この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2011年10月) |
相対速度(そうたいそくど、英語:relative velocity)とは、ある運動物体から見た他の運動物体の速度である[1]。
古典力学 | ||
---|---|---|
(歴史) | ||
| ||
二つの物体A、Bのそれぞれの速度ベクトルを とする。 この場合、ニュートン力学では、Aを観測者とした場合の物体Bの相対速度は
となる。
以下にいくつかの例を示す。
- 同じ方向へ走行する自動車A、Bがあり、Aが40km/h、Bが70km/hで走行しているとき、Aの車内からはBが前方へ向けて30km/hで移動しているように見える。BからAを見た場合は、Aが後方へ向けて30km/hで移動しているように見える。
- 双方とも同じ速度で走行しているとき、AからはBが静止しているように見える。(BからAを見た場合でも同様)
- AとBが対向していて、Aが40km/h、Bが70km/hで互いに接近しているとき、AからはBが前方より110km/hで接近してくるように見える。(BからAを見た場合でも同様)
ニュートン力学では、宇宙における絶対静止座標系が存在しないので、あらゆる速度は常にその時々の観測者から見た相対速度である。
脚注
- ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説