歴史
正福寺の『正福寺惣門末起立録』によれば、1532年(天文元年)、栄源によって開山された。一方、『新編武蔵風土記稿』によると、その年に栄源が中興したという[1]。つまり、それ以前から既に寺は存在していたとする[3]。
現在の当寺の本尊は、薬師如来を中心とする薬師三尊であるが、かつては不動明王が本尊であった[1]。現在の本尊の薬師如来は、江戸時代当時は薬師堂にあったもので、大日如来は廃寺になった旧鏡智院の本尊といわれている。ある時期に現在のような配置にされたと推測される[3]。
廃寺・鏡智院
鏡智院(きょうちいん)は、武蔵国葛飾郡(現・東京都葛飾区)にあった新義真言宗の寺院[1]。当寺の末寺であり[1]、新宿日枝神社の別当寺であった。
交通アクセス
- 亀有駅より徒歩13分(経路案内)。
脚注
参考文献
- 葛飾区教育委員会社会教育課 編『葛飾区寺院調査報告 下』葛飾区教育委員会、1980年
- 「新宿町 宝蓮寺/鏡智院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ26葛飾郡ノ7、内務省地理局、1884年6月。(NDLJP):763979/33。