月刊日本(げっかんにっぽん)は、ケイアンドケイプレス(K&Kプレス)発行の論壇誌。1997年4月創刊。ラジオ日本で報道部長や取締役論説室長を務めた(南丘喜八郎)が主幹となり、ソビエト連邦の崩壊・冷戦終結以後の日米関係の見直しを提言するために創刊した雑誌。日本の右派の中では、異色の論調をとっている[4]。
概要
1997年創刊。基本理念では「マスコミ批判」で、「国家の基本法である憲法、民族共同体としての核である歴史観も、すべて外国製だ」として“歴史認識の見直し”と、“本質的な日本国憲法改正”を掲げた。
「権力者に対し、今、やれることをやるという点では右も左もない」と『週刊金曜日』編集部と「貧困とテロ、クーデター」をテーマに合同演説会を開催したり[5]、原水爆禁止日本協議会代表理事でもある藤末衛(民医連会長)によるTPPに関するインタビューを載せたりもしている[6]。
徹底して安倍晋三と竹中平蔵を批判してきた、稀有な月刊誌でもある。
2016年に佐藤優は、評論家の副島隆彦が月刊日本編集部に原稿料は無いと言われて、タダでは書かないと揉めた時に編集部が「フォーリン・アフェアーズだって原稿料は払わないんだ」と言ったエピソードを紹介している。佐藤は池上彰に月刊日本について、コアな民族派の考え方、彼らがどう世の中を見てるかを知る時に読むと述べている[4]。
連載中の記事を執筆している主な人物
脚注
関連項目
「(佐藤昇 (ジャーナリスト)#思想)」も参照
外部リンク
- 月刊日本