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朱雀

朱雀(すざく、すじゃく、しゅじゃく、拼音: zhūquè チューチュエ)とは、中国伝説上の神獣(神鳥)で、四神(四獣・四象)・五獣の一つ。福建省では赤虎(せきこ)に置き換わっている。

朱雀
朱雀の意匠を施した
各種表記
拼音 zhūquè
発音: チューチュエ
日本語読み: すざく
すじゃく
しゅじゃく
英文 Zhuque / Vermilion Bird
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概要

朱雀は南方を守護する神獣とされる。長生の神とされ、天之四霊の一つである[1]。翼を広げた鳳凰様の形で表される。朱はであり、五行説では火の象徴で南方の色とされる。同じく中国古代の想像上の鳥である鳳凰とは異なるが、同一起源とする説もあり、同一視されることもある。 あくまで神格のある鳥であり、信仰の対象ではあるがいわゆる悪魔や唯一神、列神の類ではないことが最大の特徴である。

俳句において季語である「炎帝」・「赤帝」と同義であり(黄帝と争った古代中国神話の神とは別)、陰陽五行説では火であり、夏(南・朱)の象徴である。春・秋・冬の場合はそれぞれ「青帝(蒼帝)」・「白帝」・「玄帝」と色に相応する名前があるが、夏の場合は「炎帝」しか普及していない(「赤帝」はほぼ使われておらず、「朱帝」に至っては歳時記に掲載されていない)。なお、夏のことを「朱夏」ともいう。

中国神話の朱雀

日本の私年号としての朱雀

朱雀は、私年号として、寺社の縁起や地方の地誌等に散見される。私年号は逸年号とも呼ばれ、『日本書紀』に現れない年号をいう。通説では、天武天皇が定めた元号である「朱鳥」(686年)の別称、美称とされる(坂本太郎等の説)。読み方は上記の「すざく」「すじゃく」「しゅじゃく」のほか「あかすずみ」と読まれた可能性も考えられる[2]

8世紀の終わりに成立した『続日本紀』の神亀元年(724年)冬十月の条には聖武天皇として「白鳳より以来、朱雀以前、年代玄遠にして、尋問明め難し」という記述がみられる。

星空の朱雀

中国の星座である二十八宿の見かけ上の通り道である白道を28分したもの)は、四神の名によって7宿ずつ4つにまとめられ、それぞれが四神の姿をかたどるとされる。

そのうちの1つ、南方朱雀に属する7宿のうち、中央の「星宿」は、西洋星座のうみへび座の心臓部に当たり、その中心は、うみへび座の最輝星うみへび座α星である。「孤独な者」を意味する名をもつこの2等星は、明るい星の少ない中にあって目立つ星であり、「星」という宿名からもわかるように、中国の天文家にも、最も古くから知られてきた星の一つであった。このオレンジ色の星が、ライチョウなど羽色が橙色系の胸をもつ鳥とともに、「朱雀」という瑞鳥のイメージの成立に、何らかの形で関与している可能性もある。

なお、同じ南方朱雀の「翼宿」は、朱雀の翼である。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『古文参同契集解』「文昌為太微主星,即魁中戴筐六星,号南極統星,為人身,朱雀之神,録人長生之籍」
  2. ^ 『日本書紀』巻第二十九天武天皇下、天武天皇9年7月10日条「朱雀(あかすずみ、赤いスズメ)南門に有り」、10年7月1日条「朱雀見ゆ」

関連項目

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