菅谷 政子(すがや まさこ、1937年8月22日[6] - 2021年2月25日[7])は、日本の女性声優。アーツビジョン最終所属[3]。東京都出身[3]。
略歴
小学生の頃から劇団に所属しており、幼い頃から芝居を始めていた[6]。
劇団ちどり、劇団葦、りんどう、三光事務所[8]、東京俳優生活協同組合(俳協)を経て、アーツビジョンに所属している[3]。
人物
同じ東京都立北園高等学校[5]出身の出崎統監督作品で重用され、特に『エースをねらえ!』では、主人公・岡ひろみの親友である愛川マキ役を全シリーズにわたって演じた。また、同じ出崎監督作品である『家なき子』の主人公レミ役のような端正な少年役にも定評がある。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 時期不明
- 1963年
-
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)(ベム)
- 1965年
-
- 宇宙少年ソラン(チャッピー)
- 1967年
-
- パーマン(第1作)(1967年 - 1968年、ガン子〈須羽がん子〉[11])
- ちびっこ怪獣ヤダモン(大矢田太郎)
- おそ松くん
- かみなり坊やピッカリ・ビー(ワンパク6)
- 1968年
-
- 巨人の星
- 怪物くん(アニメ第1作)
- ファイトだ!!ピュー太(カッコ)
- 1969年
- 1971年
- 1972年
-
- 樫の木モック(人形)
- 1973年
-
- エースをねらえ!(1973年 - 1974年、愛川マキ[13])
- 侍ジャイアンツ(土佐勝子)
- 新造人間キャシャーン(マリア)
- 1975年
- 1976年
-
- 母をたずねて三千里(ナルシソ)
- 1977年
-
- 家なき子(1977年 - 1978年、レミ・バルブラン)
- 1978年
-
- 新・エースをねらえ!(愛川マキ[16])
- 1979年
-
- シートン動物記 りすのバナー(クレー)
- 宝島
- 1980年
-
- トム・ソーヤーの冒険(アルフレッド)
- 鉄腕アトム (アニメ第2作)(ウラン[17]、電光人間)
- ルパン三世 (TV第2シリーズ)(ロマノフ)
- 1981年
-
- 忍者ハットリくん(1981年 - 1987年、ケン一)
- 怪物くん(第2作)(ハニワくん)
- アニメ親子劇場(飛鳥翔)
- まいっちんぐマチコ先生(ミオ)
- 名犬ジョリィ(アドルフォ)
- ブレーメン4 地獄の中の天使たち(トリオ[18])
- おはよう!スパンク(ふたば〈篠田双葉〉)
- 1982年
-
- うる星やつら(1982年 - 1986年、こだぬき、子ギツネ)
- ゲームセンターあらし(金時娘)
- プロゴルファー猿(中丸[19])
- 1984年
- 1985年
-
- Oh!ファミリー(ジョナサン・アレン)
- 星銃士ビスマルク(ピエール)
- 魔法のスターマジカルエミ(ピラミー)
- 1986年
-
- ウルトラマンキッズのことわざ物語(セブ)
- 1989年
-
- それいけ!アンパンマン(タータン〈初代〉)
- らんま1/2 熱闘編(雪ん子)
- 1990年
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- 昆虫物語 みなしごハッチ(リメイク版)(カムリ、ライト)
- 1991年
-
- ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年(セブ)
- おばけのホーリー(バブルン)
劇場アニメ
- どうぶつ宝島(1971年、ジム〈予告編〉)
- エースをねらえ!(1979年、愛川マキ[21])
- 銀河鉄道999(1979年)
- 家なき子(1980年、レミ・バルブラン)
- ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年、ロップル)
- 忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻(1982年、ケン一)
- 忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻(1983年、ケン一)
- 風の谷のナウシカ(1984年、少女)
- (1984年、ケン一)
- うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ(1985年、O島タヌキ)
- (1985年、ケン一)
OVA
- エースをねらえ!2(1988年、愛川マキ)
- エースをねらえ!ファイナルステージ(1989年、愛川マキ)
- (はないちもんめ)(1990年、母)
ゲーム
- 個人教授(1998年、西村愛子)
- エコーナイト#2 眠りの支配者(2001年)
吹き替え
映画
- 愛情物語
- 悪魔の沼(アンジー〈カイル・リチャーズ〉)※日本テレビ版(DVD収録)
- (王様)((アニー・デュコー))
- 王様と私(ルイ〈レックス・トンプソン〉)※東京12チャンネル版
- オーメン(ダミアン〈ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス〉)※LD版
- おじさんに気をつけろ!(マイルズ〈マコーレー・カルキン〉)※ソフト版
- がんばれ!ベアーズ(トビー・ホワイトウッド〈デヴィッド・スタンボー〉)※日本テレビ版
- グーニーズ(リッキー・ワン〈キー・ホイ・クァン〉)※TBS版
- 黒い稲妻(アンディ〈オリバー・グリム〉)※テレビ旧録版
- 黒い牡牛(ロナルド〈(マイケル・レイ)〉) ※TBS「月曜ロードショー」版
- 荒野の七人 ※テレビ朝日版
- サウンド・オブ・ミュージック(カタリナ〈エイダ・ベス・リー〉)※テレビ朝日版(公開50周年記念BD収録)、(バーニス〈エヴァドニ・ベイカー〉)※ソフト版
- サムソンとデリラ ※フジテレビ版
- 島の女(ニコ〈ピエロ・ジャグノーニ〉)※NET新録版
- 底抜け大学教授 ※フジテレビ版
- チャイルド・プレイ2(アンディ・バークレー〈アレックス・ヴィンセント〉)
- ドラゴン・ワールド(トウィッティングハム嬢)※VHS版
- 波も涙も暖かい(アルヴィン〈エディ・ホッジス〉)
- ハワイ(チャリティー・ブルームリー〈(ダイアン・シェリー・ケース)〉)※TBS版
- 必死の逃亡者(ラルフ〈リチャード・アイアー〉)※フジテレビ版
- 柔らかい肌(サビーヌ〈サビーヌ・オードパン〉)
- 若草物語 ※東京12チャンネル版
ドラマ
- 0011ナポレオン・ソロ ※日本テレビ版
- 特捜刑事マイアミ・バイス(トミー〈アニー・ゴールデン〉)※テレビ東京版
- (ママは太陽)(トビー・マーティン〈(トッド・スターク)〉)
- ワイオミングの兄弟(エミー〈タミー・ロック〉)
アニメ
- とび出せフィリックス(フィリックス)
- マイティ・ハーキュリー(ニュートン)
CD
- ニューヨーク・ニューヨークドラマCD(エイダ・ウォーカー)
- ビデオ・ゲーム・グラフィティ(プーカ)
テレビドラマ
- (がんばれ!竜馬先生)
- バス通り裏
テレビ番組
- ゴロンタ劇場(トムトム)※「おかあさんといっしょ」内のコーナー
- それいけノンタック(ノンタック)
人形劇
- こどもにんぎょう劇場「おばけガスのはくぶつかん」
その他コンテンツ
- 放送大学 聞き手として出演
出典
- ^ 『声優名鑑』成美堂出版、1999年、145頁。ISBN (978-4415008783)。
- ^ 『TVアニメ大全科part2』秋田書店、1979年、223頁。
- ^ a b c d e f “菅谷 政子”. アーツビジョン. 2021年3月4日閲覧。
- ^ 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、84頁。
- ^ a b 『日本タレント名鑑(2000年版)』VIPタイムズ社、2000年、672頁。
- ^ a b 『アニメーション大百科』東京三世社、1981年、176-177頁。
- ^ “菅谷政子(すがやまさこ)の解説”. goo人名事典. 2021年3月4日閲覧。
- ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、86頁。
- ^ “声優・菅谷政子さん死去、がん闘病の末…「エースをねらえ!」「パーマン」「ハットリくん」などで主要な役”. デイリースポーツ (2021年3月3日). 2021年3月4日閲覧。
- ^ “訃報”. アーツビジョン公式サイト. アーツビジョン (2021年3月2日). 2021年3月4日閲覧。
- ^ “パーマン”. メディア芸術データベース. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “ウメ星デンカ”. トムス・エンタテインメント. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “エースをねらえ!”. トムス・エンタテインメント. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “草原の少女ローラ”. 日本アニメーション. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “フランダースの犬”. 日本アニメーション. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “新・エースをねらえ!”. トムス・エンタテインメント. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “鉄腕アトム(1980)”. 手塚治虫公式サイト. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “ブレーメン4 地獄の中の天使たち”. 手塚治虫公式サイト. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “プロゴルファー猿”. メディア芸術データベース. 2021年3月4日閲覧。
- ^ “チックンタックン”. ぴえろ公式サイト. 2022年7月9日閲覧。
- ^ “エースをねらえ! 劇場版”. トムス・エンタテインメント. 2021年3月4日閲覧。
外部リンク
- 菅谷 政子|株式会社アーツビジョン
- 菅谷政子のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
- 菅谷政子の解説 - goo人名事典
- 菅谷政子 - KINENOTE
- 菅谷政子 - オリコン
- 菅谷政子 - MOVIE WALKER PRESS
- 菅谷政子 - 映画.com
- 菅谷政子 - allcinema
- 菅谷政子 - 日本映画データベース