磐田駅(いわたえき)は、静岡県磐田市中泉にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。(駅番号)はCA31。
磐田駅 | |
---|---|
北口(2019年4月) | |
いわた Iwata | |
◄CA30 御厨 (3.2 km) (2.9 km) 豊田町 CA32► | |
所在地 | 静岡県磐田市中泉633-1 |
駅番号 | CA 31 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | CA 東海道本線(静岡地区) |
キロ程 | 245.9 km(東京起点) |
電報略号 | ワタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
(ホーム) | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 8,046人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)4月16日 |
備考 | (駅長配置駅)((管理駅)) JR全線きっぷうりば 有 |
* 1942年に中泉駅から改称。 |
歴史
- 1889年(明治22年)4月16日:中泉駅(なかいずみえき)として、官設鉄道 静岡 - 浜松間開通時に開業。(一般駅)。
- 当時は、駅舎が現在よりもやや西にあったとされている。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1909年(明治42年):中泉軌道が開業。
- 1915年(大正4年)6月:2代目の駅舎に改築。
- 1928年(昭和3年)11月20日:光明電気鉄道の新中泉駅が開業。
- 1930年(昭和5年):中泉軌道営業休止(1932年廃止)。
- 1935年(昭和10年)1月21日:新中泉駅営業停止(翌年7月20日正式廃止[1])。
- 1942年(昭和17年)10月10日:磐田駅に改称。
- 1957年(昭和32年)10月25日:3代目の鉄筋2階建駅舎に改築。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)11月14日:自動改札機を導入[3]。
- 1996年(平成8年)2月26日:貨物列車発着の最終日。
- 2000年(平成12年)1月30日:4代目の橋上駅舎に改築。
- 2006年(平成18年)4月1日:南口バスターミナル使用開始。
- 2008年(平成20年)3月1日:TOICAのサービス開始。
- 2016年(平成28年) 3月12日:北口広場が完成。
大正時代の中泉駅。1915年設置の跨線橋が見える。
ロータリー改修前の南口(2008年9月)
ロータリー改修前の北口駅前広場(2008年9月)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持ち、橋上駅舎を備える地上駅。構内は北側から単式ホーム(1番線・(副本線))、島式ホーム(2・3番線(本線))の順に並んでいる。ただし、コンコースにも1番線への案内はなく、1番線への通路も通常はシャッターが閉じられている。2014年3月改正ダイヤでは1番線に発着する定期旅客列車の設定はない。
駅長・駅員配置駅((直営駅))である。(管理駅)として、御厨駅と豊田町駅を管理している。JR全線きっぷうりばがある。
駅舎横に本駅で1915年(当時は中泉駅)から1986年7月まで使用されていた跨線橋の鋳鉄柱が保存展示されている。「明治四十四年」「鉄道院」「川崎造船所兵庫分工場鉄道部製造」の刻印がある。製造から設置まで間があるが、理由は不明。
また、平成23年(2011年)度より北口広場の整備事業が始まり、2016年(平成28年)3月12日に完成を記念する式典が行われた[4]。バス・タクシー・自家用車のロータリーが整備された。
のりば
(出典:JR東海:駅構内図)
改札口(2022年10月)
自動券売機(2022年10月)
ホーム(2008年9月)
1915年設置の跨線橋に使用されていた柱(2018年7月)
貨物取扱
JR貨物の駅は現在、臨時車扱貨物のみを取り扱っており貨物列車の発着はない。
1996年(平成8年)2月まで、駅西側にある日本たばこ産業磐田倉庫へ続く専用線が存在した。1995年(平成7年)10月に日本たばこ産業向けの有蓋車による製品輸送は廃止されたが、最後まで日本アルコール産業磐田工場で生産されたアルコールの輸送が行われていた。
また国鉄分割民営化のしばらく後まで駅舎東に有蓋車用貨物ホームがあったほか、1980年代まで駅南側にあった遠州日石磐田油槽所や富士製粉(現・日東富士製粉)磐田工場(1990年閉鎖・メルシャン磐田工場東隣)へ続く専用線も存在した。
利用状況
『静岡県統計年鑑』及び『磐田市統計書』によると、近年の1日平均(乗車人員)は以下の通りである[5][6]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 9,494 |
1994年 | 8,948 |
1995年 | 8,751 |
1996年 | 8,658 |
1997年 | 8,389 |
1998年 | 8,231 |
1999年 | 8,451 |
2000年 | 8,100 |
2001年 | 8,088 |
2002年 | 7,823 |
2003年 | 7,845 |
2004年 | 7,983 |
2005年 | 7,946 |
2006年 | 8,028 |
2007年 | 8,066 |
2008年 | 8,040 |
2009年 | 7,795 |
2010年 | 7,692 |
2011年 | 7,776 |
2012年 | 7,845 |
2013年 | 7,953 |
2014年 | 7,771 |
2015年 | 7,980 |
2016年 | 8,003 |
2017年 | 8,157 |
2018年 | 8,179 |
2019年 | 8,046 |
駅周辺
- 磐田市役所
- 遠江国分寺跡
- 府八幡宮
- ジュビロード
- 天平のまち
- スポーツクラブアクトス磐田店
- くれたけインいわた
- 日本アルコール産業磐田工場
- メルシャン磐田工場
- ヤマハ発動機第五工場
- 磐田駅前しっぺい像
北口駅前広場(2018年4月)
南口駅前広場(2008年9月)
バス路線
停留所名は、南口は「磐田駅南口」、磐田線は「磐田駅前」、それ以外はすべて「磐田駅」である。
乗り場 | 停留所名 | 運行事業者 | 路線名 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 磐田駅 | 遠鉄バス | (城之崎線) | 磐田営業所(・スズキ磐田工場) | 始発便のみスズキ磐田工場行 |
(磐田市立病院福田線) | 磐田市立病院 | ||||
2 | (中ノ町磐田線) | 磐田営業所 | |||
城之崎線 | 土日祝日の朝1便のみ運行 | ||||
(磐田天竜線) | ららぽーと磐田・山東 | ||||
磐田駅前 | 秋葉バスサービス (磐田市・袋井市・森町自主運行) | (磐田線) | 遠州森町 | 全便平日のみ運行 | |
3 | 磐田駅 | 遠鉄バス | 磐田市立病院福田線 | 豊浜郵便局 | |
浜松バス | 掛塚磐田駅線 | 蟹町 / 磐田北高 | 磐田市生活バス路線 | ||
4 | 遠鉄バス | 中ノ町磐田線 | 浜松駅 | ||
南口 | 磐田駅南口 | 磐田市立病院福田線 | 豊浜郵便局 / 磐田市立病院 |
隣の駅
※「ホームライナー静岡」「ホームライナー浜松」の隣の停車駅は(東海道線 (静岡地区))を参照のこと。
かつて存在した路線
- 光明電気鉄道
- 新中泉駅 - (中泉二之宮駅)
脚注
出典
関連項目
外部リンク
- 磐田駅 - 東海旅客鉄道