目白大学短期大学部(めじろだいがくたんきだいがくぶ、英語: Mejiro University College、公用語表記: 目白大学短期大学部)は、東京都新宿区中落合四丁目31-1に本部を置く日本の私立大学。1923年創立、1963年大学設置。大学の略称は目白短大。本稿では、目白大学開学前からあった目白学園女子短期大学も含めて述べる。
目白大学短期大学部 | |
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目白大学・目白大学短期大学部 | |
大学設置 | 1963年 |
創立 | 1923年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人目白学園 |
本部所在地 | 東京都新宿区中落合四丁目31-1 北緯35度43分5秒 東経139度40分49秒 / 北緯35.71806度 東経139.68028度座標: 北緯35度43分5秒 東経139度40分49秒 / 北緯35.71806度 東経139.68028度 |
学部 | 製菓学科 ビジネス社会学科 歯科衛生学科 |
研究科 | なし |
ウェブサイト | https://www.mejiro.ac.jp/college/ |
概観
大学全体
- 目白大学短期大学部は、学校法人目白学園により運営されている日本の私立短期大学[1]。キャンパスは目白学園・目白大学本部に併設された東京都新宿区内にある。学科数は最大で3学科、ピーク時は入学定員が800名を越えていたが、学科の統合や大学の学部への移行もあって、現在は規模が大幅に縮小された。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 目白大学短期大学部における「建学の精神」は「主・師・親」となっている。
- 目白大学短期大学部における教育の基本は、「真理探求の熱意」・「人間尊重の精神を培うこと」となっている。
教育および研究
- 目白大学短期大学部には、目白学園女子短期大学が設置されて間もない1964年に設置された生活科学科が健在している。元々は、食物・服飾・家政に関する専門科目が主となっていたが、現在では「ファッション・デザイン」ほか「秘書・ビジネス」や「園芸ライフデザイン」・「フード・ウエルネス」と現社会のニーズに合せたコースが設置されたようなイメージが強くなっている。また、介護のエキスパートを育成する「生活福祉」コースも設けられている。さらに、特筆すべきは製菓学科が設置されていることである。これは本短大が初めてで唯一のものとなっている。
学風および特色
沿革
- 1924年 - 研心学園が創設される[3]。
- 1929年 - 目白商業学校が開校。
- 1944年 - 目白女子商業学校に改組。
- 1963年 - 目白学園女子短期大学(めじろがくえんじょしたんきだいがく 英称:Mejiro Gakuen Women's College)として新宿区下落合四丁目2217番地に、英語英文科の1学科のみで開学[1]。初代学長として佐藤重遠が就任[4]。
- 1964年 - 学科を増設する。
- 2000年 - 言語表現学科を新設する[6](英語英文科と国語国文科を統合する形。)。新宿に目白大学の新キャンパスが設置されるのに伴い、目白大学短期大学部と改名[7]。
- 2002年4月5日 - 国語国文科を廃止する[8]。
- 2002年7月30日 - 英語英文科を廃止する[9]。
- 2003年 - 子ども学科を設置する[10]。
- 2007年 - 従来の生活科学科製菓コースを改組して製菓学科を設置。
- 2010年 - ビジネス社会学科を設置。
- 2019年 - 歯科衛生学科を設置。生活科学科の学生募集を停止。
基礎データ
所在地
- 東京都新宿区中落合四丁目31-1
組織
学科
- ビジネス社会学科
- 秘書・ファイナンシャルフィールド
- メディカル秘書フィールド
- ファッション・カフェビジネスフィールド
- 観光・ホテル・ブライダルビジネスフィールド
- 製菓学科
- 製菓実践
- 製菓衛生師コースコース
- 歯科衛生学科
過去にあった学科
- 言語表現学科
- 英語英文科
- 国語国文科2000年度から2004年度まで募集。
- 子ども学科
- 生活科学科
専攻科
- なし
過去にあった専攻科
- かつて、修業年限昼間部1年制のこども学専攻が設置されていた。
別科
- なし
取得資格について
・ビジネス社会学科
- (上級秘書士)
- (医療事務作業補助者検定試験)
- (ファッション販売能力検定)
- 国内旅行業務取扱管理者
・製菓学科
- 製菓衛生師 (国)
(製菓衛生師コースのみ)
- (商業ラッピング検定)
- 食品衛生責任者
- (2級菓子製造技能士)(国)
- (2級パン製造技能士)(国)
・歯科衛生科
- 受験[資格]
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 目白大学短期大学部におけるクラブ活動
体育系:チアリーディング・インディアカ・硬式テニス・ダーツ・男子バスケットボール・男女バレーボール・軟式野球部・ダンス・サッカー・フットサル・バスケットボール・剣道同好会・卓球同好会・男女硬式テニス同好会・バドミントン同好会
文化系:映画・軽音楽・創作・フラワーアレジメント・手話・競技麻雀・競技かるた・アカペラ・ボランティア・ゲーム・旅行・心理・写真・街歩き・目白大学放送研究会・お菓子・異文化交流
学園祭
スポーツ
大学関係者と組織
大学関係者一覧
出身者
施設
キャンパス
寮
- キャンパス近隣に「桐和国際寮」がある。
対外関係
他大学との協定
- 目白学園女子短期大学において協定されていた大学は以下の通りとなっている
海外の大学
- (マラスピーナ大学)ほか
関係校
- 現在、以下の短大とともに「東京七短大加盟校」の一つとなっている。
- 青山学院女子短期大学
- 自由が丘産能短期大学
- 淑徳短期大学
- 戸板女子短期大学
- 東横学園女子短期大学:募集は2007年度までなので、募集停止されている。
- 立教女学院短期大学
姉妹校
卒業後の進路について
就職について
- これまでの実績では、西武鉄道・東芝・伊勢丹・(ダイアナ)・(大日本商事)・ナルミヤインターナショナル・丸井・三越・城南信用金庫・大東京信用組合・三菱東京UFJ銀行・日本証券金融・みずほファイナンシャルグループ・(伊藤忠丸紅特殊鋼)・東京電力・トヨタ自動車・全日本空輸などがある。子ども学科卒業生は、保育所や幼稚園など児童関連が多いものとなっていた。ほか中学校の教職課程があった関係上、中学校教育職員に就いた人も多いものとなっていた[2][14]。
編入学・進学実績
脚注
- ^ a b 1963年(昭和38年)3月27日文部省告示第31号「短期大学の設置を認可した件」
- ^ a b c d e f g h 『目白学園女子短期大学 2000』より。
- ^ キャンパス近隣に立地している「研心館」はそれの名残りだとみられる。
- ^ 在学者数80。昭和39年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)28頁より。
- ^ a b 昭和40年度版『総覧』29頁より。
- ^ 2000年(平成12年)4月19日文部省告示第77号「大学、短期大学、大学の学部、短期大学の学科、大学の学部の学科、大学院及び大学院の研究科の設置並びに大学院における通信教育の開設を認可した件」
- ^ 2000年(平成12年)5月24日文部省告示第95号「短期大学の名称を変更する件」
- ^ 2002年(平成14年)4月14日文部科学省告示第80号「短期大学、短期大学の学科の廃止を認可した件」
- ^ 2002年(平成14年)8月8日文部科学省告示第161号「短期大学、短期大学の学科及び学部の学科の廃止を認可した件」
- ^ 2003年(平成15年)1月20日文部科学省告示第2号「短期大学の学科及び学部の学科の設置を認可した件」
- ^ 『目白学園八十年史』より
- ^ a b 1965年(昭和40年)3月8日文部省告示第105号「教員免許状授与の所要資格を得させるための課程を認定した件」
- ^ 1964年(昭和39年)3月6日文部省告示第63号「教員免許状授与の所要資格を得させるための課程として認定した件」
- ^ a b 『目白大学 目白大学短期大学部 GUIDE BOOK 2006』より。
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『(進学年鑑)』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『(全国短期大学受験要覧)』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『目白学園女子短期大学』:入学案内小冊子
- 『目白大学短期大学部』:入学案内小冊子
- 『目白学園八十年史』:同編纂委員会編集。2005年
関連項目
- (日本の短期大学一覧)
外部リンク
- 目白大学短期大学部