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学生寮

学生寮(がくせいりょう、英語: student dormitory)は、学校で学ぶ学生や生徒児童を受け入れるための学寮(がくりょう)とも呼ばれる。

学生ら全員が寮で生活することを原則とする全寮制の学校もあり、イギリスではボーディングスクール(寄宿学校)と呼ばれる。学生らが起居できる下宿や賃貸集合住宅がある市街地に近くても全寮制にして、外国からの留学生を含む在校生が共同生活することによって交流や切磋琢磨、語学力向上といった効果を期待する学校もある[1]

アメリカの学生寮

 
典型的なアメリカの学生寮

大学

アメリカ合衆国の大学では寮が設けられる場合にはキャンパス内に設けられていることが多い[2]。アメリカの大学の寮の形態には、男子寮(men's dorm)、女子寮(women's dorm)、男女共有寮(co-ed dorm)があり、上級者専用の寮や留学者専用の寮など対象が定められている寮もある[2]。大学の寮には娯楽室、自習室、コンピュータルーム、ラウンジ、洗濯室等が設けられている[3]

学生の交流組織であるフラタニティとソロリティが運営する宿舎も寮として機能している((フラタニティとソロリティ#フラタニティ/ソロリティ宿舎)の節参照)。

日本の学生寮

中学校高等学校専修学校高等専門学校大学などの学生、生徒、児童の住む寮である。寄宿舎と呼ばれることもあり、特に特別支援学校などで用いられている((こちら)を参照)。本来は、学校が自宅から遠かったり、交通が不便だったりして通学が困難な学生、生徒、児童のために作られたものである。

学生向けの物件であるため、家賃は一般的なアパートより安めに設定されている所が多い。部屋以外の設備(風呂トイレなど)は共同使用の場合が多く、基本的に相部屋である(特に下級生)。

学校や寮、地域によっては外出や門限を厳しく制限されたり、寮での(日課)(特に食事入浴就寝時間)が規則で決められたりしている寮が多い。私生活を束縛される理由から、深夜早朝アルバイトが不可能またはそれに近い状態であったりする。近年は減少傾向にあるが、朝夕の食事が提供される所もある。

以下この項では、文部科学省所管外の教育訓練施設(省庁大学校など)が設置するものについても取り扱うこととする。

大学

第二次世界大戦前の旧制高等学校では、旧制高校といえば寮生活を思い浮かべる人が多いと言われるほど寮と関係が深く、寮歌が盛んに歌われていた。

大学寮は様々な学生の交流の場ともなっており、ホールやラウンジなど、ちょっとした集まりが出来る共有スペースがあり、ユースホステルなどと同じく有料で外部学生が宿泊出来ることもある。東京大学駒場寮などを中心に学生運動の拠点ともなり、学生寮自治会の連合組織として「(全日本学生寮自治会連合)」(全寮連)も結成されていた(2006年3月解散)。

筑波大学の学生宿舎は、海外からの研究者なども多く、家族で住む事のできる部屋もあり、開学当時はそれが話題にもなった。ヨーロッパ北米の大学では、男女が同室に一緒に住む事もできる寮や、同一フロアに男女が混在して生活する寮も珍しくはない。

もともとは、キリスト教修道院の中の修道士の居住空間から着想を得ているものらしい[要出典]。dormitory自体は、本来の意味は「共同の寝室」。ドイツ語スラブ語で仲間、友達をいうder Kameradeも「方形の個室(Kamera)で生活を共にした友達」からくる。

中等教育

一部の中高一貫校にも寮があり、遠隔地からの生徒受け入れが可能なため、都会から離れている立地の学校でも都会の学校と同じ土俵で競えるなどのメリットがある。

集団生活での責任感も養成する観点から、寮では原則として複数人で一部屋を使用する場合が殆どで、特待生として優遇されない限り、一人一部屋になる事はない(一人一部屋にすれば、寮の建設費や維持費が増大するという理由もある)。

トヨタ自動車JR東海中部電力など中部地方の有力企業がイギリスの名門イートン校をモデルにして、全寮制学校「海陽中等教育学校」を作った。

不登校経験者を対象にした学校でも、寮を設置している場合が多い(北星学園余市高等学校など)。

篤志家による設置

特定の学校に属さず、複数の学校から広く学生を受け入れる寮としては、山手学舎友愛学舎信愛学舎、(登戸学寮)、地塩寮和敬塾大東会館などがある。山手、友愛、信愛の各学舎は兄弟寮であり、YMCAが運営に関わっている。他にも、自治体などによる県民寮があり、全国的に閉寮傾向にあるが(育英会館学生寮)(千葉県)、富山県の青雲寮(富山県)などが現存する。

全寮制

大学・大学校では、自治医科大学東京基督教大学防衛大学校などは全寮制であり、入学と同時に入寮の義務が課せられる。また皇學館大学でも学生全員に原則として2年間、学生寮への入寮を義務付けている。旧制大学時代の千葉工業大学のように、学生だけではなく教員も同じ寮に寄宿し、寝食を共にするというスタイルの全寮制大学も存在した。

高等学校でも全寮制の学校がある。学校法人日生学園が経営する、三重県所在の青山高等学校(旧・日生学園第二高等学校)は、全寮制高等学校として知られる。近年は少子化などによる学校経営上の理由から、聖パウロ学園高等学校東京都)のように全寮制を廃止する学校もある。

石川県にある国際高等専門学校などの高等専門学校にも学年限定で全寮制を導入している。

キリスト教神学校では、日本聖書神学校聖契神学校JTJ宣教神学校東京バプテスト神学校など働きながら学ぶことを前提とする神学校を除き、ほとんどが全寮制となっている(全寮制ではないが、日本聖書神学校と聖契神学校には学生寮がある)。牧師の結婚を認めているプロテスタントの神学校では、既婚者で献身(入学)する者もいるため家族寮を設けているところもある。

そのほか、松下政経塾でも全寮制を採用している。

学生寮の一覧

大学

  • 北海道大学 - 恵迪寮(けいてきりょう)日本四大自治寮 北晨寮(ほくしんりょう)自治寮 霜星寮(そうせいりょう)女子寮
  • 北海道教育大学札幌校 - (紫藻寮)(しそうりょう)男子寮 (北香寮)(ほっこうりょう)女子寮
  • 北海道教育大学旭川校 - (築ヶ丘寮)(ちくがおかりょう)男子寮 (春光寮)(しゅんこうりょう)女子寮
  • 北海道教育大学函館校 - (桐花寮)(とうかりょう)男子寮 (翠蔭寮)(すいいんりょう)女子寮
  • 北海道教育大学釧路校 - (鶴ヶ岱寮)(つるがだいりょう)男女併設寮
  • 北海道教育大学岩見沢校 - (希望寮)(きぼうりょう)男子寮 (清明寮)(せいめいりょう)女子寮
  • 室蘭工業大学 - 明徳寮(めいとくりょう)男子寮 明凛館(めいりんかん)女子寮
  • 酪農学園大学 - ㊚(北光寮)(創生寮)㊛(清温寮)(高大共同寮)
  • 札幌医科大学 - (望嶽寮)
  • 弘前大学 - 北溟寮(ほくめいりょう)男子寮 北鷹寮(ほくおうりょう)男子寮 朋寮(ほうりょう)女子寮
  • 岩手大学 - ㊚ (自啓寮)(じけいりょう)(同袍寮)(どうほうりょう)(北謳寮)(ほくおうりょう)㊛(紅梅寮)(こうばいりょう)
  • 東北大学 - 明善寮(めいぜんりょう) 日本四大自治寮・有朋寮(ゆうほうりょう)廃寮・日就寮(にっしゅうりょう)・東北大学YMCA渓水寮[4]
  • 東北学院大学 - 泉寄宿舎、泉女子寄宿舎、旭ヶ岡寄宿舎
  • 東北福祉大学 - 喜心寮
  • 福島大学 - キャンパス内に自治寮である 如月寮(きさらぎりょう)男子寮、信夫寮(しのぶりょう)男子寮、葵寮(あおいりょう)女子寮、福島市内に留学生向け宿舎の国際交流会館がある。
  • 筑波大学 - 平砂・追越・一ノ矢・春日宿舎 「寮」ではなく「宿舎」である。収容人数は4000人を超える
  • 埼玉大学 - (蒼玄寮)(そうげんりょう・男子)・悠元寮(ゆうげんりょう・女子) 自治寮
  • 千葉工業大学 - (桑蓬寮・椿寮)(㊚そうほうりょう・㊛つばきりょう)
    • 千葉工業大学に存在したかつての寮(玉塾寮(玉川校地時代の寮)、君津寮(君津校地時代の寮)、青嵐寮と北斗寮(田中工業航空機器製作所敷地時代の寮)、総椿寮・桑蓬寮(津田沼校地時代の寮)、大久保寮(大久保学地時代の寮)、千種寮(千種校地時代の寮)[5]
  • 千葉大学 - 無名寮・薫風寮・雄翔寮・さつき寮・浩気寮
  • 東京大学 - 駒場寮 日本四大自治寮、廃寮。YMCA寮
    • 東京大学が提供している(学生宿舎) - 豊島国際学生宿舎、追分国際学生宿舎、三鷹国際学生宿舎、目白台インターナショナル・ビレッジ。
※追分国際学生宿舎は、同大学宿舎の再編に備えて2021年の秋季入居分(留学生のみ対象)をもって新規の入居募集が停止となる。
 
慶應義塾大学
日吉寄宿舎

高等専門学校

国立および私立の高等専門学校には学生寮がある。前期課程の一部学年に於いて全寮制を導入している。

中学校・高等学校

専修学校・各種学校

文部科学省所管外

省庁大学校

予備校

  • 両国予備校(2005年廃校) - 同仁寮(全寮制を謳いつつも通学生も受け入れていた)

職業訓練施設

その他

学生寮を扱った作品

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「開校ラッシュ続く 全寮制国際感覚や自立心培う」『毎日新聞』朝刊2022年11月21日(教育面)2023年1月4日閲覧
  2. ^ a b 永野真司『アメリカホームスティ&留学の英会話』(三修社、2010年)40頁
  3. ^ 永野真司『アメリカホームスティ&留学の英会話』(三修社、2010年)40-41頁
  4. ^ 1928(昭和3)年に当時東北帝国大学法文学部長だった石原謙教授により設立された東北大学とは独立している自治寮。“渓水寮の歴史”. 東北大学YMCA渓水寮. 2021年9月25日閲覧。
  5. ^ もとは全寮制大学が前身で、時局に伴って何度か大学の所在地が移転しているため、複数の寮(名)が存在するが、その伝統は現在の寮にも受け継がれている。
  6. ^ “椰月美智子『緑のなかで』特設サイト”. 光文社 (2018年9月20日). 2019年1月2日閲覧。
  7. ^ 椰月美智子『緑のなかで』光文社、2018年9月。ISBN (978-4334912406)https://www.kobunsha.com/special/midorinonakade/ 
  8. ^ “テレビドラマデータベース”. テレビドラマデータベース (2013年5月6日). 2018年5月10日閲覧。

関連項目

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