本天沼(ほんあまぬま)は、東京都杉並区の町名。現行行政地名は本天沼一丁目から三丁目。住居表示実施済み区域である。郵便番号は167-0031[2]。
地理
杉並区の北東部に位置する。町域の北は早稲田通りを境界として下井草に隣接する。東は中杉通りが町界となり、東から南東部にかけて阿佐谷北と接する。南は(天沼本通り)を境に天沼と接し、西は清水と接する(町名はいずれも杉並区)。町域は三角形状に広がり、東から順に一丁目から三丁目が並ぶ。町域内は主に住宅地として利用される。本天沼三丁目の北部を妙正寺川が流れている。
世帯数と人口
2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[4]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
本天沼一丁目 | 全域 | 杉並区立杉並第九小学校 | (杉並区立東原中学校) |
本天沼二丁目 | 21〜22番 38~43番 | ||
44~47番 | (杉並区立沓掛小学校) | 杉並区立中瀬中学校 | |
13〜14番 16〜17番 23~37番 | (杉並区立天沼中学校) | ||
その他 | 杉並区立天沼小学校 | ||
本天沼三丁目 | 1~7番 11番 | ||
8~10番 12~37番 | 杉並区立沓掛小学校 | ||
その他 | 杉並区立中瀬中学校 |
歴史
「天沼」も参照
江戸時代には多摩郡天沼村の一部であった。明治時代以降、杉並村(のち杉並町)に編入され、1932年に東京市杉並区の一部となった。このとき、旧天沼村の地域は「天沼一丁目・二丁目・三丁目」となった。
1965年、住居表示が施行されるに際して、旧天沼一・二丁目(南部)と三丁目(北部)には別個の町名を付すことになった。このとき、北側の旧天沼三丁目が「本天沼」を名乗り、1965年1月1日に現在の本天沼一丁目から三丁目が成立した。天沼村の語源となった弁天池は現在の天沼三丁目にあり、「本天沼」はかつての天沼村の本村を意味しない。
交通
町域内には、鉄道駅はないが、南側はJR中央線荻窪駅や阿佐ケ谷駅、北側は西武新宿線・井荻駅、下井草駅、鷺ノ宮駅(中野区)が利用可能な範囲にある。天沼本通りや早稲田通り沿いのバスの便を利用する者も多い。
施設
- (杉並区立天沼中学校)
- 杉並区立杉並第九小学校
- 蓮華寺
脚注
外部リンク
- 杉並区