嶋津 雄大(しまづ ゆうだい、2000年3月28日 - )は、日本の陸上競技選手。東京都町田市出身。創価大学文学部在学中。陸上競技部に所属し、専門種目は長距離走。
経歴
中学時代
東京都中学校駅伝競走大会の2区と4区に出場。
高校時代
インターハイには5000mで出場するも予選落ち。 第52回青梅マラソンの10キロの部男子高校生で1位になった。
大学時代
2年次の箱根駅伝では10区を走り、初出場ながら区間新記録の走りを見せ、総合9位に入り創価大史上初のシード権獲得に大きく貢献した。
3年次の箱根駅伝では当日変更で4区を走り、2位で受けた襷をトップに押し上げ、史上初の往路優勝に大きく貢献した。その後創価大は9区までトップを独走していたが、最終10区で3分19秒差を逆転されてしまい惜しくも総合優勝は逃す。ただ、総合2位はこれまでの最高順位を大きく上回る結果となり、大健闘を見せた[1]。
4年次では出雲駅伝に初出場。6区を担当し7位で襷を受ける。6位の帝京大・中村風馬をかわすも、その後駒澤大・田澤廉に抜かれ結果的に順位を上げることはできず、区間順位も9位にとどまった。
箱根駅伝では3年次と同様に4区を走り、11位で受けた襷を5位まで押し上げ、自身も2度目となる区間賞を獲得した。チームは3年連続のシード権獲得となる、総合7位。なお、休学期間があるため4年次で卒業とならず、また4回走っていないことから在学5年目となる2022年度も箱根駅伝に出場が可能。
5年次の出雲駅伝では2年連続で6区に出走し、前回と同じく7位で襷を受ける。5km過ぎに6位の法政大をかわすと、8km過ぎには5位の順天堂大・四釜峻佑に追いつき並走状態に。一度は前に出るも、最後の直線で四釜に抜き返され惜しくも5位には届かず。それでも順位を1つ上げ区間5位と安定した走りを見せた。
11月6日、大学初となる全日本大学駅伝に出場。5区を担当し6位で襷を受けると、2秒前にいた青山学院・岸本大紀に追いつき並走を続ける。8km過ぎに岸本を完全に振り切ると、早稲田大と順大もかわし一時3位まで浮上。最終的には4位で通過し、区間3位の好走で順位を2つ上げた。創価大は初出場ながら総合5位と健闘しシード権を獲得。
卒業後も競技の方は継続し、GMOインターネットグループに就職が内定[2][3]。
人物
網膜色素変性症という持病を患っている。嶋津と同級生で同じ持病を患っている(永井大育)が創価大学に入学することを知り、自分も創価大学に入学することを決めた。 座右の銘は、「気分さえ上がれば大抵のことはうまくいくもの」である。
戦績・記録
大学三大駅伝戦績
学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2018年度) | 第30回 - - - 不出場 | 第50回 - - - 不出場 | 第95回 - - - 不出場 |
2年生 (2019年度) | 第31回 - - - 不出場 | 第51回 - - - 不出場 | 第96回 10区-区間賞 1時間08分40秒 区間新記録 |
3年生 (2020年度) | (開催中止) | 第52回 - - - 不出場 | 第97回 4区-区間2位 1時間02分49秒 |
4年生 (2021年度) | 第33回 6区-区間9位 31分11秒 | 第53回 - - - 不出場 | 第98回 4区-区間賞 1時間01分08秒 |
4年生[注 1] (2022年度) | 第34回 6区-区間5位 29分58秒 | 第54回 5区-区間3位 36分10秒 | 第99回 4区-区間8位 1時間02分20秒 |
自己ベスト
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ “創価大往路初V”. 2021年3月7日閲覧。
- ^ “嶋津雄大選手 所属内定のお知らせ”. GMOインターネットグループ陸上部 (2022年8月1日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ “創価大・嶋津雄大 GMOインターネットグループ所属内定!「これからも自分らしい走りで」”. 月陸Online (2022年8月1日). 2022年1月3日閲覧。
- ^ “箱根駅伝10区区間新の創価大・嶋津雄大が休学から復帰レースで好走”. スポーツ報知. (2020年10月11日)2023年2月11日閲覧。
- ^ 円谷美晶 (2023年1月2日). “大学5年目の創価大・嶋津雄大「残った意味を確かめる」 箱根駅伝”. 毎日新聞 2023年1月25日閲覧。
参考文献
- 創価大学駅伝部