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男はつらいよ お帰り 寅さん

男はつらいよ お帰り 寅さん』(おとこはつらいよ おかえりとらさん)は、2019年12月27日[注 1]に公開された日本映画。映画『男はつらいよ』シリーズ50周年記念作品であり通算第50作目[2]

男はつらいよ お帰り 寅さん
監督 山田洋次
脚本 山田洋次
朝原雄三
原作 山田洋次
製作 深澤宏
製作総指揮 迫本淳一
大谷信義
出演者 渥美清
倍賞千恵子
吉岡秀隆
後藤久美子
前田吟
池脇千鶴
夏木マリ
浅丘ルリ子
音楽 山本直純
山本純ノ介
主題歌 渥美清
桑田佳祐(オープニング)
撮影 近森眞史
編集 石井巌
石島一秀
制作会社 松竹撮影所東京スタジオ
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 2019年12月27日
上映時間 116分
製作国 日本
興行収入 14.7億円[1]
前作 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
(テンプレートを表示)

概要

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来22年ぶりの完全新作[2]。現在のくるまやとそれを囲む人々の人間模様が、過去のシリーズ映像を絡めて描かれる。

車竜造と車つねは仏壇に遺影が飾られている他、博役の前田吟のパンフレットでの裏設定では、定年退職後にタコ社長(桂梅太郎)は亡くなり隣の印刷工場も今はアパートになっている[3]

2019年10月28日に開幕された第32回東京国際映画祭では、オープニング作品として上映された[4]

本作を収録したDVD版とBlu-ray版が2020年7月8日に発売及びレンタル開始された[5]

50作あるシリーズの中で、唯一エンドロールがある作品。また、山田洋次監督作品で初めて全編デジタルHD撮影で製作された。

オープニングでは主題歌をサザンオールスターズ桑田佳祐がカヴァーしている。これは監督の山田がかねてから桑田の音楽のファンであったことと、テレビ番組で桑田が同曲をカヴァーするのを見たのがきっかけであり、手紙で直接オファーをしたものであった[6]。過去には第40作『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』でサザンの楽曲「ステレオ太陽族」が挿入歌に使用されたこともあった[6]。一方の桑田も『男はつらいよ』のファンであり、この事に感謝をする旨を述べている[7]

出版社の編集長役のカンニング竹山の出演に関しては竹山が出ていた動画を山田がYouTubeで見た事がきっかけであるといい、「キミしかこの役はできないと思って呼んだ」と言われた事が明かされている[8]

BSテレビ東京にて2021年3月21日に無料テレビ初放送された[9]

あらすじ

物語は諏訪満男の妻の七回忌の法要から始まる。

柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手に昔のままの住居がある。法事のあと、ひとしきり昔話に花が咲く。寅がマドンナを連れてくるたび、家中が大騒ぎだったことなど・・・あれからもう半世紀の歳月が流れたのだ。満男は、長い間サラリーマンをしていたがその合間に書いた小説が認められ小説家になっていた。そんなある日、満男の最新作の評判がよくサイン会をすることになる。ところがその列に並ぶ客の中に初恋の人、一度は結婚の約束までした女性、及川泉の姿を見て呆然となる。ヨーロッパで生活しているイズミは仕事で来日し、偶然サイン会に参加したのだった。イズミに再会した満男はサイン会もそこそこに「君に会わせたい人がいる」と小さなJAZZ喫茶にイズミを連れて行く。経営者の顔を見て驚くイズミ、それは20年以上前に奄美大島で会った寅の恋人のリリーだった。懐かしい人たちとの再会、そして思い返す寅さんのこと。それは満男とイズミにあたたかい何かをもたらしていく。イズミはその夜「くるまや」を訪れることになるのだが・・・

ロケ地

『男はつらいよ 寅さん読本』1992、p.649、および公式サイト[10]より。

スタッフ

キャスト

受賞

  • 第44回日本アカデミー賞
    • 最優秀編集賞(石井巌、石島一秀)
    • 優秀作品賞
    • 優秀脚本賞(山田洋次、朝原雄三)
    • 優秀主演女優賞(倍賞千恵子)
    • 優秀助演女優賞(後藤久美子)
    • 優秀撮影賞(近森眞史)
    • 優秀照明賞(土山正人)
    • 優秀音楽賞(山本純ノ介)
    • 優秀美術賞(倉田智子、吉澤祥子)
    • 優秀録音賞(岸田和美)[11]
  • 第29回日本映画批評家大賞
    • 編集賞(浦岡敬一賞)(石井巌、石島一秀)

参考文献

  • 佐藤利明『みんなの寅さん』(アルファベータブックス、2019)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1969年の第1作目の開始から、2019年で50年を迎える記念として製作され、前年の2018年10月20日から撮影された。
  2. ^ 1990年公開の第43作「男はつらいよ 寅次郎の休日」では、寺尾聰が及川一男を演じている。

出典

  1. ^ 2020年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ a b “『男はつらいよ』新作に大歓声!山田監督、渥美さんに褒められるといいな”. シネマトゥデイ (2019年12月19日). 2020年4月24日閲覧。
  3. ^ 社長役の太宰久雄は1998年に逝去、第1作から第48作までロケに使われた印刷工場も第50作が公開された2019年現在、既に廃業しアパートになっている。
  4. ^ “30年ぶり『男はつらいよ』出演の出川哲朗、山田洋次は変わってない”. シネマトゥデイ (2019年10月5日). 2020年4月24日閲覧。
  5. ^ “『男はつらいよ お帰り 寅さん』7月8日にブルーレイ&DVD発売”. シネマトゥデイ (2020年4月14日). 2020年4月24日閲覧。
  6. ^ a b 神庭亮介 (2019年6月1日). “テキヤの親分から抗議が…山田洋次が語る「寅さんの死」「桑田佳祐」「渥美清」”. BuzzFeed News. BuzzFeed Japan株式会社. 2021年7月1日閲覧。
  7. ^ “桑田佳祐「男はつらいよ」新作で主題歌を歌唱、本編オープニングにも登場”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年2月21日). https://natalie.mu/music/news/320793 2021年7月1日閲覧。 
  8. ^ “カンニング竹山が意気に感じた山田洋次監督の「ムチャぶり」とは?”. アサ芸プラス (徳間書店). (2019年2月28日). https://www.asagei.com/excerpt/122501 2021年7月1日閲覧。 
  9. ^ “BSテレ東にて、2021年3月に映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」の無料テレビ初放送が決定!!”. テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式). テレ東 リリ速(テレ東リリース最速情報) (2021年1月4日). 2021年7月1日閲覧。
  10. ^ “松竹映画『男はつらいよ』公式サイト”. 松竹株式会社. 2021年7月1日閲覧。
  11. ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月9日閲覧。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん - allcinema
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん - KINENOTE
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