歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅であり、列車の交換が可能である。かつては構内に多くの(側線)があり、日本製紙吉永工場と奥多摩工業への専用線もあったが、現在は撤去されている。
また、駅東部の興亜工業に隣接する場所に5線のヤード線があり、かつては機回し線の設備や興亜工業への専用線も存在していたが、現在は本線から切り離されている。設備が故障した4番線と5番線には解体待ちの車両が留置されることもあった。
駅舎は構内の北側にあり、駅舎とホーム東端を繋ぐ(構内踏切)が設置されている。貨物輸送の休止に伴い2012年(平成24年)3月17日より無人駅となった。
2015年(平成27年)11月14日からは、当駅北側で営業していた鉄道模型店フジドリームスタジオ501が駅舎内に移転。窓口を売り場に、駅員休憩室をレイアウトに改装し営業している。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
北側(駅舎側) | ■岳南線 | 下り | 岳南江尾方面 |
南側 | 上り | (吉原)方面 |
ホーム(2010年12月)
ホーム(2023年4月、駅舎側より)
構内踏切(2023年4月、ホーム側より)
貨物取扱
当駅は貨物列車廃止直前の岳南鉄道で運行されるすべての貨物列車の始発・終着駅であり、専用線発着の(コンテナ)貨物・専用線発着の車扱貨物の取扱駅となっていた。
日本製紙吉永工場(旧・大昭和製紙吉永工場)へ専用線が続いており、コンテナや有蓋車(ワム80000形貨車)を用いた製品輸送などが行われていた。有蓋車の発送先は越谷貨物ターミナル駅と梅田駅であった。
なお、同工場の貨物取扱は隣の岳南原田駅でも行われていた。
利用状況
『静岡県統計年鑑』によれば1日平均の乗降人員は以下の通りである。
- 2001年度 - 147人(乗車72人・降車75人)
- 2002年度 - 128人(乗車66人・降車62人)
- 2003年度 - 117人(乗車60人・降車57人)
- 2004年度 - 131人(乗車66人・降車65人)
- 2007年度 - 123人(乗車61人・降車62人)
また、貨物の取扱量は以下の通りである。
駅周辺
- 竹採公園(竹取物語発祥の地と言われる)
- 富士市立吉原第三中学校
- 静岡県立吉原工業高等学校
- 富士市立高等学校
- 日本製紙吉永工場
- ジヤトコ本社・富士事業所
- 昭和自動車学校
- (比奈カフェ)
その他
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- GD6 比奈駅 - 岳南電車株式会社