概要
1583年(天正11年)、隆海によって開山された。元々は江戸本所番場町(現・東京都墨田区東駒形)にあったが、1923年(大正12年)の関東大震災で罹災し、1928年(昭和3年)に現在地に移転した[2]。
境内には東江幼稚園がある[1]。
多田の薬師
本尊の薬師如来は、恵心僧都源信の作とされ、源満仲(多田満仲)の持念仏といわれている[1]。源満仲は領地の摂津国多田荘(現・兵庫県川西市付近)に「石峰寺」を建立し、薬師如来像を安置した。しかし、その後の戦乱で焼け出され各地を転々とした後、最終的に東江寺に安置されることになった。この逸話から、この薬師如来像は「多田の薬師」として崇敬されるようになった[1]。
交通アクセス
- 金町駅より徒歩10分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 入本英太郎、橋本直子 著『葛飾区史跡散歩 (東京史跡ガイド22)』学生社、1993年
- “玉嶋山明星院 東江寺(通称:多田の薬師)”. 天台宗東京教区. 2020年8月5日閲覧。
関連文献
- 斎藤幸雄「巻之七 揺光之部 多田薬師堂」『江戸名所図会』 4巻、有朋堂書店、1927年、164-165,147-148頁。(NDLJP):1174161/87。
関連項目
外部リンク
- 東江幼稚園