「涙のキッス」(なみだのキッス)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の31作目のシングルとして、タイシタレーベルから8cmCD・カセットテープで1992年7月18日に発売された。
「涙のキッス」 | ||||||||||
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サザンオールスターズ の シングル | ||||||||||
初出アルバム『世に万葉の花が咲くなり』 | ||||||||||
B面 | ホリデイ 〜スリラー『魔の休日』より | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | 8cmCD カセットテープ (12cmCD) デジタル・ダウンロード (ストリーミング) | |||||||||
録音 | 猫に小判STUDIO VICTOR STUDIO | |||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | タイシタレーベル | |||||||||
作詞・作曲 | 桑田佳祐 | |||||||||
プロデュース | 小林武史 サザンオールスターズ | |||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
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サザンオールスターズ シングル 年表 | ||||||||||
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1998年2月11日にも8cmCDとして、2005年6月25日には12cmCDで再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[5][6]。
背景・リリース
30枚目のシングル「シュラバ★ラ★バンバ」と同時に発売された作品[7]。
本作もベースの関口和之が休養中のため[8][9]、記名はされているがレコーディングには不参加である。そのため「涙のキッス」では美久月千晴がサポートメンバーとして参加している[10]。
受賞歴
年 | 音楽賞 | 結果 | 出典 |
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1992年 | 第34回日本レコード大賞 | ゴールド・ディスク賞(ポップス・ロック部門) | [11] |
1993年 | 第7回日本ゴールドディスク大賞 | ベスト5・シングル賞 | [12] |
チャート成績
ビクターエンタテインメントによる初回出荷枚数は53万枚であり、発売当初からミリオンセラー確実という数字であった[13]。最終的な累計出荷枚数は170万枚を記録している[14]。
オリコンによる累計売上枚数は154.9万枚を記録しており、自身のシングルで初めてミリオンセラーを達成した[15]。また、自身のシングル自己最高記録となる7週連続1位を記録し、この時同発の「シュラバ★ラ★バンバ」は週間2位となり、オリコンチャートで2週連続1・2フィニッシュを達成した[3]。
オリコンのシングルTOP10獲得週間数では、本作は12週であり、自身の中では「いとしのエリー」「TSUNAMI」「勝手にシンドバッド」に次いで4番目に高く、「真夏の果実」と同記録となる[16]。
収録曲
- 収録時間:8:43
- 涙のキッス (4:43)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:小林武史 & サザンオールスターズ)
- TBS系金曜ドラマ『ずっとあなたが好きだった』主題歌。また、KDDI・沖縄セルラー電話『au LISMO』キャンペーンソング[注 2]。
- 自身としては、初のドラマ主題歌を書き下ろした楽曲である[13]。きっかけは桑田が30歳の男女の恋愛に興味を持ち、タイアップドラマの企画書に目を通したことである。プロデューサーらと意見交換をした上で、楽曲制作をしている[13]。桑田はタイアップドラマのプロデューサーを務めた貴島誠一郎から「“平成版いとしのエリー”として、後々まで歌い継がれるような曲」を求められたという[13]。本楽曲がヒットしたことにより新たなファンの獲得にも繋がっている[17]。
- 草彅剛は自分の好きな楽曲として、本楽曲を挙げている。2016年に草彅が所属していたSMAPの解散騒動(後に解散)があり、その後に自身の番組『SMAP×SMAP』にて、メンバー5人で本楽曲を披露したものが収録版で放送された[18]。
- 伊達みきお(サンドウィッチマン)は2022年3月15日に放送された『バナナサンド』(TBS)のコーナー「(ハモリ我慢ゲーム)」で本楽曲を選曲し、コーラス隊のハモリにつられることなく歌い切っている[19]。
- 弁護士の北村晴男は30代の頃に草野球チームの練習後のカラオケで必ず歌っていた曲として本楽曲を挙げている[20]。
- 岸田文雄はカラオケでの得意な曲として本楽曲を挙げている[21]。
- 2014年にマイナビウーマンが発表した『別れの季節に聴きたい、とくに泣ける「涙」からはじまる曲』ランキングで本楽曲が1位を獲得している[22]。
- 2016年にmusic.jpニュースが発表した『カラオケブーム到来の1992年、カラオケで愛された曲TOP5』で本楽曲が2位を獲得している[23]。
- ホリデイ 〜スリラー「魔の休日」より (4:00)
参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)
- 大森隆志:Guitar(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass
- 松田弘:Drums(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion(#1,2)
- 涙のキッス
- 小林武史:Keyboards
- 角谷仁宣:Computer Operation
- 小倉博和:Electric Guitar
- 美久月千晴:Bass
- ホリデイ 〜スリラー「魔の休日」より
- 小林武史:Keyboards
- 角谷仁宣:Computer Operation
収録アルバム
曲名 | 作品名 | 備考 |
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涙のキッス | 世に万葉の花が咲くなり | |
HAPPY! | 数量限定商品のため、現在は廃盤。 | |
海のYeah!! | ||
バラッド3 〜the album of LOVE〜 | ||
ホリデイ 〜スリラー「魔の休日」より | 世に万葉の花が咲くなり |
ミュージック・ビデオ収録作品
曲名 | 作品名 | 備考 |
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涙のキッス | SPACE MOSA 〜SPACE MUSEUM OF SOUTHERN ART〜 | 一部のみ収録。現在は廃盤。 |
ホリデイ 〜スリラー「魔の休日」より | 未収録 |
ライブ映像作品
曲名 | 作品名 | 備考 |
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涙のキッス | 歌う日本シリーズ 1992〜1993 LIVE at YOKOHAMA ARENA 29th Dec.1992 | |
ホタル・カリフォルニア | ||
DVD版のエクストラメニュー「Stadium Tour 1996 "ザ・ガールズ万座ビーチ"」に一部のみ収録。 | ||
1998 スーパーライブ in 渚園 | ||
真夏の大感謝祭 LIVE | ||
SUPER SUMMER LIVE 2013 「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 胸熱完全版 | ||
に収録。ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』での歌唱シーン。 | ||
ホリデイ 〜スリラー「魔の休日」より | 未収録 |
カバー
- 涙のキッス
- 1992年:THE RANKIN FILE PROJECT - アルバム『ENGLISH COVERVERSION IN HIT POPS NEW SONGS 1』に収録。
- 1993年:アンディ・ホイ - 「喜歡妳是妳」という題名で広東語カバー。曲名と同じアルバム名に収録。
- 1993年:エリック・ソン - 「認識你真好」という題名で北京語カバー。曲名と同じアルバム名に収録。
- 2005年:ティモシー・B・シュミット - 「Can't Put The Fire Out In Me」という題名で英語カバー。アルバム『All of Mid-Summer Blossoms』に収録。
- 2007年:中西保志 - アルバム『STANDARDS2』に収録。
- 2009年:押尾コータロー - アルバム『Tussie mussie』にインストゥルメンタルとして収録。
- 2010年:ATSUSHI(EXILE) - ライブ『EXH SPECIAL EXILE ATSUSHI PREMIUM LIVE SOLO』に収録。
脚注
注釈
出典
- ^ The Record vol.443 p4 日本レコード協会 2020年10月1日閲覧
- ^ The Record vol.632 p14 日本レコード協会 2022年1月12日閲覧。
- ^ a b サザンオールスターズ バイオグラフィー 1992年 SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE 2018年10月10日閲覧
- ^ Billboard Japan Hot 100 2013.7.8付 Billboard Japan 2020年12月19日閲覧
- ^ サザン、全266曲を世界111ヶ国で配信 オリコン 2014年12月17日配信, 2020年6月4日閲覧
- ^ サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に オリコン 2019年12月20日配信, 2019年12月20日閲覧
- ^ a b 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p149
- ^ サザンオールスターズ会報 代官山通信 vol.34
- ^ 【サザンオールスターズ40周年への轍】1991年 原由子が単独で大活躍 29thシングル「ネオ・ブラボー!!」リリース zakzak 2019年2月11日配信 2021年4月3日閲覧
- ^ サザンオールスターズ - 涙のキッス SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE 2021年7月1日閲覧。
- ^ 第34回日本レコード大賞 日本作曲家協会 2022年5月9日閲覧。
- ^ 第7回日本ゴールドディスク大賞 日本ゴールドディスク大賞 2017年3月5日閲覧
- ^ a b c d 【1992年7月】涙のキッス/実は初めて 桑田佳祐 あのドラマの結末知って書いた! スポニチアネックス 2011年7月18日配信,2019年3月7日閲覧。
- ^ 「新曲『TSUNAMI』発売1週間で65万枚 サザン22年目の自己新!!」『スポーツニッポン』2000年2月4日付、25面。
- ^ サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録 オリコン 2008年5月19日配信 2021年1月6日閲覧。
- ^ サザン、百恵超え! シングルのTOP10獲得週数記録を更新! オリコンスタイル 2006年8月22日配信 2021年1月6日閲覧。
- ^ 桑田佳祐『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』P53、新潮社、2012年。
- ^ メンバー5人、生出演後初の「スマスマ」収録 穏やかなムードで「涙のキッス」披露 産経ニュース 2016年1月22日配信。2016年1月24日閲覧
- ^ バナナサンド☆爆笑カラオケ新企画でかまいたち・錦鯉を翻弄&藤原竜也とババ抜き勝負TVでた蔵 2022年3月15日配信 2022年12月30日閲覧
- ^ かたらふ~ぼくたちのスタア~TVでた蔵 2016年7月23日配信 2023年2月18日閲覧。
- ^ “岸田氏生配信でサザン熱唱 エゴサーチは「うわー」”. 日刊スポーツ. (2020年9月10日)
- ^ ニコニコニュース 2014年3月12日配信 2022年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ^ ニコニコニュース 2014年3月12日配信 2022年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ^ ホリディ 〜スリラー「魔の休日」より - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE 2021年2月11日閲覧
関連項目
外部リンク
- 涙のキッス - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE