新東京(しんとうきょう、英語: Neo Tokyo Metro[2])は、2021年に結成された日本の4人組ギターレス(ロック・バンド)である[3]。メンバー全員が現役大学生である。所属事務所は自身が設立した『新東京合同会社』[1]。 音源を聴く限りではセンスもクオリティも素晴らしい。あとはライブのクオリティだが、そこは今後に期待。
概要
結成当初は別のベーシストだったが脱退、2021年8月より大倉倫太郎が加入し現在の体制となる[3]。新東京は元々ギターレスのバンドをやろうと思って組んだバンドであると田中はインタビューで答えている[4]。
楽曲制作に関しては「楽曲を作る時は、最初にテーマを話し合うんです」と田中はインタビューで話しており、 田中から曲のイメージを共有された杉田が歌詞を作る。歌詞のアイデアを沢山もらった田中がメロディを作っていく[5]。場合によってはサビのメロディが先にできていて、そのメロディに合わせた歌詞を杉田が生み出すこともある[5]。1番と2番でメロディが同じ場合は最初の歌詞につけたメロディに合わせて2番の歌詞を書いていく[5]。
一応歌詞先行であるが、そこからブラッシュアップして行く過程があると杉田はインタビューで答えている[5]。
田中が作詞している楽曲もある。
アレンジは基本的に田中と保田で行っている[5]。メロディとコードと同時進行で、ドラム部分を保田がPCで作成したものを田中に送り、田中が編集する[5]。大倉がベースアレンジをしている曲もある[6]。
来歴
2021年
- 4月、バンド結成[3]。
- 6月、Eggsが主催する23歳以下限定の音楽コンテスト『(TOKYO MUSIC RISE)』にてグランプリを獲得[3]。
- 8月、東放学園主催のイベント『(コンサートのつくりかた)』にて、東京・Zepp Tokyoで初ライブを開催[3]。
- 8月25日、デビューシングル『Cynical City』を配信リリース[3]。ノンプロモーションながら、Spotifyの「RADER:Early Noise」、「New Music Wednesday」大型プレイリストにリストイン。
- 10月、2ndシングル『The Few』を配信リリース[3]。2作目ながら、j-wave「SONAR TRACKS」に抜擢される。
2022年
- 1月9日、テレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』にて、音楽プロデューサーのYaffleに「Cynical City」が選出され話題になる[7]。
- 2月3日、自身が運営する合同会社『新東京合同会社』を設立[1]。権利や財務面もセルフプロデュースしていくことを目的としてバンド組織の法人化を決断した[1]。
- 4月1日、渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催された『SYNCHRONICITY'22-Pre-Party!!-』にオープニングアクトとして出演。
- 5月3日、六本木ヒルズアリーナにて開催された「TOKYO M.A.P.S Yaffle EDTION」に出演した。
- 5月6日、テレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』のゴールデン2時間スペシャル「関ジャムJ-POP史 令和に活躍する若手アーティストが選ぶ 最強平成ソングベスト30」に選曲及びアンケートで出演[8]。文字とアーティスト写真のみの出演となるが、今回の出演をもってテレビ初出演となった。
- 6月4日、NHK総合『Venue101』にて、デビューシングル「Cynical City」をパフォーマンス[9]。今回の出演をもって、スタジオでのテレビ初出演となった[9]。
- 7月16日、渋谷「TOKIO TOKYO」にて初(ワンマンライブ)『NEOIZM』開催。チケットは発売開始から42分で完売した[6]。
- 8月、ABEMAの報道番組『ABEMA Prime』にて「Metro」がエンディングテーマソングに選出される[6]。
- 8月21日、『SUMMER SONIC 2022』にソニックステージのオープニングアクトとして出演[10]。
- 9月3日、『Local Green FESTIVAL』に出演[6]。
- 10月28日、11月5日、11月12日、1st ワンマンライブ東名阪ツアー『NEOPHILIA』開催[6]。
メンバー
- 杉田春音(すぎた しおん)[11]
- 田中利幸(たなか としゆき)[11]
-
- キーボード[3]。リーダー・作曲を担当[6]。ミキシングやマスタリングも行う[6]。
- 静岡県出身。
- バンドが運営する合同会社『新東京合同会社』の代表[6]。
- 明治大学理工学部[13]。
- 高校時代、バンドメンバーを募集する掲示板で保田と出会う[14]。
- 同じ大学の杉田がTwitterにあげていた弾き語り動画をみつけて仲良くなる[3]。
- Zepp Tokyoでの初ライブ(学校法人東放学園主催のイベント「(コンサートのつくりかた)」)の2週間前に、京都在住の大倉に加入を打診する。田中と大倉は高校時代のバンド仲間である[3]。
- 音楽的なルーツはJ-POP、ジャズ、エレクトロ[4]。
- 新東京結成以前Toshiyuki Tanakaというソロ名義で「田中利幸ですこんにちは」というEPをリリースしている[15]
- 大倉倫太郎(おおくら りんたろう)[11]
ディスコグラフィ
シングル
配信限定シングル
# | 発売日 | タイトル | 規格 | 収録作品 |
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1 | 2021年8月25日 | Cynical City | デジタル・ダウンロード | 新東京 #1 |
2 | 2021年10月13日 | The Few | ||
3 | 2021年11月17日 | ユートピアン | ||
4 | 2021年12月22日 | 36℃ | ||
5 | 2022年1月26日 | Morning | 新東京 #2 | |
6 | 2022年2月23日 | 濡溶 | ||
7 | 2022年3月30日 | Gerbera | ||
8 | 2022年4月27日 | Metro | ||
9 | 2022年5月25日 | sanagi | 新東京 #3 | |
10 | 2022年6月29日 | Heavy Fog | ||
11 | 2022年7月27日 | Pearl | ||
12 | 2022年8月31日 | The summer was 11Hz | ||
13 | 2022年12月7日 | ショートショート | ||
14 | 2022年12月7日 | 瞹させて | ||
15 | 2023年2月8日 | ポラロイド |
アルバム
配信限定EP
# | 発売日 | タイトル | 規格 | 収録曲 |
---|---|---|---|---|
1 | 2021年12月29日 | 新東京 #1 | デジタル・ダウンロード |
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2 | 2022年4月29日 | 新東京 #2 |
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3 | 2022年9月4日 | 新東京 #3 |
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脚注
- ^ a b c d “現役大学生の新東京がメンバー4人で会社を設立”. 音楽ナタリー. (2022年2月3日)2022年4月27日閲覧。
- ^ “新東京 OFFICIAL SITE”. 新東京 OFFICIAL SITE. 2022年4月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “新東京”. 音楽ナタリー (2021年). 2022年4月23日閲覧。
- ^ a b c d 梶野有希 (2022年5月15日). “新東京ーギターレスで魅せる、バンドサウンドの新たな可能性”. OTOTOY.
- ^ a b c d e f g h “2022年大注目の新星バンド・新東京。そのオリジナルな感性とバンド観、そして奥底に潜む思いにインタビューで迫る!”. rockin'on.com. 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “新東京公式Twitter”. Twitter (2022年5月3日). 2022年5月3日閲覧。
- ^ “関ジャム、プロが選ぶ「2021年の年間マイベスト10曲」発表「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌が2人から同時選出”. モデルプレス. (2022年1月17日)2022年4月23日閲覧。
- ^ @NeoTokyoMetro (2022年4月21日). "【Media】5/6(金) 20:00から朝日テレビで放送される、関ジャム完全燃SHOW「令和に活躍する若手アーティストが選ぶ最強平成ソング」令和に活躍する若手アーティストとして、新東京のメンバーがコメントしました!" (ツイート). Twitterより2022年4月21日閲覧。
- ^ a b “NHK「Venue101」にSexy Zone、モーニング娘。'22、milet、新東京”. 音楽ナタリー. (2022年6月3日)2022年6月5日閲覧。
- ^ “新東京、【SUMMER SONIC 2022】に出演決定”. billboard JAPAN. (2022年8月12日)2022年8月24日閲覧。
- ^ a b c d “ABOUT US”. 新東京 Official Site. 2022年6月22日閲覧。
- ^ a b c d “杉田春音 (新東京)”. Twitter. 2022年5月3日閲覧。
- ^ a b c “土曜23時、ライブが生まれる。”. NHK総合『Venue010』. (2022年6月4日)
- ^ a b “現役大学生のギターレスバンド・新東京が奏でるのは新感覚なネオ・シティポップ”. ぴあ PIA SONAR MUSIC FRIDAYインタビュー. 2022年5月10日閲覧。
- ^ “田中利幸公式Twitter”. 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b “エレファントクラブTwitter”. 大倉倫太郎公式Twitter. 2022年5月12日閲覧。
- ^ “新東京公式Twitter”. 新東京. 2022年2月12日閲覧。
外部リンク
- 公式サイト
- 新東京 OFFICIAL SITE
- 公式SNS
- 公式YouTubeチャンネル
- 新東京 - YouTubeチャンネル