経歴・人物
國學院高等学校在学中の1975年、全日本体操競技選手権大会の種目別跳馬競技で優勝を飾り[1]、翌1976年には同大会で総合優勝[2]、NHK杯体操選手権でも優勝した[3][4]。オリンピック代表に選ばれモントリオールオリンピックの体操競技に15歳で出場を果たした。
モントリオールオリンピックでは団体8位、個人総合30位の成績であった。同世代のナディア・コマネチにあやかり、「和製コマネチ」[5]の愛称で親しまれた。
高校卒業後の1979年、日本体育大学の短期大学部[6]に進学したが同年、ケガで体操界を引退。すぐに中退してタレントに転向し[6]、エアロビクスの普及に貢献した。その後、1981年に当時、同棲していた元恋人から「婚約不履行」で1000万円の慰謝料を請求される。この時、相手側から「中絶体験」「大麻疑惑」を暴露され騒動になる。1984年にデザイナーの男性と最初の結婚。雑誌で「妊婦9ヶ月ヌード」を披露する[6]。2児をもうけてタレント活動からは引退した[6]。
弟は1981年のテレビドラマ『先生は一年生』（日本テレビ系列）に生徒役で出演するなど、一時期子役タレントとして活動していた[7]。
度重なる違法薬物使用逮捕
薬物を最初に使用したのは、アメリカ・ロサンゼルスに、エアロビクスの勉強に行っていた時と、2009年11月号の「月刊創」で語っている[8]。
1995年4月29日に、オウム事件関連での検問で、自動車を運転中に受けた職務質問にて大麻所持が発覚し、大麻取締法違反で夫と逮捕された[6]。検査により覚醒剤の使用も判明し、同年5月10日に覚醒剤取締法違反で再逮捕された[6]。この時は懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を受けた[9]が、執行猶予期間中の1995年8月3日に覚醒剤所持でまたしても逮捕され[10]、改めて懲役1年6ヶ月の実刑判決を受けて服役した。その後も2000年[11]、2005年[5][11]、2009年[11]にも覚醒剤所持で逮捕され、それぞれ実刑判決を受け服役している[11][8]。
2013年2月15日未明、新宿区の路上において覚醒剤使用容疑にて逮捕された[12]。この時は不起訴になったが、後に情報提供があり[13]、同年9月6日に自宅アパートの家宅捜索を受けて覚醒剤反応のあるストローが発見されたため、同居中の暴力団関係者の男と共に覚醒剤所持容疑で逮捕された[13]。薬物所持容疑で7度目の逮捕とされる[14]が、一部報道によれば、岡崎にはこれら逮捕歴の他に6回の逮捕歴（それぞれ証拠不十分で釈放）があり、2013年9月の逮捕は通算で13回目であるともいう[14]。公判では無罪を主張して争ったが、2014年9月5日に懲役3年6ヶ月の実刑判決を受けた[15]。
2019年4月下旬、「物を無くした」と東京都杉並区内の交番を訪れた際、様子がおかしかったため尿検査したところ覚醒剤反応があり、覚醒剤取締法違反（使用）容疑で逮捕され、同年5月に同罪で起訴された[16]。薬物事件での逮捕はこれで通算14回目となる[17]。 2019年10月4日に懲役3年4ヶ月の実刑判決を受けた。
主な成績
著書など
脚注
- ^ a b “” (PDF). 体操データベース. 日本体操協会 (2018年7月1日). 2018年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月20日閲覧。
- ^ a b “” (PDF). 体操データベース. 日本体操協会 (2019年6月16日). 2019年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月20日閲覧。
- ^ a b “” (PDF). 体操データベース. 日本体操協会 (2019年6月16日). 2019年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月20日閲覧。
- ^ 高校生としては初めての優勝だった。その後、1999年に山脇佳奈が中学生で優勝している。
- ^ a b “法廷 ひと模様 薬物で『和製コマネチ』に実刑 『元女王』重圧に負け… 腰痛・失業 歯車狂う”. 東京新聞朝刊: p. 27. (2005年10月8日)
- ^ a b c d e f “岡崎聡子（衛藤聡子）容疑者 麻薬取締法違反、覚せい剤所持で逮捕”. 日刊スポーツ: p. 27. (1995年5月19日)
- ^ 週刊TVガイド 1982年3月26日号 p.114「出番です」
- ^ a b c 岡崎聡子. “”. iRONNA（産経デジタル）. 産経新聞社. 2018年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
- ^ “覚せい剤違反の元オリンピック選手、岡崎聡子被告に有罪／東京地裁”. 読売新聞東京朝刊: p. 34. (1995年7月15日)
- ^ “体操元オリンピック選手の岡崎聡子被告に実刑 東京地裁判決”. 朝日新聞東京夕刊: p. 23. (1995年10月16日)
- ^ a b c d “五輪出場の元体操選手逮捕 覚せい剤取締法違反容疑”. 共同通信. (2009年2月16日)
- ^ “”. MSN産経ニュース (2013年2月18日). 2013年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
- ^ a b “”. MSN産経ニュース (2013年9月13日). 2014年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
- ^ a b 東堂玄介 (2013年9月20日). “”. 日刊ナックルズ. 2013年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月29日閲覧。
- ^ “覚醒剤：元五輪選手、6回目有罪判決”. 毎日新聞東京朝刊: p. 26. (2014年9月6日)
- ^ “岡崎聡子被告また覚醒剤使用…交番訪れ不審挙動”. 讀賣新聞オンライン. (2019年6月19日) 2019年6月19日閲覧。
- ^ 覚醒剤で14回めの逮捕「和製コマネチ」岡崎聡子の転落人生SmartFLASH 2019.6.19(2019.6.20access)