概要
1991年(平成3年)開園。名古屋市東部丘陵の一角に位置する緑地はかつての里山で、雑木林や池に加えて小規模な湿地が残り、木道を含めた散策路が廻っている。周辺は昭和30年代まで里山と湧水湿地が点在する土地(愛知郡鳴海町)だったが、1963年(昭和38年)に緑区として名古屋市と合併して以降は開発が進み、昭和50年代以降は急速に宅地化した[2]。緑地内にある滝ノ水北池は緑地からの湧水を主な水源とする池で、滝ノ水川(天白川水系)の水源となっている[3]。
現在では住宅地に囲まれており、2011年(平成23年)3月には緑地のすぐ東側で国道302号(名古屋環状2号線)が開通している[4]。
植生
中高木
低木
湿地植物
昔から自生するシラタマホシクサは環境省のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている種で、秋に花を付ける。一方、雑木林のコナラなどにカシノナガキクイムシの虫害による枯死が発生するなど[5]、近年では環境の変化も見られる。
ギャラリー
開発が始まった頃の滝ノ水周辺
(1977年(昭和52年)当時)一挙に宅地開発が進んだ頃の滝ノ水周辺
(1987年(昭和62年)当時)滝の水公園頂部付近から望む滝ノ水緑地
(2011年(平成23年)7月)南側からの滝ノ水緑地外観
(2020年(令和2年)10月)滝ノ水北池
(2020年(令和2年)10月)散策路
(2011年(平成23年)8月)散策路
(2020年(令和2年)10月)四等三角点「滝ノ水緑地」
(2020年(令和2年)10月)滝ノ水緑地から望む滝の水公園
(2020年(令和2年)10月)
周辺
- 税務大学校名古屋研修所
- 名古屋市立滝ノ水小学校
- 名古屋市立滝ノ水中学校
- 滝の水公園
アクセス
参考文献
- (PDF) 滝ノ水緑地管理運営方針 公園の特性を生かした公園経営の推進. 名古屋市緑政土木局. (2014-08-07)2019年8月20日閲覧。
脚注
外部リンク
- 滝の水緑地の里山と湿地を育てる会
- ウィキメディア・コモンズには、滝ノ水緑地に関するカテゴリがあります。