木津用水駅(こつようすいえき)は、愛知県丹羽郡扶桑町高雄にある、名古屋鉄道犬山線の駅。駅番号はIY13。準急停車駅である。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。ホームは名古屋方面が8両分、犬山方面が6両分(地下鉄直通20m車対応)。駅舎は上下別々になっており、改札内に跨線橋などはない。トイレは改札内にはなく、外の駐輪場にある。
1968年までは東洋紡績(現在の東洋紡)犬山工場へ向かう貨物線の(側線)が構内北側にあったが、現在は撤去され存在しない[5]。貨物線自体も完全に撤去され、道路や住宅地などに転用されている[5]。
なお、この貨物線では晩年までデキ110形が運用されていた。
犬山方面駅舎
ホーム
駅名標
配線図
← 岩倉・ 名古屋方面 | → 犬山・ 新鵜沼方面 | |
(凡例) 出典:[7] |
利用状況
- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2021年度の1日平均乗降人員は1,865人であった[8]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は2,009人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中183位、犬山線(17駅)中14位であった[9]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は1,806人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中180位、 犬山線(17駅)中15位であった[10]。
- 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は2007年度(平成19年度)998人、2008年度(平成20年度)994人である。
- 扶桑町と犬山市の境界に近く、扶桑町の東部地域と犬山市の西部地域(犬山市街地から坂を下りた地域)がエリアとなっている。
駅周辺
備考
駅所在地は扶桑町であるが、ほぼ犬山市との境目にあたりかつ犬山市に「木津(こっつ)」と呼ばれる地域が存在することから、犬山市にある駅だと誤解されることがある。
隣の駅
脚注
- ^ 清水武『名古屋鉄道各駅停車』洋泉社、2016年、196頁。ISBN (978-4-8003-0800-9)。
- ^ 清水武、田中義人、澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年、268頁。ISBN (978-4802132701)。
- ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、257頁。ISBN (978-4777013364)。
- ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、44頁。
- ^ a b 伊藤博康のテツな“ひろやす”の鉄道小咄『名鉄に接続の東洋紡専用線跡…廃線跡探訪(13)』 - 中日新聞社、2020年4月30日
- ^ a b “木津用水(IY13)(こつようすい) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ “令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年2月10日閲覧。
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
関連項目
外部リンク
- 木津用水駅 - 名古屋鉄道