『薔薇の葬列』(ばらのそうれつ)は、1969年制作の日本映画。
薔薇の葬列 | |
---|---|
Funeral Parade of Roses | |
監督 | 松本俊夫 |
脚本 | 松本俊夫 |
製作 | 工藤充 |
音楽 | 湯浅譲二 |
撮影 | 鈴木達夫 |
編集 | 岩佐寿枝 |
配給 | ATG |
公開 | 1969年9月13日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
映画評論家、実験的映像作家として知られていた松本俊夫監督の劇場用長編第1作であり、ピーター(池畑慎之介)のデビュー作でもある。英題は "Funeral Parade of Roses"。
作品概要
新宿のゲイバー 「ジュネ」の看板少年であるエディは、経営者の権田と親密な関係にある。それを知った店のママ、レダは嫉妬の炎を燃やし、エディを傷つけようとするが失敗。店も権田も独占したエディは、ある事をきっかけに自らの宿命を悟る。
1967年に公開された伊映画『アポロンの地獄』をベースにし、猥雑なエネルギーに満ちた60年代末期の新宿を舞台に描かれる「裏オイディプス物語」。俳優たちがカメラに向かって素で語ったり、当時活躍していた先端的芸術家、文化人が友情出演していたりと、アヴァンギャルド映像作家・松本俊夫ならではの趣向が凝らされている。
その他
スタッフ
キャスト
- エディ - ピーター
- 権田 - 土屋嘉男
- レダ - (小笠原修)(青山のゲイバー「紫」のママ・うさぎ(むらさきうさぎ)、後に二代目中村雪之丞と改名、美空ひばりの友人)
- 母 - 東恵美子
- ジミー - (城よしみ)
- ジュジュ - (仲村紘一)
- マリー - (太田サー子)
- グレゴ - (フラメンコ梅路)
- ノラ - (卍太郎)
- ゲバラ - (内山豊三郎)
- 哲学者 - 芝山幹郎
- サブ - (彦凪わたる)
- ラドン - (さとう陽)
- せむし - (竹永敬一)
- おけい - (小林千枝子)
- ピロ - (五味淵澄)
- トニー - (ドン・マドリッド)
- 情夫 - 小松方正
(特別出演)