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荒木哲郎

荒木 哲郎(あらき てつろう、1976年11月5日 - )は、日本アニメーターアニメ監督演出家である[1]。『望月三郎』の名義で演出や原画に参加することもある。埼玉県狭山市出身。血液型はB型。妻はアニメの編集技師の肥田文[注 2][2][3]

あらき てつろう
荒木 哲郎
別名義 望月 三郎(もちづき さぶろう)
生年月日 (1976-11-05) 1976年11月5日(46歳)
出生地 日本埼玉県狭山市
職業
活動期間 1999年代 -
配偶者 肥田文
主な作品
監督
おとぎ銃士 赤ずきん
DEATH NOTE
黒塚 KUROZUKA
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
ギルティクラウン
進撃の巨人[注 1]
甲鉄城のカバネリ
バブル
(テンプレートを表示)

経歴

西武学園文理高校専修大学文学部人文学科を卒業。

1999年4月、マッドハウスに入社[4][5]制作進行を経て2年目から演出を始め、『ギャラクシーエンジェル』の演出で注目を集める[5][6]

2005年、OVA『おとぎ銃士 赤ずきん』で監督デビューする[6]

2010年9月、マッドハウスを退社[4]

2013年4月からテレビアニメ『進撃の巨人』シリーズの監督を務める。2014年、同シリーズの劇場版で初めて映画の監督を務める。

2013年10月、『Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2013』で監督賞を受賞し、2014年に『東京アニメアワードフェスティバル 2014』アニメ オブ ザ イヤー部門で監督賞を受賞した。

2022年5月、オリジナル劇場アニメ『バブル』が全国公開[7]

人物

進撃の巨人』シリーズにおいてアニメ制作会社WIT STUDIOとのタッグで生み出した立体機動と呼ばれるアクション映像で世界的にも評価の高い監督とされる[8]

演出において、アニメは大勢の力を借りなければ作れないため、フィルムをコントロールする上で絵コンテを描くことは仕事の半分にすぎず、残りの半分の打ち合わせが重要だと断言している[9]

自分で絵を描いて直してしまうタイプの監督であり、その結果、本来の監督としての仕事が後回しになって作業を止めてしまうことがある[10]。しかし、『進撃の巨人season2』で初めて総監督という肩書であり、season1では助監督の肥塚正史監督に絵コンテの事前チェック、設定関係や本編作画の確認などを任せた結果、作業が効率化されて制作もスムーズに進んだ上に、ちゃんと自分の作品だと誇れるものに仕上がったという[11]

アニメ業界に入ったのは、映像業界で演出をやりたかったからとしている[6]。大学生の頃はマンガを描いて持ち込みをしたり、Hi8(ビデオ)で映画を作ったりしていたが、1999年当時はアニメ番組が数多く放送されていたため、そこならチャンスも多いだろうと考えてマッドハウスに入社を決めた[6]

マッドハウス時代のエピソードとして、進行の仕事中に他のアニメ会社へ送る資料に対し、送り先の作風に合わせた宛名(ホラー作品の多い会社には血が滴るような文字で会社名を記載する等)を書いていた。のちにそのイタズラが上司に発覚し、泣くほど叱られた。

元々、アニメが好きで影響を受けた作品として富野由悠季の一連の作品や『新世紀エヴァンゲリオン』を挙げている[6]。富野由悠季については、憧れの存在であり、アニメ業界に入ってからずっと彼のような作品を作りたいと思って生きてきたと語っている[12][13]。彼に影響を受けた部分としては、通り一遍ではない人間の感情を描くところを挙げている[13]

新海誠のことを同じアニメを作る者としてリスペクトしている[2]

"ライバル"は「長井龍雪」とのこと[12]

平尾隆之とはマッドハウス時代の同期であり、平尾が監督を務める作品に原画として参加することもある。月刊アニメ雑誌アニメージュで平尾隆之とコラム「バリウタの愛を知りたい!!」を掲載している[14]

ギャラクシーエンジェル』に関わっていた時代、荒木が演出を担当した回は内外から「暴走している」と言われていた[15][16]。これは作品自体が寛容な振り幅を持っていたことから、いかなるパロディネタについてもゴーサインが出されたためである。この独特な不条理感を放つ「荒木演出」は、高柳滋仁の演出と相俟って第2期以降の方向性にかなりの影響を与えた。

甲鉄城のカバネリ』の制作に際して荒木は、設立されてから5年が経ったこともあってWIT STUDIOのスタッフが「凄い軍団になってきたな」と称しており[17]、『進撃の巨人』の制作時より頼もしくなったとしている[17]。また、総作画監督としてオファーした丸藤広貴に対し、短時間で大量に修正する丸藤を称賛している[17]

バブル』のキャラクターデザイン原案の小畑健に対し、荒木は『DEATH NOTE』で監督を務めたこともあって「別の人を検討すらしていなかった」として小畑へオファーした[18]

肩書き上は演出家であるが、イラストについても秀でた才能を持ち、『ギャラクシーエンジェル』におけるデフォルメキャラのデザインや関連書籍[19]内でスタッフの似顔絵および小説の挿絵を担当したこともある(代表的なのは第4期のエンドロール)。

作品リスト

テレビアニメ

1999年
2001年
2002年
2003年
2004年
  • ギャラクシーエンジェル(第4期、絵コンテ・演出)
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2016年
2017年
  • 進撃の巨人 Season 2(総監督・演出[注 6]・OP絵コンテ・ED演出)
2018年
  • 進撃の巨人 Season 3(総監督・演出[注 7]
2020年
2022年

| 2023年 | ヴィンランド・サガ Season2(OP2絵コンテ/演出)

劇場アニメ

2000年
2006年
2011年
2012年
2014年
  • 劇場版 進撃の巨人 前編〜紅蓮の弓矢〜(監督
2015年
  • 劇場版 進撃の巨人 後編〜自由の翼〜(監督
2016年
  • 甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光(監督
2017年
  • 甲鉄城のカバネリ 総集編 後編 燃える命(監督
2019年
  • 甲鉄城のカバネリ〜海門決戦〜(監督・脚本)
2022年
  • バブル監督・絵コンテ・演出・ED絵コンテ/演出)[18]

OVA

2000年
  • すてきですわ、さくらちゃん! 知世のカードキャプターさくら 活躍ビデオ日記!(絵コンテ・演出)
  • すてきですわ、さくらちゃん! 知世のカードキャプターさくら 活躍ビデオ日記スペシャル!(絵コンテ・演出)
2005年

ゲーム

2010年

出版物

雑誌連載

  • 2014年 - 連載中 「荒木哲郎×平尾隆之 バリウタの愛を知りたい!!」(アニメージュ) - 平尾隆之との対談形式のコラム。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 第2期以降は総監督。
  2. ^ GONZOの元社員。荒木が演出した『ギャラクシーエンジェル』や『DEATH NOTE』の編集にも携わっていた。
  3. ^ a b c d e 望月三郎名義。
  4. ^ 第1話[21]、第25話[22]
  5. ^ 第1話[21]、第25話[22]
  6. ^ 第37話[23]
  7. ^ 第54話[24]、第59話[25]

出典

  1. ^ “「甲鉄城のカバネリ」総集編特集 荒木哲郎監督×澤野弘之対談”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2016年12月22日). 2022年1月19日閲覧。
  2. ^ a b “スペシャルインタビュー 肥田 文(ひだ あや) 『星を追う子ども』編集”. 映画『星を追うこども』公式サイト. 2022年1月20日閲覧。
  3. ^ “荒木哲郎の夢と26人の刺客 ■刺客その4 『ヨメ』”. マッドハウス. 2022年3月12日閲覧。
  4. ^ a b “マッドハウスの深層探訪①「進撃」の荒木 -そのマッドハウス時代-”. マッドハウス. 2022年3月12日閲覧。
  5. ^ a b “『進撃の巨人』の監督が語るマネジメントの“壁”|荒木哲郎監督 (1)”. WEDGE Infinity. ウェッジ (2017年9月7日). 2022年1月20日閲覧。
  6. ^ a b c d e “”. 一般社団法人日本動画協会. マイナビ. 2015年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月20日閲覧。
  7. ^ “荒木哲郎監督 × WIT STUDIO オリジナルアニメ 『バブル』劇場公開&全世界配信決定 特報映像&キャスト公開”. SPICE(スパイス). イープラス (2021年12月7日). 2022年1月19日閲覧。
  8. ^ “志尊淳、来年5月13日に日本公開の映画「バブル」でアニメ主演声優!”. 産経新聞社. (2021年12月7日). https://www.iza.ne.jp/article/20211207-TJTM3PMQRVK6VP6AYM6K6VW4UA/ 2022年1月20日閲覧。 
  9. ^ “「進撃」「カバネリ」荒木哲郎監督が語る"絵コンテ"の極意とは? 富野由悠季監督からの教えも明かす”. アニメ!アニメ!ビズ. イード (2019年11月8日). 2022年3月12日閲覧。
  10. ^ “『進撃の巨人』の監督が語るマネジメントの“壁”|荒木哲郎監督 (2)”. WEDGE Infinity. ウェッジ (2017年9月7日). 2022年1月20日閲覧。
  11. ^ “『進撃の巨人』の監督が語るマネジメントの“壁”|荒木哲郎監督 (3)”. WEDGE Infinity. ウェッジ (2017年9月7日). 2022年1月20日閲覧。
  12. ^ a b “甲鉄城のカバネリ:荒木哲郎監督がオリジナルアニメ制作の裏側語る 富野監督の影響も”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 株式会社MANTAN (2016年4月2日). 2022年1月20日閲覧。
  13. ^ a b 森樹 (2021年8月2日). “荒木哲郎 演出家 ①『逆襲のシャア』で生まれた演出家・富野由悠季への憧れ”. Febri. 一迅社. 2022年1月20日閲覧。
  14. ^ @hikaruufo (2014年11月10日). (ツイート). 2022年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。Twitterより2022年3月19日閲覧
  15. ^ アルバム ギャラクシーエンジェル レシピブック 2002, p. 84.
  16. ^ アルバム ギャラクシーエンジェル レシピブック 2002, p. 105.
  17. ^ a b c d e “若い世代に届ける作品は若い人だけで作る必要はない──『甲鉄城のカバネリ』荒木哲郎監督が目指した世界を語る”. アニメイトタイムズ (2016年12月31日). 2022年3月19日閲覧。
  18. ^ a b “オリジナルアニメ映画『バブル』日本が世界に誇るトップクリエイター陣が集結! 荒木哲郎監督らコメント&場面カット公開!”. アニメイトタイムズ (2022年3月14日). 2022年3月19日閲覧。
  19. ^ アルバム ギャラクシーエンジェル レシピブック 2002.
  20. ^ “学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD : 作品情報”. アニメハック. 2020年9月19日閲覧。
  21. ^ a b “第1話 二千年後の君へ”. TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト. 2022年3月19日閲覧。
  22. ^ a b “第25話 壁―ストヘス区急襲③―”. TVアニメ「進撃の巨人」公式サイト. 2022年3月19日閲覧。
  23. ^ “第37話 叫び”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 2公式サイト. 2022年3月19日閲覧。
  24. ^ “第54話 勇者”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 3公式サイト. 2022年3月19日閲覧。
  25. ^ “第59話 壁の向こう側”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 3公式サイト. 2022年3月19日閲覧。
  26. ^ “BUMP×荒木哲郎『SPY×FAMILY』ノンクレジットOP映像先行公開 フォージャー家のさまざまな日常”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年9月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2250993/full/ 2022年9月28日閲覧。 

参考文献

  • 『ロマンアルバム ギャラクシーエンジェル レシピブック』徳間書店、2002年。ISBN (4-19-720216-4)。 

関連項目

外部リンク

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