新井 順子(あらい じゅんこ)は、日本のテレビドラマプロデューサー。大阪府東大阪市出身[1]。TBSスパークル・エンタテインメント本部ドラマ映画部所属[2]。学校法人東放学園放送芸術科卒業[3]。代表的作品に『(Nのために)』『アンナチュラル』[1]、『MIU404』など[4]。
略歴
小学生時代よりテレビドラマが好きで、学校の文化祭で自ら手掛けた台本で劇をやるなどの経験を経てドラマを作る仕事をしたいと考え、専門学校の東放学園に入学[2]、2001年に卒業[3]。同年、制作会社VSO(のちドリマックス・テレビジョンに合併、TBSスパークルの前身)に入社[5]。
6年間の助監督経験を経て、体を痛めたことをきっかけにプロデューサーに転身した[2]。2008年の『ラブレター』以後TBSの作品をメインに、比較的若い年齢からプロデューサーとして活動した[2]。
プロデュース作品では、『Nのために』(2014年)[6]、『アンナチュラル』(2018年)[7][8]、『MIU404』(2020年)[9][10]などが、ドラマ関連の作品賞を受賞して高評価された。
受賞
プロデューサー個人としての受賞。
作品
特記のないものはTBSテレビで放送。
演出補
- 3年B組金八先生
- スペシャルX・お前死んだらオレ泣くぞ・3B一年ぶり大集合(2001年)
- 第6シリーズ(2001年 - 2002年)
- 第7シリーズ(2004年 - 2005年)
- 女子刑務所東三号棟3 私たちは息子を殺しました…(2001年)
- 明智小五郎対怪人二十面相(2002年)
- おとうさん(2002年)
- さとうきび畑の唄(2003年)
- 末っ子長男姉三人(2003年)
- オレンジデイズ(2004年)
- 広島 昭和20年8月6日(2005年)
- 恋の時間(2005年)
プロデューサー補
- (夜王 〜YAOH〜)(2006年)
- (砂時計)(2007年)
- (肩ごしの恋人)(2007年)
- (だいすき!!)(2008年)
プロデュース
- ラブレター(2008年 - 2009年)
- タンブリング(2010年)
- (シマシマ)(2011年)
- (白戸修の事件簿)(2012年)
- (夜行観覧車)(2013年)
- (リミット)(2013年、テレビ東京)
- (ぶっせん)(2013年)
- 三面記事の女たち -愛の巣-(2014年、フジテレビ)
- (今夜は心だけ抱いて)(2014年、NHK BSプレミアム)制作統括
- (Nのために)(2014年)
- 遠まわりしようよ、と少年が言った。(2015年、webドラマ)[13]
- マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜(2015年)
- 結婚式の前日に(2015年)
- 仮カレ(2015年、NHK BSプレミアム)制作統括
- 女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘(2016年、フジテレビ)
- 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです(2016年)
- (リバース)(2017年)
- (Aではない君と)(2018年、テレビ東京)
- アンナチュラル(2018年)
- (中学聖日記)(2018年)
- (わたし、定時で帰ります。)(2019年)
- MIU404(2020年)
- 着飾る恋には理由があって(2021年)
- 最愛(2021年)
- (2022年)
その他
脚注
- ^ a b 新井順子 - 2020年11月PEOPLE、asten、静岡新聞、2020年12月10日閲覧。
- ^ a b c d PEOPLE、TBSスパークル、2020年12月10日閲覧。
- ^ a b 【第32回 ATP賞テレビグランプリ】 卒業生・新井順子プロデューサーのドラマ『Nのために』が優秀賞を受賞しました!(2016年7月12日)、学校法人東放学園、2020年12月10日閲覧。
- ^ a b “決定! 2021年 第45回エランドール賞”. 日本映画テレビプロデューサー協会 (2021年2月4日). 2021年2月4日閲覧。
- ^ 木俣冬 (2020年7月10日). “米津玄師、野木亜紀子…「MIU404」と「アンナチュラル」の繋がり。制作者が語るヒットドラマの裏話”. Yahoo!ニュース個人. Yahoo! JAPAN. 2021年1月25日閲覧。
- ^ “受賞結果総評|第83回ドラマアカデミー賞”. ザテレビジョン (KADOKAWA) 2020年12月14日閲覧。
- ^ “受賞結果総評|第96回ドラマアカデミー賞総評”. ザテレビジョン (KADOKAWA)2020年12月14日閲覧。
- ^ “第55回(2017年度)”. 放送批評懇談会. 2020年12月14日閲覧。
- ^ “”. KADOKAWA. 2020年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
- ^ “発表!〈第58回ギャラクシー賞上期〉選考結果” (PDF). 放送批評懇談会 (2020年11月17日). 2020年12月14日閲覧。
- ^ 横田直子、「令和のヒットをつくる人 新人・岡田健史を抜擢したTBSドラマ凄腕プロデューサーの大胆さ」『日経トレンディ』2019年6月号、日経BP、2020年12月10日閲覧。
- ^ 大山勝美賞、放送人の会、2021年5月3日閲覧。
- ^ オリジナル連続Webドラマ「遠まわりしようよ、と少年が言った。」完成!-キヤノンEOS 8000DスペシャルサイトとYouTubeで順次配信-、電通報、電通、2020年12月10日閲覧。
- ^ TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』|TBSテレビ、2021年9月11日閲覧。
外部リンク
- PEOPLE - TBSスパークル
- 新井順子 - テレビドラマデータベース
- 新井順子 - allcinema