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東宝レコード

東宝レコード(とうほうレコード)は、映画製作・配給会社の東宝が1970年に設立した東宝芸音が1970年にレーベル名「東宝レコード」として新譜を発売したのにはじまった[1]、1973年に会社名を東宝レコードと改称[2]。英語名はTOHO Records Co., Ltd.となった。事業不振により、1981年、親会社の東宝が吸収合併し会社は消滅した。

東宝レコード
親会社東宝株式会社
設立1970年
1981年法人格消滅)
設立者東宝株式会社
販売元日本ビクター

ビクター音楽産業
ジャンル歌謡曲サウンドトラックなど
日本

沿革

映画製作・配給会社の東宝1970年(昭和45年)に音楽事業を手掛ける子会社として東宝芸音(とうほうげいおん)を設立したのが東宝レコードとして新譜を発売した。本社と録音スタジオは日比谷の東宝ツインタワービル7階に置かれた[3]。設立当初から「東宝レコード」のレーベル名を使用していたが、企業名も後に東宝音楽工業(とうほうおんがくこうぎょう)を経て[要出典]東宝レコードに統一している。レコードの流通・販売は当初は日本ビクター(現:JVCケンウッド)、後にビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)が受託で行っていた。

宝塚歌劇団のオフィシャル・マガジン『歌劇』1970年10月号には「新発足の東宝レコード、10月新譜発売」として加茂さくら「夢は今も」他2曲のレコードを発売する旨の広告が掲載されている。東宝レコードニュース1970年10月号(東宝芸音発行のレコード月報)によると、第1回新譜の全容は、シングル盤10枚(歌劇団関係の3枚を含む、すべて1970年10月1日発売)、LP3タイトル(1つは2枚組)となっている。 この時点では宝塚歌劇団関連のレコード(主題歌のシングル盤、公演を録音したLP盤)は日本コロムビアから発売されており、コロムビアとの契約が満了した1971年(昭和46年)から東宝レコードが宝塚関連のレコードを「宝塚レコード」のレーベル名で発売するようになった。同年4月1日にはデビュー第1号歌手として研ナオコ大都会のやさぐれ女」が発売されている。

宝塚関連以外では東宝が製作・配給した劇場用テレビ放送用映画主題歌サウンドトラック、東宝および東宝芸能所属歌手俳優のレコードが主力のラインナップであった[3]。いわゆる五社協定を構成していた映画会社では東宝の他に松竹が(ポリドール)(現:ユニバーサル ミュージック ジャパン)と提携して「松竹キネマ蒲田レコード」レーベルを戦前に持っていた他、大映(現:KADOKAWA映画事業部)が大映レコードを設立していたが、専属俳優を系列のレコード会社から歌手としてデビューさせる発想は東宝が唯一であったとされる[3]1970年代後半にはそれらのラインナップから外れた企画盤やカルト歌謡も数多く発売されており、現在でもこの時代のイメージから「謎のレーベル」「幻の(カルト)・レーベル」と呼ばれることがある[4]

東宝配給(主に完全自主製作作品)映画サントラ盤のうち、ゴジラシリーズに関しては、存続している間のみであり、それ以外の時期はキングレコードに販売が委ねられている。東宝は1970年初頭から事実上の製作撤退を行って外部作品配給中心に切り替えており、その際に設立された子会社の東宝映画、同系列の特技撮影制作会社の東宝映像美術が年数本の製作を行っていたものの、提供できる映画音源は少数なうえに先細りの傾向にあった。たとえば大ヒット作「犬神家の一族」は、東宝映画が制作、東宝が配給を受託しているが、角川春樹事務所(角川映画)の全額出資作品であるため、サントラ盤はビクターに委ねられた。ホリ企画作品で、制作受託も日活であった「伊豆の踊子」(CBS・ソニー、東宝は配給のみ)はなおのことである。

業績不振より1980年(昭和55年)に事業停止を決定した。『歌劇』1980年7月号には同月中にレコードを廃盤、店頭在庫限りとする旨の広告が掲載された。他の新譜に関しても翌1981年(昭和56年)には全ての発売を停止し、東宝レコードは親会社の東宝に吸収合併されて消滅した。

宝塚歌劇団関連のレコードについてのみ、CBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックレーベルズ、以下SML)が事業を継承した。現在は[いつから?]宝塚クリエイティブアーツが継承し、SMEは生産受託のみである。東宝レコードの本社とスタジオが置かれていたツインタワービル7階は改装され、東宝ダンスホールとなっていたが[3]、2019年11月に閉店。

その後、2012年平成24年)に東宝の社内部署として新設されたアニメ事業室(TOHO animation)が翌2013年(平成25年)より「TOHO animation RECORDS」のレーベル名でCDの発売を行っている。ただし、発売タイトルはTOHO animationが製作に関わっているアニメソングに限定されており、旧東宝レコードと直接の関係は無い。

所属していたアーティスト

ディスコグラフィ

シングル

アルバム

関連項目

  • (東宝ミュージック) - 音楽出版部門。東宝音楽工業時代に「東宝音楽出版」として分社され、現在も存続している。

参考文献、注釈

[脚注の使い方]
  • 『(映画論叢)』33(国書刊行会2013年)、4-8ページ「東宝プログラムピクチャーの世界(8) 専属俳優を起用してレコードを出すという発想は東宝だけでしたね。 俳優・梅田智子インタビュー」 (ISBN 978-4-336-05751-8)

脚注

  1. ^ https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=14930&query=&class=&page=113
  2. ^ https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=14930&query=&class=&d=all&page=121
  3. ^ a b c d 映画論叢33、6-7ページ。
  4. ^ “カルト・レーベル“東宝レコード”のお宝音源集が2タイトル同時リリース!”. CDJournal.com (音楽出版社). (2009年5月28日). https://www.cdjournal.com/main/news/naito-yoko/24245 2013年10月27日閲覧。 
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