『空手風雲児』(からてふううんじ)は、1964年12月6日から1965年2月28日まで、日本テレビ系列で、日曜19時30分 - 20時00分に放送されたテレビ映画である。提供は明星食品。製作は、東映出身の映画監督・島津昇一が設立した島津プロ[1]。
概要
牧野吉晴の小説『空手風雲録』を原作として、明治初期の沖縄を舞台に、空手の名手である忍勇作(しのぶ ゆうさく)が、沖縄を武者修行して様々な武術の達人と対決していく中で、空手の真髄を知り、人間として成長していく姿を描く。当初は26話の予定だったが、視聴率低迷のため全13話で終了した[2]。
出演
スタッフ
- 原作:牧野吉晴(「空手風雲録」より)
- 脚本:岩井基成、秋元隆太、佐冶乾
- 監督:島津昇一
- 製作:島津プロ
放送リスト
エピソード
主演の園田哲也は、女優本間文子の息子で、当時日大芸術学部に在籍の22歳[1]。「痩身で、空手をやりそうな青年」のイメージに合致して抜擢されたが、空手は未経験のため、主役決定と同時に空手協会に出向いて稽古をつけている[3]。