概要
元和年間(1615年~1624年)に開山された。元々は現在の東京都港区三田に位置していた。1907年(明治40年)、東京府東京市牛込区原町(現・東京都新宿区原町)にあった「松雲寺」と牛込区喜久井町(現・新宿区喜久井町)にあった「浄泉寺」が合併し、「松雲寺」と改称して現在地に移転した。遅れて1913年(大正2年)に当寺が移転・合併し、「宗清寺」に改称した[1]。
白翁大黒天
当寺には「白翁大黒天」と呼ばれる大黒天像がある。この像は日蓮の作とされ、鎌倉の建長寺にあったものだが、火事に遭った際に近江国伊香郡に飛び、後に福岡藩の藩主となる黒田氏の手に渡り、黒田長政の代になって当寺に奉納されたものである。当寺の別名の「なが寺」は「長政(ながまさ)の寺」の意といわれている[1]。
墓所
- 水野忠徳(旗本)
交通アクセス
- 東中野駅より徒歩9分。
脚注
参考文献
- 中野区史跡研究会 編『中野区史跡散歩 (東京史跡ガイド14)』学生社、1992年