人物
1921年7月26日、東京府出身。本名:宇井昶(読み同じ)。武蔵野音楽学校声楽科卒業。
1955年にシャンソン歌手としてデビュー。『ひるのいこい』(NHKラジオ第一放送)にレギュラー出演するなどの活動をした後に作曲家へ転身し、シャンソンを中心に歌謡曲やテレビドラマの主題歌、或いは東京都内の小学校校歌に至るまで幅広いジャンルの作品を手掛けた。特に菅原洋一が1970年にヒットさせた『今日でお別れ』は其の年の日本レコード大賞を受賞するなどして宇井あきらの代表作となった。
また、宇野ゆう子を始め[1]、後進のシャンソン歌手育成にも熱意を傾けたことでも知られる。
自身の娘も『高原みどり』の芸名で歌手活動をしていたことで知られている。
一方では『宇井あきらとレ・ザマン・ド・ラ・シャンソン』というシャンソングループを主宰し、長年に亘ってチャリティーコンサートを開いていた。