『斉藤一美のとんカツワイド』(さいとうかずみのとんカツワイド)は、1993年4月から1997年3月まで文化放送で放送したラジオ番組。
概要
パーソナリティは文化放送アナウンサーの斉藤一美。『サスケの夜はこんびんば!』の後番組にあたる。放送時間は月曜 - 金曜 21:40 - 24:00[1]。
番組タイトルの由来は斉藤が当時 精力を付ける為にとんかつを食べていたから。斉藤の親しみやすいハイテンションなキャラクターとリスナーからのネタ投稿で当時の中高生から人気を得た。番組1年目より、リスナー発案による独特の髪型を取り入れ、日本経済新聞 夕刊や写真週刊誌に取り上げられた。その髪型にされた背景は斉藤が番組の飲み会で泥酔して、番組スタッフに暴言を吐き、スタッフが激怒した為、そのペナルティでされたと言う[2]。
文化放送の若者向け夜ワイド番組は『新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな』終了後、複数の番組[3]が裏番組[4]に攻勢を掛けるが聴取率は低迷。番組が短命に終わる状態が続いた。1995年6月の聴取率調査で当番組は平日夜時間帯の聴取率トップを獲得。裏番組の『恋する電リクBINGO BONGO』(TBSラジオ)『キャイ〜ン天野ひろゆきのMEGAうま!ラジオバーガー!!』(ニッポン放送)『赤坂泰彦のミリオンナイツ』(TOKYO FM)に勝利した[5]。
オープニングは梅宮辰夫の『ダイナマイトロック』の前奏に歌詞(番組タイトルと放送局名)を付けたタイトルコールを流していた。
ゲストは第1回の放送に同時間帯の大先輩である局OBの吉田照美が出演。てるてるワイド時代のエピソードを披露した。その他はスーパーモンキーズ時代の安室奈美恵やMAXが頻繁に登場していた。知念里奈やもレギュラーコーナーを持っていたこともあり、当時のライジングプロダクション所属タレントとも縁が深い。末期の木曜日は第二次 声優ブームを迎え、に文化放送が力を入れる様になり、声優が呼ばれるようになる。林原めぐみ、富永みーな、藤崎詩織名義で金月真美などが出演。國府田マリ子がゲスト出演した回はお悩み相談企画「教えて!コーダマン」(テーマは地獄のズバット)を放送した。嵐のメンバーである櫻井翔もジャニーズJr.時代にレギュラーコーナーを担当していた。
主なコーナー
- パンチDEクイズ
- 見知らぬ男女のペア同士で対戦するイントロクイズ(ペア組み合わせは番組が決める)。負け残り制で5日連続で負けるとパンチパーマになるというルール。
- クイズに勝つとペアのそれぞれに賞金1万円とインスタントラーメン(エースコック「スーパーカップ1.5」の詰め合わせ3個)を贈呈。この時点で勝ち抜きとなるが長く出演したいがために負け残り制を悪用して、わざと負けるリスナーがいた。そのため、初日に勝つと賞品が追加されるルールが設けられた。
- とんカツ人生相談
- リスナーの悩み相談に斉藤が回答する人生相談コーナー。
- とんカツ リクエスト
- リクエスト コーナー。このコーナーでは放送当時より少し前の曲や洋楽などが流れ、当時のヒット曲は掛けられなかった。
- 一美アクション
- 日替わり企画、人気企画の「妄想生き地獄」や本も出版された「大魔王の法則」はこのコーナーから誕生した。
- 一美にチェックインプリーズ
- 斉藤と週替わりゲストのアーティストが対談する。24時30分まで放送の頃のタイトルは「24時にチェックインプリーズ」。
- とんカツ プロジェクト
- 一美ポスト
- ヒッツ&カマー
- TRMのはぐれ刑事(デカ)中曽根派
- 斉藤と番組スタッフが架空のパーソナリティとして、不条理なネタを繰り出す
内包していた箱番組
番組本
関連項目
脚注
- ^ 1993年4月当時の放送時間は毎週月曜 - 金曜の21:40 - 24:30だったが、1994年(平成6年)4月以後は月曜 - 木曜 24:00は『Come on FUNKY Lips!』、金曜は『とんカツワイド金曜版・FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』放送した為、放送枠と放送内容を変更した。
- ^ 写真週刊誌『FLASH』の取材で明かされた。
- ^ 『東京っ子NIGHT お遊びジョーズ!!』 → 『お遊びジョーズ!!』『今夜もBREAK OUT ラジオバカナリヤ』『キッチュ! 夜マゲドンの奇蹟』『サスケの夜はこんびんば!』。詳細は各番組の項目を参照。
- ^ 『三宅裕司のヤングパラダイス』『内海ゆたおの夜はドッカーン!』『伊集院光のOh! デカナイト』(以上、ニッポン放送)『岸谷五朗の東京RADIO CLUB』(TBSラジオ)『赤坂泰彦のミリオンナイツ』(TOKYO FM)。詳細は各番組の項目を参照。
- ^ 2022年2月11日、文化放送 開局70周年記念 特別番組『文化放送クロニクル70』15時台に斉藤が出演した際、当番組 第1回オープニング トークの音源を放送後、番組担当 当時のエピソードを披露。パーソナリティの水谷加奈(文化放送アナウンサー)に「(聴取率は)裏番組に一度だけ勝った」と発言した。
文化放送 月 - 木曜 夜ワイド番組 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
斉藤一美のとんカツワイド | ||
文化放送 金曜 夜ワイド番組 | ||
斉藤一美のとんカツワイド | FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50 (1994.4.15 - ) |