略歴
東京生まれ。1958年国際基督教大学教養学部卒。1960年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了、1961年米国カンザス大学大学院中退、1966年東京大学大学院(博士課程)単位取得満期退学。1972年北海道大学文学部助教授、1982年東京大学教養学部助教授、1985年教授、1995年定年退官、名誉教授、千葉大学(文学部)教授、2000年日本大学文理学部・総合文化研究所教授。2005年退職。
1968年および1978年に日本翻訳文化賞受賞。ウィトゲンシュタイン、ホワイトヘッド、カール・ポパーなど(英国哲学)を研究、翻訳した。大森荘蔵と深い繋がりを持ち「大森荘蔵著作集第八巻「時間と自我」月報5『大森先生を偲ぶ』に大森との学者らしからぬ交流談が書かれている。
著作
共著
訳書
- ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』坂井秀寿共訳 法政大学出版局 1968年
- (ノーマン・マーコム)他『放浪 回想のヴィトゲンシュタイン』 法政大学出版局 1971
- 『ウィトゲンシュタイン全集 哲学探究』(大修舘書店) 1976年
- (ルシアン・プライス)編『ホワイトヘッドの対話 1934-1947』 (岡田雅勝)共訳 みすず書房 1980
- カール・ライムント・ポパー『推測と反駁 科学的知識の発展』 共訳 法政大学出版局 1980
- (ブライアン・マクギネス)『ウィトゲンシュタイン評伝 若き日のルートヴィヒ 1889-1921 』共訳 法政大学出版局 1994