第2回全日本都市対抗野球大会

第2回全日本都市対抗野球大会（だい2かいぜんにほんとしたいこうやきゅうたいかい）は、1928年8月5日から8月9日まで明治神宮野球場で行われた都市対抗野球である。

概要

• 今大会から、一部ながらではあるが、地区予選が導入された。その結果、満洲地区では初代王者となった満洲倶楽部が敗れ、大連実業団が出場権を得た。
• 出場チームは前回大会より1チーム増えた13チーム。
• 本来8月1日から開幕する予定であったが、雨にたたられ4日間順延。5日は小雨の中やっと決行された。
• 優勝したのは大連実業団。2年続けて黒獅子旗は海を渡り、本土の野球ファンを大いに悔しがらせた。

出場チーム

• 函館市・函館太洋倶楽部（初出場）
• 仙台市・仙台鉄道局（2年連続2回目）
• 高崎市・高陽倶楽部（初出場）
• 東京市・東京倶楽部（2年連続2回目）
• 横浜市・全横浜（2年連続2回目）
• 松本市・松本機関庫（初出場）
• 名古屋市・名古屋鉄道局（2年連続2回目）

• 大阪市・全大阪（2年連続2回目）
• 神戸市・全神戸（2年連続2回目）
• 呉市・全呉（2年連続2回目）
• 八幡市・八幡製鐵（初出場）
• 京城府・京城殖産銀行（初出場）
• 大連市・大連実業団（初出場）

大会

1回戦

• 第1試合（8月5日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
東京倶楽部	1	0	0	1	0	1	0	0	0	3
函館太洋倶楽部	0	0	0	0	1	0	0	0	0	1

1. 勝：新田  敗：皆川  

• 第2試合（8月6日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
京城殖産銀行	1	0	0	0	1	0	0	3	0	5
高陽倶楽部	0	0	2	0	1	0	0	0	0	3

1. 勝：高原  敗：片岡  

• 第3試合（8月6日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
松本機関庫	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
名古屋鉄道局	2	0	0	0	0	2	0	1	x	5

1. 勝：武田  敗：南  

• 第4試合（8月6日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
全神戸	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
大連実業団	3	0	0	0	2	0	0	2	x	7

1. 勝：岩瀬  敗：今北  

• 第5試合（8月6日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	R
全横浜	0	0	3	1	1	0	0	0	0	0	4	9
全呉	0	4	0	0	0	1	0	0	0	0	0	5

1. 延長11回
2. 勝：小林  敗：山本  

2回戦

• 第1試合（8月7日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
仙台鉄道局	0	0	0	0	0	0	0	0	1	1
全大阪	0	0	4	0	3	2	0	2	x	11

1. 勝：鶴田  敗：菅原  

• 第2試合（8月7日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
東京倶楽部	3	1	1	0	0	3	0	0	0	8
八幡製鉄	0	1	1	0	1	0	2	0	0	5

1. 勝：沢  敗：西村  

• 第3試合（8月7日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
名古屋鉄道局	0	0	2	0	0	1	0	0	0	3
京城殖産銀行	1	0	0	4	0	0	3	0	x	8

1. 勝：角谷  敗：武田  

• 第4試合（8月7日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
全横浜	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
大連実業団	6	2	0	6	7	1	0	1	x	23

1. 勝：山本  敗：小林  

準決勝

• 第1試合（8月8日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	R
東京倶楽部	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	1	2
京城殖産銀行	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1

1. 延長11回
2. 勝：新田  敗：高原  

• 第2試合（8月8日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	R
全大阪	2	3	0	0	0	1	0	0	0	0	6
大連実業団	0	0	2	0	0	1	0	1	2	1x	7

1. 延長10回
2. 勝：岩瀬  敗：鶴田  
3. 本塁打
   大阪：安江
   

決勝

• 決勝戦（8月9日）

チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R
東京倶楽部	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
大連実業団	0	0	0	0	0	0	1	0	x	1

1. 勝：岩瀬  敗：新田  
2. （大連実業団は初優勝）