東武ワールドスクウェア駅(とうぶワールドスクウェアえき)は、栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある、東武鉄道鬼怒川線の駅である[2]。駅番号はTN 55。
概要
東武鉄道の子会社が運営するミニチュアパーク・東武ワールドスクウェアのメインゲートから徒歩1分の位置に2017年7月22日に開業した。
当駅開業前、東武ワールドスクウェアは東武鬼怒川線の線路沿いにありながら駅がなく、小佐越駅から徒歩8分もしくは鬼怒川温泉駅からバスを利用する必要があり、鉄道からのアクセスが不便な状況であった。そこで交通利便性を向上させ、観光地としての回遊性を高めるために、メインゲートから徒歩1分の場所に当駅が設置されることになった[1]。
また、当駅は鬼怒川温泉郷の南端に位置することから、当駅が最寄駅となるホテルへのアクセス向上も期待されている[3]。
とうきょうスカイツリー駅同様、案内上の当駅の英語表記は「TOBU WORLD SQUARE」と、全て大文字で表記される。
歴史
- 2016年(平成28年)11月25日 - 当駅の設置が東武鉄道より発表される[1]。
- 2017年(平成29年)7月22日 - 開業[2]。日中時間帯のみの停車。ただし運賃は隣駅の小佐越駅と同一扱いとして算出[2]。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 特急「きぬがわ」の停車駅に加わる[4]。
- 2019年(平成31年)3月16日 - 運賃計算を小佐越駅と同一扱いから独立[5]。
- 2020年(令和2年)6月6日 - ダイヤ改正により東武ワールドスクウェアの営業時間外も含め終日の全列車(夜行を除く)が停車するようになる[6]。
東武鉄道の駅開業は2005年(平成17年)開業の流山おおたかの森駅以来12年ぶりである。
東武グループの「東武」と冠するレジャー施設が駅名になるのは東武動物公園駅に次いで2駅目であるが、そちらは東武動物公園開園に伴って杉戸駅から改称されたものであり、開業当初から施設名を冠するのは当駅が初となる。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。鬼怒川線で唯一交換設備のない棒線駅である。ホームは1面しかないが、「1番線」の表記がある(これは大師前駅、葛生駅も同様である)。駅舎の位置はホームの鬼怒川温泉寄りにある[3]。PASMO簡易改札機および乗降車駅証明書発行機が設置されている。乗車券・特急券・「SL大樹」座席指定券は、東武ワールドスクウェアの営業時間内に限り、入園券うりばの専用ブースで発売する。
開業日から、東武ワールドスクウェアのテーマソングをアレンジした発車メロディ・接近メロディが使用されている。発車メロディは鬼怒川温泉駅で使用されているものの短縮バージョン、接近メロディは当駅のみのアレンジバージョンである。
改札口
ホーム
利用状況
近年の1日平均乗降人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2018年(平成30年) | 438 |
2019年(令和元年) | 298 |
2020年(令和 | 2年)182 |
2021年(令和 | 3年)255 |
駅周辺
バス路線
隣の駅
- 東武鉄道
- 鬼怒川線
- ■特急「きぬ」・■特急「リバティきぬ」「リバティ会津」・■JR線直通特急「きぬがわ」・■「SL大樹」「SL大樹ふたら」停車駅
脚注
- ^ a b c d e (PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2016年11月25日。 オリジナルの2018年7月29日時点におけるアーカイブ2020年6月9日閲覧。 。
- ^ a b c d (PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2017年2月28日。 オリジナルの2019年8月3日時点におけるアーカイブ2020年6月9日閲覧。 。
- ^ a b “特急やSLは止まる? 駅舎の向きは? 東武ワールドスクウェア駅周辺の声”. レスポンス (2017年1月30日). 2017年2月15日閲覧。
- ^ (PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2017年12月15日。 オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブ2020年6月9日閲覧。 。
- ^ “” (PDF). 東武鉄道. 2019年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月9日閲覧。
- ^ (PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2020年2月25日。 オリジナルの2020年6月6日時点におけるアーカイブ2020年6月9日閲覧。 。
- ^ 駅情報(乗降人員) | 企業情報 | 東武鉄道ポータルサイト
関連項目
外部リンク
- 東武ワールドスクウェア駅(駅情報) - 東武鉄道