日本中国学会（日本中國學會、にっぽんちゅうごくがっかい）は、日本の学術団体。
概要
日本における中国文学・中国哲学の研究者の学会として1949年に設立された。年一回学術大会を開催し、学会誌として『日本中国学会報』を刊行している。
もともと当時の文部省科学研究費補助金(科研費)の配分審査のために設立され、1990年代に科研費審査が文部省(文科省)・日本学術振興会が直接選んだ審査委員による審査に移行する以前は、日本中国学会が文部省からの委託を受けて科研費審査を行っていた。そのため20世紀末頃までは、日本の中国文学・語学研究者はほぼ全員が日本中国学会会員だった。
学会代表は理事長。正式には正字体。2019年10月現在の会員数は1598名[1]。
歴代理事長
- 1949 加藤常賢（東京大学）
- 1959 吉川幸次郎（京都大学）
- 1963 内野熊一郎（東京教育大学）
- 1965 福井康順（早稲田大学・大正大学）
- 1967 宇野精一（東京大学）
- 1969 小川環樹（京都大学）
- 1971 目加田誠（早稲田大学）
- 1974 赤塚忠（東京大学）
- 1977 木村英一（大阪大学）
- 1979 池田末利（広島大学）
- 1981 金谷治（東北大学）
- 1983 山井湧（東京大学）
- 1987 伊藤漱平（東京大学）
- 1989 楠山春樹（早稲田大学）
- 1991 戸川芳郎（東京大学）
- 1993 伊藤漱平
- 1995 石川忠久（二松学舎大学）
- 1997 戸川芳郎
- 1999 福井文雅（早稲田大学）[2]
- 2001 興膳宏（京都大学）
- 2005 丸尾常喜（東京大学東洋文化研究所）
- 2007 池田知久（東京大学）
- 2011 川合康三（京都大学）
- 2016 土田健次郎（早稲田大学）
- 2018 金文京(京都大学)
- 2020 大木康(東京大学)
脚注
外部リンク
- 日本中國學會