山岡 淳二(やまおか じゅんじ、1952年7月1日 - 2021年)は、ジャパンアクションエンタープライズに所属していた元アクション監督。広島県出身。
やまおか じゅんじ 山岡 淳二 | |
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生年月日 | 1952年7月1日 |
没年月日 | 2021年 |
出生地 | 日本・広島県 |
職業 | アクション監督 |
活動期間 | 1970年 - 2021年 |
主な作品 | |
スーパー戦隊シリーズ メタルヒーローシリーズ |
人物
1970年代中盤のスーパー戦隊シリーズ、1990年代前半のメタルヒーローシリーズのアクション監督として活躍した後、東京ドームシティのヒーローショーのアクション演出を担当。
同時期にアクション監督として活動していたJAE社長の金田治は山岡を高く評価しており、その奇抜な演出に刺激を受けていたという[1]。
『メガロマン』やスーパー戦隊シリーズで監督を務めた東條昭平は、山岡の演出について絵コンテもないのに指示に応じると素晴らしいカットになるといい、天才と評している[2]。
スーツアクターの蜂須賀祐一は、山岡は現場では厳しく、無茶な要求をされることも多かったが、印象的な画を作るセンスを高く評価している[3]。
スーパー戦隊シリーズでは、5人が別々の場所で戦う様をワンカットで撮る演出を好んでいる[4]。カメラマンのいのくままさおは、この演出について面白いがズームやパンのタイミングが難しく、思い切りが必要だと述べている[4]。
2021年7月、JAC時代の後輩だった柴原孝典(現オフィスワイルド代表)が、自身のフェイスブックにて、山岡の訃報を公表した。
作品
俳優
スタントマン
- ロボット刑事(1973年) - バドーロボット[1]
- アクマイザー3(1975 - 1976年)
- 超神ビビューン(1976 - 1977年) - ズシーン役[5][1]
- ジャッカー電撃隊(1977年) - スペードエース(オープニング)[6]
アクション監督
- スーパー戦隊シリーズ
- 秘密戦隊ゴレンジャー(1976 - 1977年)[注釈 1]
- ジャッカー電撃隊(1977年)
- 電子戦隊デンジマン(1980 - 1981年)
- 太陽戦隊サンバルカン(1981 - 1982年)
- 大戦隊ゴーグルファイブ(1982 - 1983年)
- 科学戦隊ダイナマン(1983 - 1984年)
- 超電子バイオマン(1984 - 1985年)
- 電撃戦隊チェンジマン(1985 - 1986年)
- 超新星フラッシュマン(1986 - 1987年)
- 光戦隊マスクマン(1987年)[注釈 2]
- 超力戦隊オーレンジャー(1995 - 1996年)
- 超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー(1996年)
- 激走戦隊カーレンジャー(1996年)[注釈 3]
- メタルヒーローシリーズ
- 機動刑事ジバン(1989 - 1990年)[注釈 4]
- 特警ウインスペクター(1990 - 1991年)
- 特救指令ソルブレイン(1991 - 1992年)
- 特捜エクシードラフト(1992 - 1993年)
- 特捜ロボジャンパーソン(1993 - 1994年)
- ブルースワット(1994 - 1995年)
- 透明ドリちゃん(1978年)
- スパイダーマン(1978年)
- 宇宙からのメッセージ・銀河大戦(1978 - 1979年)
- メガロマン(1979年)
- 新宿コマ劇場 JACミュージカル公演「スタントマン物語/柳生十兵衛 魔界転生」(1981年、JAC)[7]
- はぐれ刑事純情派(1988年)1話〜3話[8]
- 将軍家光の乱心 激突 (1989年) - 助手
- お願いデーモン!(1993年)[9]
- リゾート・トゥ・キル(1994年韓国で公開、日本ではビデオリリースのみ)- 忍者アクションコーディネーター
- さんかくはぁと(1995年) - 柔道指導(1話、2話)[10]
- ジャニーズファンタジー「kyo to kyo」[11]
- 梟の城(1999年)
- アッコにおまかせ(2000年)[12]
- Gメン'75スペシャル(2000 - 2001年)
- MILLENNIUM SHOCK (2000年)[13]
- ショー劇・SHOCK (2001年、2002年)[14]
- 軽井沢夫人(2002年)
他多数
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 「特集企画 スーパー戦隊の神業 JACの初期スーパー戦隊アクション 証言!金田治」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1981 太陽戦隊サンバルカン》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年8月25日、31頁。ISBN (978-4-06-509606-2)。
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 東條昭平」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1988 超獣戦隊ライブマン》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年4月10日、33頁。ISBN (978-4-06-509615-4)。
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 蜂須賀祐一」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1989 高速戦隊ターボレンジャー》講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年6月10日、32頁。ISBN (978-4-06-513715-4)。
- ^ a b 「Special Interview MainStaff & SuitsActor いのくままさお」『星獣戦隊ギンガマン アースの戦士たち SPECIAL PHOTO BOOK』発行:メディアワークス 発売:主婦の友社〈Dセレクション〉、1999年2月5日、86頁。ISBN (4-07-311071-3)。
- ^ 「各番組情報」『昭和石ノ森ヒーロー列伝』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2013年10月15日、113頁。ISBN (978-4-19-730131-7)。
- ^ 秘密戦隊ゴレンジャー大全集 1988, pp. 82–83, 「スペードエース」.
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “はぐれ刑事純情派(1) - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇”. テレビドラマデータベース. 2021年2月27日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “さんかくはぁと - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇”. テレビドラマデータベース. 2021年2月27日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
- ^ “”. web.archive.org (2009年8月5日). 2021年2月21日閲覧。
参考文献
- 『秘密戦隊ゴレンジャー大全集 : ジャッカー電撃隊』講談社〈テレビマガジン特別編集〉、1988-06-31。ISBN (4-06-178409-9)。