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大阪港トランスポートシステム北港テクノポート線

北港テクノポート線(ほっこうテクノポートせん)[1]は、大阪府大阪市住之江区コスモスクエア駅から大阪市此花区の新桜島駅(仮称)までを結ぶ予定の大阪港トランスポートシステム (OTS) の路線。2021年時点ではOTSによる(第一種鉄道事業)免許区間となっている[1]

北港テクノポート線
基本情報
現況 南ルート:事業中
北ルート:事業休止中
日本
所在地 大阪府大阪市
種類 地下鉄
区間 南ルート:コスモスクエア - 夢洲
北ルート:夢洲 - 新桜島
起点 コスモスクエア駅
終点 新桜島駅(仮称)
駅数 4駅
開業 2024年度(予定・南ルート)
所有者 大阪港トランスポートシステム
運営者 大阪港トランスポートシステム(予定)
路線諸元
路線距離 7.5 km
(うち南ルート3.2 km)
軌間 1,435 mm標準軌)(南ルート)
線路数 複線(南ルート)
電化方式 直流750 V 第三軌条方式(南ルート)
閉塞方式 自動閉塞式(南ルート)
保安装置 (WS-ATC)(南ルート)
(テンプレートを表示)

全線が一度事業化されたものの、一旦事業休止となった後、2019年時点では南ルートであるコスモスクエア駅 - 夢洲駅間のみが事業再開されている。

概要

大阪市では2008年夏季オリンピックを開催する構想があり、舞洲にメイン会場、夢洲に選手村が設置される予定であった。これらのアクセス路線として事業化されたのが北港テクノポート線である。OTSが北港テクノポート線の事業許可を取得した2000年時点での計画では大阪港駅 - コスモスクエア駅間のテクノポート線(2005年に大阪市営地下鉄中央線〈現在のOsaka Metro中央線〉に編入)を延伸する形で新桜島駅まで全線開通させる予定であった。

しかし、2001年にオリンピックの開催地から落選したため、北港テクノポート線は事業を継続する理由を失い、鉄道道路共用トンネルである夢咲トンネル(コスモスクエア駅 - 夢洲駅間)が建設されたのみで事業は休止となった[2][3]

転機となったのはカジノを軸とした統合型リゾート (IR) の誘致候補[4]ならびに2025年に開催される国際博覧会(万博)の会場[5][6]を夢洲に決定したことである。これにより、IRならびに万博へのアクセス路線として北港テクノポート線の活用が検討され、2018年に2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が正式に決定したことで、北港テクノポート線のうち、南ルート(コスモスクエア駅 - 夢洲駅間)の事業再開が決定した[7][8]

南ルート

南ルートは、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 中央線をコスモスクエア駅から延伸し、夢洲駅まで結ぶ予定である。2024年度(令和6年度)の開業を目標とし[9]、IRの開業目標である2024年度[注 1]ならびに万博が開催される2025年に間に合わせる予定とされた。大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の資料では中央線の延伸とされているが[9][10]、2021年時点でもOTSが第一種鉄道事業免許を保有しており[1]、開業時の扱いは未定である。

直通運転区間は中央線を経由して近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅までであり、このうち阿波座駅 - 夢洲駅間は2024年度に自動運転の実証実験を行う予定である[9]。これとは別に近畿日本鉄道(近鉄)が架空電車線方式と第三軌条方式の両方に対応した車両を開発して、近鉄奈良駅まで直通する特急列車の運行を検討している(「(近鉄特急#Osaka Metro中央線への乗り入れ)」を参照)。

なお、当初計画時には夢洲に車両基地を設置する予定であったが[2]、2019年時点での計画で設置されるかは未定である。

北ルート

北ルートは、夢洲駅から舞洲を経て、新桜島駅に至る区間である。2019年時点では夢洲の開発状況を見て事業再開を検討するものとされている[7]

北ルートについては、北港テクノポート線の延長以外にも、京阪電気鉄道(京阪)の中之島線を延伸する案、西日本旅客鉄道(JR西日本)の桜島線(ゆめ咲線)を延伸する案が存在する[11]。このうち、桜島線の延伸についてはJR西日本の社長来島達夫が、「IRの誘致が決定した場合に延伸を検討する」としている[12]。なお、南ルートの直通先である中央線とは集電方式および軌間(JRのみ)が異なるため、北港テクノポート線または京阪の延長でない限り、新桜島駅または夢洲駅での乗り換えが生じることになる[11]

歴史

  • 2000年平成12年)10月11日 - OTSが北港テクノポート線の第一種鉄道事業許可を取得。
  • 2009年(平成21年)
    • 8月1日 - コスモスクエア駅 - 夢洲駅間の夢咲トンネルの道路部分が開通。鉄道部分は準備工事のみ実施。
    • 12月 - 大阪市行政評価委員会の答申により、北港テクノポート線の事業休止が決定[11]
  • 2019年(平成31年)2月 - 事業休止となっていた北港テクノポート線のうち、南ルート(コスモスクエア - 夢洲間)の事業再開が決定[7]

駅一覧

  • 全駅大阪府大阪市に所在。
  • コスモスクエア駅以外の駅名は全て仮称。

南ルート

駅名 駅間
キロ
営業
キロ
接続路線 所在地
直通運転区間(予定) コスモスクエア駅から   大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 中央線経由 C 近鉄けいはんな線学研奈良登美ヶ丘駅まで
コスモスクエア駅 - 0.0 大阪市高速電気軌道  中央線 (C10)(直通運転予定あり・上段参照) ・  南港ポートタウン線(ニュートラム) (P09) 住之江区
夢洲駅 3.2 3.2   此花区

北ルート

駅名 駅間
キロ
営業
キロ
接続路線 所在地
夢洲駅 - 0.0   此花区
舞洲駅      
新桜島駅   4.3  

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ただし、IRについては国による選定スケジュールの遅れから、後に2029年秋に開業目標が変更されている。

出典

  1. ^ a b c “事業内容”. 株式会社大阪港トランスポートシステム. 2021年8月9日閲覧。
  2. ^ a b “北港テクノポート線建設事業に係る事後調査報告書(平成20年4月~平成21年3月)” (PDF). 株式会社大阪港トランスポートシステム、大阪市. 2018年11月24日閲覧。
  3. ^ “大阪万博へ「未完のトンネル」 汗だくで歩いた「夢洲」”. 朝日新聞 (2018年6月9日). 2018年11月24日閲覧。
  4. ^ “大阪へのIR誘致”. 大阪府. 2018年11月24日閲覧。
  5. ^ “”. 産経新聞 (2016年6月16日). 2016年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月24日閲覧。
  6. ^ “”. 読売新聞 (2016年6月16日). 2016年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月24日閲覧。
  7. ^ a b c “平成30年度事業再評価にかかる対応方針の決定について(平成31年2月)”. 大阪市 (2019年3月29日). 2019年8月12日閲覧。
  8. ^ “”. 日本経済新聞 (2018年11月24日). 2018年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月24日閲覧。
  9. ^ a b c “Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画について”. 大阪市高速電気軌道 (2019年4月19日). 2019年8月13日閲覧。
  10. ^ “Osaka Metro 地下空間の大規模改革と夢洲駅周辺の開発への参画について”. 大阪市高速電気軌道 (2018年12月20日). 2018年12月24日閲覧。
  11. ^ a b c “夢洲への鉄道アクセスの技術的検討について” (PDF). 大阪府. 2018年11月24日閲覧。
  12. ^ “”. 産経新聞 (2018年11月24日). 2018年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月24日閲覧。

関連項目

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