は広く、昔貨物の積み下ろしをしていたと思われるホーム跡が残っており、昔の繁栄を思わせる。
ホームの有効長は当初2両だったが、1967年度下記建設改良工事で4両化された[6]。
廃止前の西一色駅(2004年)。
寺津側から望む。廃止後の西一色駅(2009年)
ホーム跡(2012年)
駅跡撤去の案内板(2019年)
撤去を免れたホーム跡の一部(2021年)
配線図
← 碧南方面 | → 吉良吉田方面 | |
(凡例) 出典:[7] |
利用状況
駅周辺
- 愛知県立一色高等学校
- 八王子神社
- 赤羽別院親宣寺
- 高須病院
- 国道247号
- 愛知県道12号豊田一色線
一色高等学校の最寄り駅として通学利用者が多かったことから、廃線後に西一色駅の駅名板が一色高校に譲られている。
バス路線
- 三河線の碧南 - 吉良吉田間の廃止に伴う代替バスとして運行されている。駅跡地付近にある同路線の停留所は「一色高校西」「味浜西」である。
一色高校西バス停
味浜西バス停
- 名鉄東部交通 一色線のバス。駅跡地付近にある同路線の停留所は「赤羽根口」「満国寺前」である。
- いっちゃんバス
- 一色地区を巡回するバス。駅跡地付近にある同路線の停留所は「満国寺南」「一色高校北」である。
隣の駅
脚注
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、45頁。ISBN (978-4107900258)。
- ^ a b 神谷力(編)『三河を走って85年―三河線・挙母線とともに歩んだ郷土の歴史と文化』郷土文化社、2000年、86頁。ISBN (978-4876701292)。
- ^ 鉄道省 編 『鉄道停車場一覧 昭和12年10月1日現在現在』p.355 川口印刷所出版部 1934年 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、870頁。
- ^ a b “三河線も一部ワンマンに 名鉄、来月レールバス投入”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年6月23日)
- ^ 名古屋鉄道(編)「四十二年下期建設改良工事の概要」『れいめい』第227号、名古屋鉄道、1967年10月、10頁。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ a b 平成17年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成12年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成13年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成14年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成15年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員
- ^ 平成16年度刊愛知県統計年鑑 第10章 運輸,通信 鉄道(JRを除く私鉄)駅別乗車人員