山川 拓馬(やまかわ たくま、2003年7月30日 - )は、日本の陸上競技選手。長野県上伊那郡箕輪町出身。駒澤大学経営学部在学中。陸上競技部に所属し、専門種目は長距離走。
経歴
大学時代
大学1年次
2022年11月6日の第54回全日本大学駅伝で4区に出走し、三大駅伝初出場を果たす。3区・山野力から1位で襷を受けると、1年生ながらいきなり区間賞を獲得する快走を見せた[1]。駒澤大は2位・國學院大に3分21秒もの大差をつけ3連覇を果たし、大会記録も4分以上更新した[2][3]。
2023年1月2日、3日の第99回箱根駅伝では5区に出走。4区・鈴木芽吹から2位とわずか1秒差のトップで襷を受けると、2km過ぎに2位の青山学院・脇田幸太朗を一気に引き離し単独トップに立つ。だが、脇田をかわし2位に上がった中央大・阿部陽樹に差をじわじわ縮められると小涌園前の定点では15秒差まで迫られる。ただそれ以降は差を詰めさせず、下りに入るとスピードを上げ阿部との差を再び広げる。山川はこのまま逃げ切りトップでフィニッシュ。19年ぶり4回目となる往路優勝のゴールテープを切った[4][5][6]。 駒澤大は翌日の復路でも5人全員が堅実な走りで2位・中央大との差を徐々に広げ、2年ぶり8回目の総合優勝(及び復路優勝、完全優勝)を果たし史上5校目となる大学駅伝三冠を達成した[7][8]。
2月5日に行われた香川丸亀国際ハーフマラソンでは、1時間01分36秒の好記録をマークし、12位に入った[9]。
戦績・記録
大学三大駅伝戦績
自己ベスト
参考文献
脚注
- ^ 駒大ルーキー山川拓馬「緊張」も4区区間賞デビュー!3連覇へ「いい順位で渡せた」/全日本大学駅伝 月陸Online(2022年11月6日)
- ^ 【全日本大学駅伝】完勝で3冠王手の駒大、3度目の正直なるか 過去2度の3冠アタックは箱根2位 スポニチ(2022年11月6日)
- ^ 全日本3連覇!駒大初の大学駅伝3冠へ王手 コマスポ(2022年11月12日)
- ^ 駒大往路Vの立役者 1年生クライマー山川拓馬「高校入学時から“山の神”になりたいと思っていた」 月陸Online(2023年1月2日)
- ^ 【箱根駅伝】駒大が往路V、1年生山川拓馬が5区力走「絶対に1位でゴールすると決めていた」 日刊スポーツ(2023年1月2日)
- ^ 【箱根駅伝の裏側】駒澤・5区山川拓馬 初の山上りで力走できたワケ 4年生の給水と合宿での準備 日テレNEWS(2023年2月10日)
- ^ 駒大、史上5校目の3冠達成!大八木監督の悲願「三度目の正直」で令和の常勝軍団に 日刊スポーツ(2023年1月3日)
- ^ 駒澤大が箱根駅伝優勝で3冠達成。勝因は全区間5位以内の選手層の厚さと、山の区間での思い切った1年生起用にあった web Sportiva(2023年1月5日)
- ^ 丸亀ハーフで箱根ランナーたちが快走 “山の妖精”山本唯翔など5区経験者が好タイム 日テレNEWS(2023年2月6日)
関連項目
- 大八木弘明 - 駒澤大学陸上競技部監督(〜2023年3月31日)、総監督
- 藤田敦史 - 駒澤大学陸上競技部監督(2023年4月1日〜)
- 田澤廉 - 3学年先輩、2021年度主将
- 山野力 - 3学年先輩、2022年度主将
- 白鳥哲汰 - 2学年先輩
- 鈴木芽吹 - 2学年先輩、2023年度主将
- 花尾恭輔 - 2学年先輩
- 安原太陽 - 2学年先輩
- 青柿響 - 2学年先輩
- 篠原倖太朗 - 1学年先輩
- 佐藤圭汰 - 同学年