篠木 雅博(しのき まさひろ、1950年9月21日 - )は、日本の実業家・音楽ディレクター。株式会社パイプライン顧問[3]。東京都出身。
音楽ディレクターとして東芝EMIや徳間ジャパンで数々のヒット曲やアーティストを世に出し、2010年から2016年までは徳間ジャパンコミュニケーションズ代表取締役社長を務めた[1][4]。
人物
1973年に渡辺プロダクションに入社、主に「しらけ鳥音頭」「電線音頭」「タコフン音頭」の音頭3部作[注 2] や「架空実況中継 阪神タイガースが優勝した日」[注 3] というカセットテープなどの企画物を手掛けた[1][2][3]。(渡辺音楽出版)を経て1991年に入社した東芝EMIでは、制作ディレクターとして布施明、アン・ルイス、大塚博堂、五木ひろし等を手掛け、石嶺聡子や椎名林檎のデビューを仕掛けた[1][2][3][4]。2002年に徳間ジャパンコミュニケーションズに入社後も制作マンとしての手腕を発揮し、リュ・シウォン、Perfume、Sonar Pocketを躍進に導き、2010年には代表取締役社長に就任する[1][2][3]。
経歴
- 1973年4月 - 渡辺プロダクション入社。
- 1991年2月 - 東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)入社。
- 1999年5月 - リワインドレコ-ディングス[注 4]入社。
- 2002年6月 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ入社。
- 2010年5月 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ代表取締役社長就任。一般社団法人 日本レコード協会理事長。
- 2016年5月 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ取締役を退任し、非常勤顧問に就任[5]。
- 2017年5月 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ顧問を退任し、株式会社パイプライン顧問に就任[3]。
著作
書籍
- 『歌えば何かが変わる―歌謡の昭和史』(篠木雅博・佐藤剛 著/徳間ジャパンコミュニケーションズ「微風」編集部 編、2015年2月、徳間書店)
- 『昭和懐かしの流行歌(はやりうた)―あの名曲、おぼえていますか』(篠木雅博 著、2018年12月、徳間書店)
連載
- 夕刊フジ「発掘!流行り歌 徒然草」(2016 - 2017年)
- 夕刊フジ「昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー列伝」(2018年 - )
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f “第120回 篠木 雅博 氏 (株)徳間ジャパンコミュニケーションズ 代表取締役社長”. Musicman-NET (2014年5月28日). 2021年6月28日閲覧。
- ^ a b c d “【発掘!流行り歌 徒然草】あのヒット曲 秘話を開封 布施明「積木の部屋」(1974年)”. ZAKZAK. 夕刊フジ (2016年4月5日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b c d e “【昭和歌謡の職人たち 伝説のヒットメーカー烈伝】阿久悠さん、映画の世界を思い浮かべながら作詞”. ZAKZAK. 夕刊フジ (2018年6月18日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b “名曲の制作秘話明かす!徳間ジャパン元社長・篠木雅博氏コラムが一冊に”. サンケイスポーツ (2018年12月25日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ “徳間ジャパンおよび関係会社の役員人事を発表”. ガジェット通信 GetNews. 東京産業新聞社 (2016年5月26日). 2019年7月20日閲覧。