岩室温泉(いわむろおんせん)は、新潟県新潟市西蒲区(旧国越後国)にある温泉、および町字。郵便番号は953-0104[2]。
歴史
(北国街道)沿いに位置する[4][5]。開湯は江戸時代の中期で、慶長年間以前と言われる[6]。開湯伝説では雁が温泉で傷を癒しているところを発見したという。そのため、古くは「霊雁の湯」と呼ばれ、のちに弥彦神社参拝の宿場として栄えた。
当時の厚生省告示第203号により、1963年(昭和38年)4月23日付で弥彦温泉とともに国民保養温泉地に指定された。
かつての岩室村が2005年(平成17年)3月21日付で新潟市へ編入合併した際、岩室温泉が所在する「大字岩室」の全域を「岩室温泉」に改称する町名変更が実施された。
年表
温泉街
弥彦神社の北、多宝山の東側に温泉街が広がる。旅館、ホテルは13軒存在する。
新潟市の奥座敷であることから、スナックなど歓楽的な要素も存在し、芸妓も多数在籍する。
日帰り入浴施設は1軒所在し、新潟市が所有し指定管理者が運営業務を担う「新潟市岩室健康増進センター」(愛称:遊雁の湯よりなれ)が営業を行っている。
このほか、温泉街と隣接して多宝温泉の日帰り入浴施設も存在する。
温泉街ではレンタサイクルの貸出しが行われている(有料)[7]。
泉質
交通
- 公共交通
- JR越後線 巻駅もしくは岩室駅より(ウエスト観光バス)「岩室・間瀬」行で「岩室」下車[8]。
- 所要時間:巻駅から約25分、岩室駅から約10分
- 巻駅またはJR弥彦線 弥彦駅、周辺観光地等から「にしかん観光周遊ぐる〜んバス」利用(週末を中心に季節運行)[9]。
- 越後線 岩室駅よりタクシーで約10分
- 新潟空港から予約制乗合タクシー「新潟ウエストコーストライナー」利用[10][注 1]。
- バスタ新宿よりWILLER EXPRESS H5102便で「岩室温泉ゆもとや」下車[注 2]。復路は東京駅(八重洲南口)行H5205便が利用可能。
- 所要時間:バスタ新宿から5時間25分、東京駅まで5時間40分
- 便数:バスタ新宿から毎日1本、東京駅まで毎日1本
- 自動車
- 北陸自動車道 巻潟東インターチェンジから国道460号・巻南バイパス経由で約15分
世帯数と人口
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | (新潟市立岩室小学校) | (新潟市立岩室中学校) |
脚注
- 注釈
- 出典
- ^ a b “住民基本台帳人口 (全市・区役所・町名別) - 町名別住民基本台帳人口”. 新潟市 (2018年2月13日). 2018年3月5日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2018年3月5日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年3月5日閲覧。
- ^ 北国街道と岩室宿の発展 - 新潟県.2019年6月23日閲覧。
- ^ 北国街道 - 新潟市西蒲区.2019年6月23日閲覧。
- ^ 角川地名15、p.191
- ^ 新潟市スキマ時間の楽しみ方:【1日】にいがたの奥座敷 岩室温泉レンタサイクル満喫コース - 新潟市.2019年6月23日閲覧。
- ^ 路線バス - ウエスト観光バス.2019年6月23日閲覧。
- ^ “新潟にしかん観光周遊ぐる~んバス”. Niigata West Coast. 2020年9月12日閲覧。
- ^ 新潟ウエストコーストライナーのご予約について - いわむろや.2019年6月23日閲覧。
- ^ 岩室温泉ダイレクトアクセス - 日本海縦断観光ルートプロジェクト.2019年6月23日閲覧。
- ^ 岩室温泉⇔東京 高速バス運行開始! - いわむろや観光ブログ.2019年6月23日閲覧。
- ^ “通学区域一覧(町名別五十音索引)”. 新潟市 (2017年4月1日). 2018年3月5日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 岩室温泉・田ノ浦温泉:新潟県岩室温泉観光協会
- 環境省:国民保養温泉地 (岩室温泉国民保養温泉地計画書)