神奈川中央交通 中山営業所(かながわちゅうおうこうつう なかやまえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市旭区白根町967-2にある[1]神奈川中央交通(神奈中バス)の営業所である。最寄バス停留所は「中山車庫」[1]および「白山高校」。
子会社に委託されていない神奈川中央交通直轄の営業所としては最も新しい[注釈 1]。
(所属車両の社番)の頭文字は「な」[2]。
横浜市旭区上川井の亀甲山バス停留所付近(かつての横浜市営バス亀甲山詰所跡地)に休憩・待機用の小規模な車庫があり、中山車庫から距離のある若葉台中央方面の路線の休憩に使用している。
中山営業所全体の特徴として、横浜市営バスとの共同運行路線(23・40・56・119)及び移管された路線群(1・5・62・115・116・121)が非常に多い。
沿革
現行路線
横浜駅西口 - 千丸台団地方面
- 62(急行):横浜駅西口 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 西谷駅前 - 下白根橋 - 千丸台団地
- 62(急行):横浜駅西口 → 洪福寺 → 和田町 → 梅の木 → 西谷駅前 → 下白根橋 → 千丸台団地 → 千丸台集会所
神奈川中央交通の急行路線バスで唯一の横浜駅西口乗り入れ路線で、梅の木 - 千丸台集会所間にて横浜市営バス248系統との共通定期券が利用可能である[6]。急行運転区間は横浜駅 - 下白根橋間で、洪福寺・峯小学校前・和田町・上星川・川島町・梅の木・西谷駅前に停車する。当初は横浜営業所笹下車庫[7]の担当でのちに舞岡営業所へ移管、大和営業所中山操車所との共同運行を経て現在は中山営業所が全便を担当する。なお、急行運転区間においては各停留所に止まる路線として、後述の横52および5系統などがある。
2007年3月31日までは相鉄バスも共同運行に加わっていたが、翌日以降は相鉄バス担当分をそのまま神奈川中央交通へ移管しており、横浜市営バスとの運行比率は1:2となっていた。同年12月1日からは、日中の横浜駅発を全て千丸台集会所へ延伸した[8]が、横浜駅方向は全便が千丸台団地始発のままである[8]。
2018年12月1日、土曜・休日の横浜駅方向において洪福寺から横浜駅までの経路を、鶴屋町三丁目交差点経由から岡野町交差点経由へ経路変更した。これは鶴屋町三丁目交差点を右折して駐車場へ入庫する一般車両が多く、その渋滞を回避するのが目的である。
2021年3月31日をもって横浜市営バスの運行を終了して神奈川中央交通の単独運行となり、共通定期券取扱区間も梅の木~千丸台団地・集会所間へ短縮された。
横浜駅西口 - 梅の木 - 中山駅方面
- 1:横浜駅西口 - 松本 - 三ツ沢西町 - 和田町交差点 - 梅の木 - 上菅田町 - 鴨居町 - 緑車庫前 - 白山ハイテクパーク -(←緑消防署前 / 西村橋→)- 中山駅
- 1:三ツ沢西町 → 和田町交差点 → 梅の木 → 上菅田町 → 鴨居町 → 緑車庫前 → 白山ハイテクパーク → 西村橋 → 中山駅
- 横51:横浜駅西口 - 浅間町車庫前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 上菅田町 - 鴨居町 - 緑車庫前 - 白山ハイテクパーク -(←緑消防署前 / 西村橋→)- 中山駅
- 横52:横浜駅西口 - 浅間町車庫前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 西谷駅前 - 鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 三保橋 - 台村町 -(←緑区役所前)- 中山駅
- 中53:中山駅 -(緑区役所前→)- 台村町 - 三保橋 - 川井宿 - 今宿 - 鶴ヶ峰駅
- 中54:中山駅 -(緑区役所前→)- 台村町 - 三保橋 - 三保中央
横浜駅と横浜市営地下鉄グリーンラインおよび横浜線中山駅を結ぶ路線群である。1系統および横51は上菅田町を経由するが、横52は西谷駅・鶴ヶ峰駅を経由する。2016年3月26日に中山駅付近で経路変更が実施され、中山駅付近の経路が1系統・横51と横52・中53で異なり、さらに往復でも経由する停留所が異なるので注意が必要である。
終日運行されるのは1系統で、2007年10月1日に横浜市営バスから移管された[9]。横浜駅から和田町までは201・202系統(横浜市営バス)と同一経路で走行したのち、松本から国道1号(新道)へ進路を取るが和田町交差点で国道16号に合流する。毎時1便程度が確保されているほか、三ツ沢西町始発の区間便も2007年6月17日に新設され、早朝1便のみ運行される。横51は新設当初から神奈川中央交通による運行が続いており、西谷駅前の一つ手前である梅の木までは横52と同一経路ながら早朝時間帯のみの運行に抑えられ、日曜・休日は1往復のみである。
横52・中53は鶴ヶ峰駅経由で運行する路線群で、中53は中山側の区間便である。終日に渡って横52と中53が1時間に2本程度確保され、中山駅から交互に運行される。中54は中山駅から三保中央に至る短距離路線で、中山駅南口に設けられた専用停留所から発車する。横52・中53と並行するため、両路線の区間便でもある。
なお、横51・横52・中53系統は、元来は横浜営業所(笹下操車所)[7]の担当であり、舞岡への移管を経て、当営業所に移管された経緯がある。
鶴ヶ峰駅 - 若葉台中央 - 十日市場駅方面
- 峰02:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校 - 若葉台中央 - 郵便局前 - 十日市場駅
- 115:鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央
- 5:鶴ヶ峰駅 - 今宿(土曜・休日運休)
- 5:横浜駅西口 - 浅間町車庫前 - 洪福寺 - 和田町 - 梅の木 - 西谷駅前 - 鶴ヶ峰駅 - 今宿 - 川井宿 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央
鶴ヶ峰駅から国道16号を経由して横浜市内屈指の大型住宅「横浜若葉台団地」(若葉台中央)および十日市場駅へ向かう路線で、5系統(横浜駅発着)・115系統は2008年2月12日に横浜市営バスから神奈川中央交通へ移管された[10]。横浜市営バスでの運行は毎時1便程度だったものが移管を機に毎時2便へ拡大しているが、これは横浜駅 - 大貫橋間で経路が重複していた横04(横浜駅 - 西谷駅 - 鶴ヶ峰駅 - 大貫橋 - 鶴間駅)の大多数を振り替えたもので、減便された鶴間側は後述する間01(鶴間駅 - 鶴ヶ峰駅)が毎時1便程度に増発されて補完している。
5系統(鶴ヶ峰駅 - 今宿)は当初より神奈川中央交通による単独運行で、平日早朝に3往復が運行される。並行していた横浜市営バスによる5系統に今宿折返しの便は設定されておらず、共通定期券を取り扱っていた5系統に合わせて設定されたものと思われる。共同運行していない路線において、横浜市営バスの規則に則った系統番号が付与されるのは、この系統と131系統(急行、新横浜駅 → 羽沢横浜国大駅前 → 川島住宅)のみである。
なお、横浜市営バス担当時代の5系統は若葉台中央発着以外にも、大貫橋交差点を直進して一つ先の亀甲山で終点となる系統、亀甲山より更に先の卸センターまで至る系統なども存在していたが、卸センターへの路線は移管以前に廃止、亀甲山発着は神奈中への移管に際して若葉台中央発着便や横04系統が存在することから統合廃止され、若葉台中央発着便・よこはま動物園発着便(後述)、当初より神奈中が運行していた鶴ヶ峰駅 - 今宿の区間便の3つに整理された。
なお、横52系統や横04系統などの神奈中の路線とほぼ並走していたことから、横浜市営バス時代の5系統・115系統は共通定期券が取り扱われていた。
5系統の路線変遷については「(横浜市営バス保土ケ谷営業所#廃止・移管路線)」「(横浜市営バス若葉台営業所#過去に所管した系統)」も参照。
115系統は、横浜駅まで運行の5系統に対する鶴ヶ峰駅までの区間便のような存在で、当初より神奈中と横浜市営バス((保土ヶ谷営業所)・若葉台営業所)との共同運行であった。5系統と同時に115系統の横浜市営担当分も神奈中へ移譲され、現在では主に朝・夜のみの運行になっている。
峰02系統は、115系統を若葉台中央から先、十日市場駅まで延長した路線。若葉台中央 - 十日市場駅間は後述の23系統と同じ経路である。元々神奈中単独での運行。
鶴ヶ峰駅 - よこはま動物園方面
2008年2月12日に上記の5系統および115系統(横浜駅西口 - 鶴ヶ峰駅 - 若葉台中央)と同時に横浜市営バスから神奈川中央交通へ移管された路線である[10]。平日早朝のよこはま動物園方向は旭9(相鉄バス)と同一経路だが、共通定期券の取扱いは行っていない。2015年4月25日のダイヤ改正で、土曜・休日の14:59までに鶴ヶ峰駅を発車する便については、よこはま動物園北門終着まで延伸された[11]。なお「よこはま動物園北門」停留所は降車専用で、鶴ヶ峰駅方向は従来通り「よこはま動物園」始発で運行されるが、多客時の日中時間帯は通常経路である中原街道が混雑することもあり、よこはま動物園方向に限って横浜旭陵高校から先を経路変更して運行される[12]。
鶴ヶ峰駅 - グリーンヒル上白根方面
- 115:鶴ヶ峰駅 → 今宿ハイツ → グリーンヒル上白根 → 鶴ヶ峰駅
- 115:鶴ヶ峰駅 → 今宿ハイツ → グリーンヒル上白根
鶴ヶ峰駅から上白根地区の住宅街を時計回りに循環運行する路線で、「今宿ハイツ循環」と案内される。毎時2本程度運行され、平日夜間1便と土曜・休日の最終1便は2017年3月25日に新設されたグリーンヒル上白根止まりとなる。2008年2月12日に上記路線と同様に横浜市営バスから神奈川中央交通へ移管された[10]。
鶴ヶ峰駅 - 中山車庫方面
2015年1月12日の中山操車所移転によって新設された出入庫路線で、これにより鶴ヶ峰駅と千丸台団地、白山高校方面が1つのバス路線で移動可能となった。なお、白山高校と中山車庫の停留所はかなり至近(営業キロで0.1km)である。
三ツ境駅 - 若葉台中央・十日市場駅方面
- 境21:三ツ境駅北口 - 西部病院前 - 亀甲山 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央 - 郵便局前 - 十日市場駅
- 116:三ツ境駅北口 - 西部病院前 - 亀甲山 - 大貫橋 - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央(相鉄バス旭営業所と共同運行)
- 116:三ツ境駅北口 - 西部病院前 - 亀甲山 - 大貫橋 - 地区公園 - 若葉台中央(相鉄バス旭営業所と共同運行)
三ツ境駅北口から野境(のさかい)道路を北上して若葉台中央・十日市場駅方面へ向かう路線で、116系統は相鉄バス旭営業所との共同運行路線である。かつては横浜市営バス・神奈川中央交通・相鉄バスの3社局共同運行路線だったが、中田宏による市営バス事業規模適正化政策によって2007年11月末をもって横浜市営バスが撤退すると同時に神奈川中央交通へ引き継がれ、2社運行となった。116系統は同じ系統番号であるが若葉台団地内での経路が異なり、近隣公園前経由が日中時間帯において5-6便が設定されているのに対し、地区公園経由は毎時1便に抑えられている。
境21は、116系統の近隣公園前経由と後述の23系統(十日市場駅 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央)を合わせた路線で、神奈中単独での運行である。かつては毎時1本程度の運行があったが、2023年現在は大幅に減便されており、十日市場駅方向は平日3便・土曜休日1便で、三ツ境駅行きは平日・休日早朝に1便が設定され、土曜日は運休となる。
十日市場駅 - 若葉台中央方面
- 23:十日市場駅 - 郵便局前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央(横浜市営バス若葉台営業所・東急バス青葉台営業所と共同運行)
横浜線十日市場駅と若葉台中央を結ぶ路線で、横浜市営バス(23)・東急バス(青23)との共同運行路線である。運行の中心となるのは東急田園都市線青葉台駅から若葉台中央に至る路線で、市営バス便と東急バス便の大半は青葉台駅発着だが、神奈中は十日市場駅までの区間便のみを担当する。深夜バスは東急バスの担当。
同経路で鶴ヶ峰駅・三ッ境駅まで運行する前述の峰02系統・境21系統が存在することもあり、神奈中担当の23系統は1日2便程度だが、かつて大和営業所が休日のみ運行していた町77系統(初代、町田バスセンター・ターミナル - 鞍掛 - 田奈駅 - 十日市場駅 - 若葉台中央)が存在したことから、休日のみ運行本数が若干多くなっている。
峰02系統・境21系統と合わせると、十日市場駅 - 若葉台中央間の神奈中担当便は毎時1~3本程度の運行となる。
鶴間駅 - 鶴ヶ峰駅 - 中山車庫方面
上記で述べた横04(横浜駅 - 西谷駅 - 鶴ヶ峰駅 - 大貫橋 - 鶴間駅)の区間便である。2019年1月16日のダイヤ改正で横04が平日早朝を除いて運行を取り止めたため、その代替として増発、大和営業所と共同管理となった。
横04系統の大幅な減便に伴って、指定の系統に限り鶴ヶ峰駅で交通系ICカードによる乗り継ぎ割引が適用される[13]。
新横浜駅 - 保土ヶ谷駅方面
- 121:新横浜駅前 - 八反橋 - 羽沢団地前 - 三枚町 - 羽沢横浜国大駅前 - 川島住宅 - 和田町 - 洪福寺 - 保土ヶ谷駅西口
- 131(急行):新横浜駅前 → 八反橋 → 三枚町 → 羽沢横浜国大駅前 → 川島住宅(土曜・休日運休)
新横浜駅から保土ヶ谷駅方向へ向かう路線で、2007年4月1日に121系統が横浜市営バス港北営業所から移管され、同日付けで横浜市道路局による「生活交通バス路線維持制度」の対象路線となり[14][15]、運行事業者に対して補助金が交付されている[14][15]。かつては新横浜駅 - 保土ヶ谷車庫間の運行だったが、移管によって峯小学校前 - 保土ヶ谷車庫間を廃止し、保土ヶ谷駅西口発着へ変更された。神奈川中央交通の一般路線では初めての新横浜駅乗り入れ路線となった事により、横浜市内では鶴見区以外全ての区で神奈中バスが見られるようになった。
131系統は2017年10月2日に新設された片道運行の急行バスで[16]、平日深夜に片道1便のみ運行される。急行運転区間は八反橋 - 三枚町間で、この区間は121系統とは別ルートを走行する。神奈川中央交通の一般路線バスにおいて、横浜市営バスからの移管路線で無いにも関わらず横浜市営バス方式の系統番号が用いられたのは史上初である。
2019年11月30日の羽沢横浜国大駅開業により、羽沢貨物駅が「羽沢横浜国大駅前」に改称された[17]。
鴨居駅 - 竹山団地方面
- 56:鴨居駅 - 鴨居町 - 幼稚園前 - 竹山団地中央 - 竹山団地折返場(横浜市営バス緑営業所と共同運行)
横浜線鴨居駅から南部の竹山団地へ向かう短距離路線で、毎時2~5本程度の運行。深夜バスが設定されているが横浜市営バスによる運行とされている。
鴨居駅 - 千丸台団地方面
- 鴨02:鴨居駅 - 白山中央 -(←白山高校 / 白山高校正門前→)- 中山車庫
- 119:鴨居駅 → 白山中央 → 白山高校正門前 → 千丸台団地 → 新井町 → 鴨居町 → 鴨居駅(横浜市営バス緑営業所と共同運行)
- 119:鴨居駅 → 鴨居町 → 新井町 → 千丸台団地 → 白山高校 → 白山中央 → 鴨居駅(横浜市営バス緑営業所と共同運行)
119系統は横浜線鴨居駅と千丸台団地方面を結ぶ路線。かつては西谷駅経由で保土ヶ谷区総合庁舎まで運行される系統も存在したが、現在は千丸台団地循環のみとなっている。
鴨02は2015年1月12日の中山操車所移転によって新設された出入庫路線で、白山高校までは119系統と同一経路で運行され、白山高校の次が中山車庫である。鴨02を除いて横浜市営バスとの共通定期券が利用可能である。
中山駅 - 市が尾駅方面
東急バス虹が丘営業所の市43(市が尾駅 - 中山駅 - 桐蔭学園前)と同一経路で、平日・土曜早朝1便が運行される。横浜市都筑区を走る唯一の路線で、かつては中山駅南口発着で運行していたが、2016年3月26日より北口発着へ変更された。
神奈中担当便は62・横51・横52・中53と同様に当初は横浜営業所(笹下操車所)[7]の担当であったが、舞岡営業所への移管を経て、最終的に当営業所が担当することとなったという経緯がある。
中山駅 - 竹山団地方面
- 1:中山駅 -(←西村橋 / 緑消防署前→)- 白山ハイテクパーク - 緑車庫前 - 鴨居町 - 竹山団地
前述の1系統(横浜駅 - 和田町交差点 - 鴨居町 - 中山駅)と異なり、元々は横浜市営バスと神奈川中央交通の共同運行だった。共同運行時代は「01」と表記していたが、横浜市営バスからの移管を機に「1」となった。
なお、2021年12月現在でも中山駅 - 緑車庫間に横浜市営バス緑営業所が1系統を運行している。
中山駅 - 中山車庫方面
- 中55(急行):中山駅 - 境 - 長坂谷公園南 - 中山車庫(記載停留所のみ停車)
2015年1月12日の中山操車所移転によって新設された出入庫系統[3]で、中原街道を走行する。
中山駅から中原街道(よこはま動物園)方面は旧来より相鉄バスのエリアで神奈中は路線を持っておらず、中山車庫移転の時点でも横浜市営バスおよび相鉄バスの既存路線が多数運行されていたことから、「境」を除く中原街道上の停留所には一切停車しない急行として開設された。移転前の旧・中山操車所もこの路線の経路上に存在していたが、移転前には自社路線を持たず全て回送で出入庫していた。
中山駅 - 天照寺循環
- 中57(急行):自治会館前 → 武蔵中山台西 → 天照寺前 → 台村町 → 中山駅 → 台村町 → 天照寺前 → 自治会館前 → 武蔵中山台西
- 中57:自治会館前 → 武蔵中山台西 → 天照寺前 → 台村町 → 中山駅
- 中57:中山駅 → 台村町 → 天照寺前 → 自治会館前 → 武蔵中山台西
2016年3月26日より4ヶ月間の期間限定で運行された社会実験路線で、運行内容を一部見直したうえで2017年2月25日より「武蔵中山台循環」として本格運行化された[18]。基本は武蔵中山台にある自治会館前始発で、中山駅へ向かった後に再び武蔵中山台方面へ戻る路線で、平日・土曜数便が中山駅を終点・始発とする区間便で運行される。なお、台村町から天照寺前間は急行運転となっており、中型車限定での運行となる。
長津田駅 - 若葉台中央方面
- 40:長津田駅 -(長津田駅入口→)- 玄海田 - 霧が丘高校前 - 若葉台近隣公園前 - 地区公園 - 若葉台中央(横浜市営バス若葉台営業所と共同運行)
- 40:長津田駅入口 - 玄海田 - 霧が丘高校前 - 若葉台近隣公園前 - 地区公園 - 若葉台中央(横浜市営バス若葉台営業所と共同運行)
2002年8月1日に、それまで神奈中単独の路線であった旧・津03系統(長津田駅 - 玄海田 - 公園前)を若葉台中央まで延伸した路線で、延伸と同時に横浜市営バスとの共同運行・共通定期券を取扱路線となった。長津田駅の南口発着場は手狭であるため、平日の朝夕に限って長津田駅には乗り入れず一つ手前の長津田駅入口発着となるが、長津田駅入口の降車停留所は津01系統(長津田駅 - 岡部谷戸 - 南町田グランベリーパーク駅)の御幸通り停留所と同位置にあり、到着後はひとつ先の「小学校前」停留所付近の道路を使って折り返す。日中時間帯は神奈川中央交通・横浜市営バスそれぞれ1時間間隔で運行する。
南町田グランベリーパーク駅 - 若葉台中央方面
- 南01:南町田グランベリーパーク駅 - 東名横浜町田インター - 若葉台近隣公園前 - 霧が丘高校前 - 若葉台中央(平日・土曜運休)
東急田園都市線南町田駅(現・南町田グランベリーパーク駅)から若葉台中央へ向かう路線で、土曜・休日に1.5往復程度運行していたが、2017年3月25日のダイヤ改正で休日1便に減らされた。国道16号線地上部(大和バイパス)の交差点改良や南町田駅バスロータリー整備などの都合たびたび途中の走行経路が変更されており、同年4月1日には南町田駅正面口から北口発着へ変更された[19]。
2019年10月1日に南町田駅は「南町田グランベリーパーク駅」と改称されたが、停留所名については南町田グランベリーパークが開業した同年11月13日に改称された[20]。
当営業所の路線では唯一、東京都に乗り入れる路線で、南町田グランベリーパーク駅~東名横浜町田インター間(町田市内)で東京都シルバーパスが利用可能である。
廃止・移管路線
- 62(急行):横浜駅西口 → 洪福寺 → 峯小学校前 → 和田町 → 上星川 → 川島町 → 梅の木 → 西谷駅前 → 下白根橋 → 愛宕旭環境センター前 → 稲荷通 → 金草沢 → 千丸台団地(深夜バス)(土曜・休日運休)
- 115:鶴ヶ峰駅 → 薬王寺入口 → 今宿 → 都岡町 → 川井宿 → 大貫橋 → 若葉台近隣公園前 → 若葉台車庫前 → 若葉台中央(深夜バス)(土曜・休日運休)
- 116:三ツ境駅北口 → つゆきの森 → 西部病院前 → 川井橋 → 原分 → 亀甲山 → 大貫橋 → 若葉台近隣公園前 → 若葉台車庫前 → 若葉台中央(深夜バス)(土曜・休日運休)
- 2021年4月1日のダイヤ改正で深夜バスのみ廃止された。
- 119:鴨居駅 - 鴨居町 - 新井町 - 下白根橋 - 西谷駅前 - 梅の木 - 和田町 - 峯小学校前(休日運休、横浜市営バス緑営業所と共同運行)
- 鴨居駅から千丸台団地循環と同じ系統番号だが、平日・土曜のみ峯小学校前発着で運行していた。2021年4月1日のダイヤ改正で廃止された。
車両
2018年(平成30年)5月31日現在、中山営業所には82台が所属している。全車が一般路線車で、空港リムジン車や貸切車、特定輸送車および教習・訓練車は在籍していない[2]。所属車両は横浜ナンバーとなるが、前身となる大和営業所中山操車所の開設当時に大和営業所鶴間操車所から転入した車両は、相模ナンバーから横浜ナンバーに変更された。
一般路線車はほぼ全ての車両が大型車でワンステップバスの比率が高いが、ノンステップバスも30台ほど所属している。車種は三菱ふそう・エアロスター(三菱ふそうバス製造製車体)を中心にいすゞ・エルガ(ジェイ・バス製車体)も20台ほど所属している。特筆すべき車両として、「(いすゞ・エルガハイブリッド)」が1台[21]、いすゞ・エルガのOEM供給車である「(日野ブルーリボンII)」が1台[21]、日産ディーゼル(現:UDトラックス)「スペースランナーRA」のOEM供給車である三菱ふそう「(エアロスターS)」(西日本車体工業製車体)が4台[21]所属している。(いすゞ製シャーシに富士重工業製7Eボディを架装した車両)の2台は2017年12月と2018年1月に1台ずつ廃車された。
中型車は「いすゞ・エルガミオ」ワンステップバスが2台[21]所属している。2台とも大和と秦野からの転属車で、基本的に中57で使用される。
小型車は、武蔵中山台線実証運行用に2015年12月に舞岡営業所から「三菱ふそう・エアロミディME」が2台転入していたが、2016年7月と2017年2月に1台ずつ廃車されたため、小型車は消滅している。
その他
- 行先表示にLEDを採用した際には、方向幕に記載していた「共通定期券取扱車」の表示が省略された。しかし、62系統(横浜駅 - 和田町 - 西谷駅前 - 千丸台団地)については以前担当していた舞岡営業所のデータを流用しているため、「共通定期券取扱車」の表示がある。その後、116系統など一部の他路線でも内容の更新に合わせて「共通定期券取扱車」の表示が復活している。
- 境21(三ツ境駅 - 亀甲山 - 若葉台中央 - 十日市場駅)などが経由する「亀甲山」について、横浜市交通局と相鉄バスでは「亀甲山」と表記されるのに対し、神奈川中央交通では永らく「亀の甲山」と表記していたが、2014年に入り「亀甲山」表記に変更となっている。なお、2008年2月12日以降「亀甲山」を通る横浜市営バスの路線は存在しない。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 営業所・路線図について - 神奈川中央交通(2017年01月10日閲覧)
- ^ a b 『バスラマインターナショナル』第168号(ぽると出版、2018年6月)、「バス事業者訪問No.203 神奈川中央交通グループ」、P.23
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- ^ “”. web.archive.org (2019年11月11日). 2020年5月4日閲覧。
- ^ a b c 現在、笹下操車所は廃止されており、営業所としての機能は本郷車庫に集約されているが、横51等の北部方面路線は一貫して笹下操車所の車両が担当していたと言う歴史的経緯である。(ただし、本郷車庫の車両にも方向幕の装備自体はある)
- ^ a b “”. 横浜市交通局 (2007年11月27日). 2020年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月22日閲覧。
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