宮崎空港駅(みやざきくうこうえき)は、宮崎県宮崎市大字赤江にある、九州旅客鉄道(JR九州)宮崎空港線の駅[1]。同線の終着駅である[1]。
宮崎空港駅 | |
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駅舎(2010年7月) | |
みやざきくうこう Miyazaki Airport | |
◄田吉 (1.4 km) | |
所在地 | 宮崎県宮崎市大字赤江242[1][2] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■宮崎空港線 |
キロ程 | 1.4 km(田吉起点) |
電報略号 | ミク |
駅構造 | 高架駅[1] |
(ホーム) | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- | 458人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1996年(平成8年)7月18日[1] |
備考 | (業務委託駅)[2] みどりの窓口 有[1][3] |
2003年(平成15年)8月10日に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の那覇空港駅が開業するまでは日本最南の空港駅であった。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅で、ホームは少しカーブしている[1]。駅舎から外に出るとすぐ前が宮崎空港旅客ターミナルビルの入口とバスターミナルであり、列車から航空会社カウンターまでの距離が短い。エスカレーター、エレベーターが完備されている。
JR九州サービスサポートが業務を行う(業務委託駅)で[7]、みどりの窓口が設置されている[1][2][3]。
ICカード「SUGOCA」の利用が可能(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)で、簡易SUGOCA改札機が設置されている。タッチパネル式のICカード対応自動券売機が設置されており、SUGOCAポイントのチャージやICカードでの特急券の購入などが行える。また、改札内にもICカードチャージ機が設置されている。
2015年8月6日より向谷実作曲の接近メロディ・発車メロディが使用されている。なお、この曲は「ニコニコ超会議2015」内のブースにおいて、小倉駅在来線ホーム・大分駅・宮崎駅の発車メロディの先行公開を行った際、会場に中継で参加した宮崎県知事の河野俊嗣から「宮崎空港駅にも発車メロディーを作ってほしい」という要望を受け、会場にシンセサイザーを持ち込んでいた向谷が即興で制作したもので、曲名は「ブーケンビリアン」である。
事務管コードは▲942201を使用している。
のりば
改札口(2022年1月)
みどりの窓口と自動券売機(2022年1月)
ホーム(2022年1月)
利用状況
2021年(令和3年)度の1日平均(乗車人員)は458人である[9]。
当駅から宮崎市街地へは宮崎交通の路線バスの方が便数が多い。一方、大分市・延岡市・日向市方面へは、当駅開業を境に直通バスがなくなり、競合する公共交通機関は存在しない(この方面へのアクセスの歴史は(宮崎空港線#歴史)も参照のこと)。
空港ビル周辺にも民家や空港以外の施設(事業所など)があることなどから、周辺住民・施設利用者も当駅を利用することが多い。
開業後の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺
当駅は宮崎空港の敷地内に位置し、駅北側にエプロン・誘導路・滑走路が広がっていて駅ホームから航空機や、「航空大学校」と書かれた格納庫を見ることができる[1]。南側には空港駐車場が広がっている。
当駅の出入口は旅客ターミナルビル1階の最も西にある出入口前、バス乗り場、タクシー乗り場でもある旅客ターミナルビル前歩道内に設置されており、ビル自体には直結していないが、駅出入口のすぐ隣にビルの出入口ドアがある。
旅客ターミナルビル1階には弁当類・特産・名産の食品(青島せんべい、鯖寿司など)を売る店などがあり、駅寄りの場所には金融機関のATMもある。
空港立地のため周囲は平坦な地で、海(赤江灘 - 日向灘)までは東へ約1キロメートル強の距離である。海までの間には病院、養護学校、ゴルフ場が存在している。なお、航空大学校は滑走路を挟んで北側にあり、一般アクセスでの最寄駅は南宮崎駅(同駅からタクシー)になる。
- 宮崎空港
- 国立病院機構宮崎東病院
- 宮崎カントリークラブ青島コース
- 宮崎県立赤江まつばら支援学校
- 国道220号
- ソラシドエア本社
- 付近にはレンタカー営業所が7社ある
- 駅前にコンビニエンスストアは無いが、宮崎空港1階にセブン-イレブンがある。
バス路線
(宮崎空港#バス)を参照。
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■宮崎空港線
- 特急「にちりん」「にちりんシーガイア」「ひゅうが」「36ぷらす3」発着駅
- 田吉駅 - 宮崎空港駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、27頁。
- ^ a b c “”. JR九州鉄道営業. 2016年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月2日閲覧。
- ^ a b 駅情報 - JR九州.2021年12月9日閲覧
- ^ “JR九州 宮崎空港線20周年セレモニー”. 交通新聞 (交通新聞社). (2016年7月25日)
- ^ (PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2015年9月17日。 オリジナルの2017年10月13日時点におけるアーカイブ2020年2月6日閲覧。 。
- ^ “”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務・旅行事業 宮崎駅事業所”. JR九州サービスサポート株式会社. 2019年7月14日閲覧。
- ^ “宮崎空港駅 時刻表(JR九州)”. 九州旅客鉄道. 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月26日閲覧。
- ^ “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
- ^ “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
- ^ “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
- ^ “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
- ^ “” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 宮崎空港駅(駅情報) - 九州旅客鉄道