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概要
上越線内の主要駅で、水上温泉郷を擁する旧水上町の観光拠点である。かつては上越国境越え用の機関車(ED16、EF12、EF16等)が配属された水上機関区が置かれ、当駅は(通過禁止駅)のため上越線の全列車が停車している。客車列車は補機の増解結が行われた。当駅を経由しない上越新幹線の開業後は上野駅からの特急「水上」が当駅を終着駅とするのみとなっている(現在は臨時列車)。かつては、高崎方面と長岡方面を通しで運転する普通列車も存在した[3]が、現在では普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、いずれの方面からも当駅で折り返しとなる。
越後湯沢・長岡方面下りの定期旅客列車は平日が1日6本のみ(最大で4時間近くも開く時間帯がある)となる[注釈 1]。また、初列車が8時台、最終列車が20時台となっている。冬季には、スキー客の利便性向上のため、列車が増発される。新潟県方面へは旅客列車よりも貨物列車の方が列車の本数が多い。
歴史
- 1928年(昭和3年)10月30日:国有鉄道上越南線・後閑駅 - 当駅間開業に伴い開設される[1]。
- 1931年(昭和6年)
- 1970年(昭和45年)12月15日:観光センター開設[5]。
- 1978年(昭和53年)10月11日:(専用線発着車扱貨物を除く)貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1983年(昭和58年)8月15日:専用線発着車扱貨物を廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:水上機関区廃止、長岡運転所水上派出所となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅になる[1]。
- 2002年(平成14年):構内での駅弁販売を終了する[7]。
- 2006年(平成18年)
- 2009年(平成21年)3月14日:(東京近郊区間)拡大により、ICカード「Suica」の利用が可能となる(高崎方面のみ)[10]。
駅構造
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅。両ホームは1本の跨線橋(階段のみ)で連絡している。ホームは曲線上に位置している[11]。このほか駅南側に留置線がある[11]。
コンクリート2階建ての大きな駅舎を持ち、待合室(夜間閉鎖)も設けられている。2001年(平成13年)に入口部分を増築した。
(直営駅)[2]。Suica対応自動改札機、指定席券売機、自動券売機が設置されている。かつてはみどりの窓口も設置されていたが、2006年に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置き換えられる形で廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年に現在の指定席券売機に置き換えられる形で営業を終了した[12]。
かつては1番線と2番線の間に機回し線があったが[11]、補機の必要も無くなり撤去された。
のりば
駅舎側が1番線である。定期旅客列車は以下の使い分けを行っている(臨時列車についてはこの限りでない)。
(出典:JR東日本:駅構内図)
改修前の駅舎(2010年7月)
改札口(2021年7月)
ホーム(2021年7月)
利用状況
JR東日本によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は218人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 | 出典 |
2000年(平成12年) | 772 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 748 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 740 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 706 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 651 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 621 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 589 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 612 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 609 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 546 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 514 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 450 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 465 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 439 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 419 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 405 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 392 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 385 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 364 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 341 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)208 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)218 | [利用客数 1] |
駅周辺
水上温泉郷への玄関口の一つで、駅前にある駐車スペースは公共交通の路線バスやタクシーのほか、ホテルの送迎バスが利用する。また、駅前には観光案内所のほか、土産品店などの商店が軒を連ねる。なお、温泉街の中心部までは高崎寄りへ徒歩10分ほどの距離である。郵便ポストは以前は駅前にあったが撤去された。その後駅側が郵便局に要望し現在閉鎖中の簡易局前に設置された。
駅前の道路は、冬季の降雪時は消雪パイプ等による散水を行っている。
駅から徒歩5分のところに蒸気機関車(SL)用の転車台がある。周囲は「水上駅転車台広場」として整備されてイベントなどに利用されており[13]、国鉄D51形蒸気機関車(D51 745)が展示されている[14]。
- 水上温泉郷
- 利根川
- 芦間公園
- 諏訪原公園
- みなかみ町役場水上支所(旧 水上町役場。役場本庁舎は2つ隣の後閑駅が最寄り駅である。)
- 水上郵便局
- 水上駅前簡易郵便局 (一時閉鎖中)
- 群馬銀行水上支店
- 東和銀行水上支店
- みなかみ町立水上中学校
- 国道291号(駅前の道路)
現役で稼動する転車台
D51 745
バス路線
上越新幹線 上毛高原駅へ連絡する路線のほか、谷川岳ロープウェイ駅や町内の一部スキー場などへの路線が運行されている。特に湯檜曽駅・土合駅(谷川岳ロープウェイ駅行きバスが経由)へは、並行する上越線の旅客列車よりも路線バスの本数が多い。
このほか、水上温泉シャトルバスが主に多客期に運行している。
- 2番のりば
- 関越交通
- 水上車庫
- 3番のりば
- 関越交通
- 4番のりば
- 関越交通
- 粟沢
- 宝川温泉
- 湯の小屋
- 5番のりば
- 関越交通
- 上毛高原駅
- 水上温泉シャトルバス:水上駅(循環)
- 高速バス「みなかみ温泉号」:バスタ新宿(新宿駅)
- 武尊山観光開発
- 宝台樹スキー場シャトルバス:水上宝台樹スキー場
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■上越線
- 臨時快速「SLぐんま みなかみ」発着駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、451頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ a b 『学研の大図鑑 JR全駅・全駅舎東日本編(JR東日本・JR北海道)』学習研究社、2003年2月25日、104頁。
- ^ a b 大時刻表(弘済出版社)1979年8月号、224-229、236-241頁、高崎線・上越線・信越本線のページ、など多数。
- ^ 『鉄道省年報. 昭和6年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『略年表』五十年史、新潟鉄道管理局、P495
- ^ 『略年表』五十年史、新潟鉄道管理局、P508
- ^ a b 時刻表(JTB版)2002年10月号(567頁)~2003年1月号、高崎線・上越線のページ参照。
- ^ “みどりの窓口リストラ” 朝日新聞 (朝日新聞社): p23. (2006年7月11日 夕刊)
- ^ “JR高崎支社 14駅に新型券売機”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2006年3月17日)
- ^ (PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。 オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ2020年5月25日閲覧。 。
- ^ a b c 小学館『国鉄全線各駅停車・6 中央・上信越440駅』176頁。
- ^ “” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2014年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
- ^ 【お知らせ】水上駅転車台広場での雪遊びイベント(1月9日・10日)の中止についてJR東日本高崎支社(2016年1月7日)
- ^ 水上駅前のSL、クラウドファンディングで塗り替え『日本経済新聞』地域ニュース関東(2017年10月19日)
利用状況
- ^ a b “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(水上駅):JR東日本