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泥の河

泥の河」(どろのかわ)は宮本輝の小説。1977年『文芸展望』18号初出、1978年筑摩書房より刊行された『螢川』に収録。宮本はこの作品で第13回太宰治賞を受賞し作家デビューしている[1]1981年に(木村プロダクション)[2]により自主制作の形で映画化された[1][3][4][5]

あらすじ

昭和31年大阪安治川の河口で暮らす信雄は両親から、近づいてはいけないといわれた舟に暮らすきょうだいと交流をもつ。きょうだいの母親は船上で売春をして口に糊していた[1][4]

映画

泥の河
Muddy River
監督 小栗康平
脚本 重森孝子
原作 宮本輝『泥の河』
製作 (木村元保)
出演者 田村高廣
藤田弓子
(朝原靖貴)
加賀まりこ
音楽 毛利蔵人
撮影 安藤庄平
編集 小川信夫
製作会社 木村プロダクション
配給 東映セントラルフィルム
公開   1981年1月30日
上映時間 105分
製作国   日本
言語 日本語
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出演

スタッフ

製作

講演会などで小栗が語ったところによれば、元々は映画好きの中小企業の社長が、別の企画を進行させていたところ、事情があってそれが没になった。ところが、気の早い社長が早々に35ミリフィルムを購入していたため、「これを使って、1本作れ」と小栗に話が回ってきたため、以前から目を付けていた「泥の河」の映画化を思い付いた、とのことである。

原作の舞台は大阪市土佐堀川であるが、映画の撮影は、名古屋市中川運河で行われた。

当時、加賀まりこが多忙であったため、東宝の撮影所に船を持ち込み、6時間で加賀まりこ出演シーンを全て撮影した[4][6]

当初製作費は3500万円であったが、1000万円オーバーしプロデューサーの木村元保が借金して補填した。

興行

白黒映画であることなどの理由で[5]、最初は配給してくれるところがなく[7]、小栗が大林宣彦に相談し[4][8]、大林が個人映画時代から親しくしていた(草月会館)を紹介[7][8]。まず有料試写会を同ホールで3日間行うと[4][8]、試写を観た東映岡田茂社長が「いい映画だ」と涙し[3][4][5][7]、系列の東映セントラルフィルムで6000万円で買い上げ[7]、東映パラス系で全国公開した[5][7][9]

作品の評価

受賞歴

「(キネマ旬報ベスト・テン)」には、12月のギリギリでその年の対象作品に間に合いベスト・ワンになっている[7][8]。その他、国内外の映画賞で高い評価を得た[7]

1982年度の米アカデミー賞外国語映画部門ノミネート[7]

米映画監督スティーヴン・スピルバーグが「子役に対する演出が素晴しい」と、『E.T.』のプロモで来日した時、監督の小栗に直接面会に行ったという[4][7]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 小栗康平 見ること、描くこと IMAGE LIBRARY NEWS 第21号 (web版) – 武蔵野美術大学 美術館・図書館イメージライブラリー
  2. ^ コラム 『日本映画の玉(ギョク)』 木村元保さんのこと Text by 木全公彦
  3. ^ a b 相原斎 (2015年10月23日). “”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2015年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 望月苑巳 (2017年8月16日). “”. (ZAKZAK by 夕刊フジ). 産業経済新聞社. pp. 1–2. 2018年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月9日閲覧。
  5. ^ a b c d 事務局オフタイム【第202回】「泥の河」 – 午前十時の映画祭事務局 武田和(川喜多記念映画文化財団代表理事)他
  6. ^ 2011年10月26日放送 文化放送 大竹まこと ゴールデンラジオ! 大竹メインディッシュ
  7. ^ a b c d e f g h i 「時代に新風を吹き込んだ映画作家 小栗康平」『キネ旬ムック 1980年代の映画には僕たちの青春がある』キネマ旬報社、2016年9月、120-121頁。ISBN (978-4-83736-838-0)。 
  8. ^ a b c d 大林宣彦・中川右介『大林宣彦の体験的仕事論 人生を豊かに生き抜くための哲学と技術』PHP研究所、2015年、240頁。ISBN (978-4-569-82593-9)。 
  9. ^ 内藤昭 (聞き手)東陽一『映画美術の情念東映』リトル・モア、1992年、231頁。(ISBN 4-947648-07-4)。 

関連項目

外部リンク

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