荒井 洋明(あらい ひろあき、1983年8月3日 - )は、日本のミュージシャン。シグナルP、Diosといった名義も用いており、現在は、それらをつなげたDios/シグナルP名義での活動を主としている。
概要
この節の加筆が望まれています。 |
専門学校(東京スクールオブミュージック専門学校)在学中にプロの音楽家としてデビュー。その後はフリーランスの作曲家、編曲家、エンジニアとして活躍し、玉置成実の「Realize」(作曲は同校先輩の大谷靖夫)の編曲といった一般アーティストの楽曲も手掛けている[1]。
また、2007年の12月末に歌声合成ソフト鏡音リン・レンを導入、当初は仮歌に使用する目的で購入したものであったが、動画投稿サイトニコニコ動画にて鏡音リン・レンを用いたオリジナル楽曲を発表するようになり、「伝説のリン廃」「鏡音リン・レンマスター[2]」として知られるようになった[1]。シグナルPという別名はニコニコ動画におけるデビュー作品「リンリンシグナル[3]」が由来(Pはプロデューサーの略)でユーザーにより付けられた愛称で、また従来のシグナルPとしての活動とは異なる作風路線を開拓するため、「Dios」という名義も使用している[4]。2011年にはEXIT TUNESより『EXIT TUNES PRESENTS THE BEST OF Dios/シグナルP』をリリース、VOCALOIDプロデューサーとしてもメジャーデビューした。
商業作品(Dios、シグナルP名義のもの)
- EXIT TUNESから発売された作品の販売元は全てポニーキャニオン。
CD
- 『EXIT TUNES PRESENTS THE BEST OF Dios/シグナルP』(EXIT TUNES、2011年9月21日発売)
- 「Dios/シグナルP feat. 鏡音リン・レン・GUMI・初音ミク・巡音ルカ・KAITO」名義で発売。ジャケットイラストレーターはたま。なお、発売元のクエイクは翌週にエグジットチューンズに社名変更したため、クエイクとしては同日にリリースした『EXIT TUNES PRESENTS Supernova 6』(荒井は不参加)と共に最後のリリース作品となった。
- エンクロージャー / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン、鏡音レン
- 革命 / Dios/シグナルP feat. 巡音ルカ
- リンリンシグナル / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン、鏡音レン
- UNBALANCE / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン
- サンドリヨン / Dios/シグナルP feat. 初音ミク、KAITO
- ラ・ピュセル / Dios/シグナルP feat. 巡音ルカ
- トロピカル・サマー / Dios/シグナルP feat. GUMI
- twinkle our days -Digi mix- / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン
- Transmit / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン
- 会いたい / Dios/シグナルP feat. GUMI
- Sigh / Dios/シグナルP feat. 鏡音レン
- TABOO / Dios/シグナルP feat. 初音ミク
- CHU!して! / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン
- ラビリンス / Dios/シグナルP feat. 鏡音リン
- Brand-new Step / Dios/シグナルP feat. GUMI
- サンドリヨン / Dios/シグナルP feat. 赤飯、Mayumi Morinaga
- 会いたい / Dios/シグナルP feat. Mayumi Morinaga
- 作詞
- Dios/シグナルP(#1、#3、#4、#7、#9)
- Shino(#1、#4、#8、#14)
- もっちりオヤジ(#2、#12)
- orange(#5、#6、#16)
- Deadman(#10、#17)
- 花束P(#11)
- 結月(#13)
- Kaya(#15)
- 作曲・編曲 - Dios/シグナルP(全曲)
配信
いずれも鏡音リン・レンの発売元クリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」より発売。
- 『SIGNALOID BOX』(KarenT、2009年3月11日発売)
- CHU! して!(feat. 鏡音リン)
- Time & Space(feat. 鏡音リン)
- ライバル(feat. 鏡音リン)
- 怪盗KAITO~今宵も君を求めて~(feat. KAITO)
- ひまわり(feat. 初音ミク & 鏡音リン)
- 音のリズム♪(feat. 初音ミク、鏡音リン・レン & KAITO)
- サンドリヨン(feat. 初音ミク & KAITO)
- repeated Regret(feat. 鏡音リン)
- ファミリンコンピューター(feat. 鏡音リン)
- Overcome(feat. 鏡音レン)
- 想いをこめて(feat. 初音ミク & KAITO)
- Transmit(feat. 鏡音リン)
- 桜舞う日(feat. 初音ミク)
- リンリンシグナル(feat. 鏡音リン・レン)
- 『DigiStyling』(KarenT、2011年8月3日発売)
- Rise (feat. メグッポイド)
- UNBALANCE (feat. 鏡音リン)
- twinkle our days -Digi mix- (feat. 鏡音リン)
- 会いたい -GUMI Ver.- (feat. メグッポイド)
- カーニバル (feat. 初音ミク)
- ラ・ピュセル (feat. 巡音ルカ)
- Transient snow (feat. 鏡音リン)
- PHANTOM (feat. 鏡音リン)
- キミボシ -Birthday mix- (feat. メグッポイド)
- Just Be Friends -Punk Ballade mix- (feat. 巡音ルカ)
- 『EXIT TUNES PRESENTS THE BEST OF Dios/シグナルP』(KARENT、2012年8月10日発売)
- メジャーデビューアルバムのKARENT配信。前述。
楽曲提供・参加作品
- 『Realize』(ソニー・ミュージック・レコーズ、2003年7月24日発売)
- 玉置成実の2枚目のシングル。タイトル曲「Realize」の編曲を大谷靖夫との共同で担当。同楽曲はTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の第4期OPテーマに起用された。
- 『Prism』(Peertone、2009年6月10日発売)
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク』(EXIT TUNES、2009年6月17日発売)
- EXIT TUNESボカロコンピシリーズの2作目。「サンドリヨン(Cendrillon)」を提供。
- 『EXIT TUNES PRESENTS 神曲を歌ってみた』(EXIT TUNES、2009年10月7日発売)
- 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova』(EXIT TUNES、2009年12月2日発売)
- ネットで人気のミュージシャンの楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「twinkle our days」を提供。
- 『VL-SCRAMBLE』(キングレコード、2010年3月24日発売)
- VOCALOIDを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「UNBALANCE feat.鏡音リン」を提供。
- 『EXIT TUNES PRESENTS SUPER PRODUCERS BEAT MIXED BY Ryu☆』(EXIT TUNES、2010年4月7日発売)
- Ryu☆(中原龍太郎)によるリミックスアルバム。「サンドリヨン」を提供。
- 『もっとおかわり、リン・レン ルカ』(セガ、2010年7月1日発売)
- PlayStation Portable用リズムアクションゲーム『初音ミク -Project DIVA-』の追加ダウンロードコンテンツ。ゲーム内に使用される曲として「Transmit」を提供。
- 『MOMO-i REMIXIES AKIHABA LOVE』(AKIHABA LOVE RECORDS、2010年7月7日発売)
- 桃井はるこのリミックスアルバム。「ルミカ-Powerful Lumica edit」のリミックスを担当。
- 『VOCALOID LOVESONGS Girls Side』(MOER、2010年9月22日発売)
- VOCALOIDを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「リンリンシグナル」を提供。
- 『VOCALO LOVERS feat.初音ミク』(ドリーミュージック、2011年3月2日発売)
- VOCALOIDを用いた恋愛をテーマにした曲を収録したコンピレーション・アルバム。「UNBALANCE」を提供。
- 『Digital Trax presents VOCALO★POPS BEST feat. 初音ミク』(avex trax、2011年3月9日発売)
- VOCALOIDを用いたポップスを集めたベストアルバム。「サンドリヨン」を提供。
- 『EXIT TUNES PRESENTS GUMism from Megpoid』(EXIT TUNES、2011年3月16日発売)
- Megpoidを用いた楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「会いたい」を提供。
- 『初音ミクVision』(ポニーキャニオン、2011年7月20日)
- VOCALOID関連作品のPV集。GlassCore feat. MTRAによる「アドレサンス」のPVを収録。
- 『Digital Trax presents VOCALO★TRANCE BEST』(avex trax、2011年10月5日発売)
- VOCALOID曲のトランスアレンジを収録したアルバム。「サンドリヨン」を提供。歌い手は鋼兵とうさ。
- 『(初音ミク-Project DIVA- extend Complete Collection)』(ソニー・ミュージックダイレクト、2011年11月9日発売)
- ゲームソフト『初音ミク -Project DIVA- extend』の公式コンピレーションアルバム。ゲームに提供した「リンリンシグナル」を収録。
- 『初音ミク -Project DIVA- extend』(セガ、2011年11月10日発売)
- ゲーム内に使用される楽曲として「リンリンシグナル」を提供。
- 『Vocalo Vision feat.初音ミク』(ポニーキャニオン、2011年12月21日発売)
- VOCALOID関連作品のPV集。御厨わたによる「エンクロージャー」のPVを収録。
- 『ボカロダンス〜ベスト・アゲ!トラックス〜feat.初音ミク』(EMIミュージック・ジャパン、2012年2月29日発売)
- VOCALOIDによるダンス系の楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「エンクロージャー」を提供。
- 『初音ミク and Future Stars Project mirai』(セガ、2012年3月8日発売)
- ゲーム内に使用される楽曲として、40mPの「妄想スケッチ」で鏡音リン歌唱版のマニピュレートを担当。
- 『小室哲哉 meets VOCALOID』(avex trax、2012年3月28日発売)
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocalogemini feat.鏡音リン、鏡音レン』(EXIT TUNES、2012年4月4日発売)
- 鏡音リン・レンを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「リンリンシグナル」を提供。
- 『初音ミク 5thバースデー ベスト〜memories〜』(ソニー・ミュージックダイレクト、2012年8月1日発売)
- 初音ミク発売5周年を記念したベストアルバム。「サンドリヨン(Cendrillon)」を提供。
- 『ボカロ超ミックス39 feat. 初音ミク』(EMIミュージック・ジャパン、2012年9月26日発売)
- VOCALOIDを用いた楽曲をノンストップ・ミックスしたコンピレーション・アルバム。「リンリンシグナル」、「サンドリヨン」を提供。
- 『VOCALOID3 meets TRF』(avex trax、2013年3月27日発売)
- VOCALOIDを用いたTRFのカバーアルバム。「BRAND NEW TOMORROW」を担当。
- 『Vivid Telepathy』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント、2014年11月19日発売)
- 玉置成実の24枚目のシングル。タイトル曲「Vivid Telepathy」の編曲を担当。同楽曲はTVアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』の後期EDテーマに起用された。
- 『2222』(2015年4月25日発売)
- むすめん。の2枚目のアルバム。「マジカルステッキ☆」、「Last Regret」の作曲・編曲を担当。
- 『Secret』(2017年4月29日発売)
- MeseMoa.の1枚目のアルバム。「今だけは…」、「Black Rose」の作曲・編曲を担当。
- 『ミルフィーユ』(2017年5月28日発売)
- *ChocoLate Bomb!!の1枚目のアルバム。「青色メモリー」を提供。また、「脳内妄想☆レボリューション」、「Good Night」の作曲・編曲を担当。
- 『It's Showtime!』(2019年1月29日発売)
- MeseMoa.の2枚目のアルバム。「REi」の作曲・編曲を担当。
脚注
- ^ a b 「特集 VOCALOID」『DTM magazine』(通号 173) 2008.8、寺島情報企画、34頁。
- ^ a b 佐藤和也 (2009年4月17日). “CD「鏡音リン・レン feat. 下田麻美『Prism』」が6月10日にリリース--下田麻美さん初のソロCDアルバム発売”. GameSpot Japan (CNET Japan) 2009年9月27日閲覧。
- ^ 同曲については「Hiroaki Arai」の名義で発表されている(“双子姉弟「鏡音リン・レン」、「禁断の愛」歌う?”. J-CAST テレビウォッチ (ジェイ・キャスト). (2008年1月12日) 2009年9月27日閲覧。)
- ^ 本多らな『初音ミク・名曲ガイド』ヤマハミュージックメディア、2009年、124頁頁。(ISBN 978-4-636-84684-3)。
関連項目
外部リンク
Facebook以外は全てDios/シグナルP名義。
- twinkledisc(Dios/シグナルP) - 公式サイト
- アーティスト詳細:『Dios/シグナルP』 - KARENT
- Dios/シグナルP (@Hiroaki_Arai_) - Twitter
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