» www.Giftbox.Az - Bir birindən gözəl hədiyyə satışı
ウィキペディアランダム
毎日カテゴリ
共有: WhatsappFacebookTwitterVK

大洗港

大洗港(おおあらいこう)は、茨城県大洗町に存在する港湾。2008年12月25日、日立港常陸那珂港と統合され、新港名茨城港に抱合。独立した港格が消滅し、茨城港大洗港区に改められた。

大洗港

概要

江戸時代から大洗は漁港として栄え、涸沼川河口が海上運搬の拠点として用いられていたが、河口部の水深確保が困難となり、外海部に新港建設が計画された。

1909年(明治42年)から大正初期にかけて、事業費30万円余をかけ「磯浜港」として港湾建設を図ったが、完成間近の1917年(大正6年)に漂砂が堆積し漁船の係留地を失い、応急策として涸沼川の一角に漁港「第二種磯浜港」が建設された[1]

磯浜築港建設が、漂砂の影響を受けて中断されてから50年余りが経過し、同じ場所に新たな築港計画により産業港が計画された[2]

昭和30年代より、漁船の大型化もあり港湾を建設しようとする機運が高まり、1958年(昭和33年)12月の地方港湾指定を機に港名を「磯浜港」から「大洗港」に改められると、1961年(昭和36年)から港湾建設が着手され、1979年(昭和54年)までには、約80億円の建設費を投じ漁港区が概成された[3][1]

1979年(昭和54年)5月に重要港湾の指定を受けると、長距離フェリー寄港を前提とする港湾計画が策定され、第3埠頭岸壁(喫水8m)の整備に着手[3]1985年(昭和60年)2月にはフェリーターミナルが竣工し3月16日より苫小牧・室蘭を結ぶカーフェリー航路が就航[4]首都圏と北海道を結ぶカーフェリー基地として発展した[3]

1992年(平成4年)7月には、大型クルーザーなど約160隻が保管できる県内初の公共マリーナが供用を開始する。

1994年(平成6年)10月31日にはフェリーの増便に対応した従来の2倍の規模を持つ新旅客ターミナルビルやボーディングブリッジが完成[5][4]、機能性・快適性・利便性に優れた港となって賑わいをみせている。

また、1995年(平成7年)10月には、大型クルーズ客船も接岸できる第4埠頭が完成し、新たに海洋レクリエーション基地としての機能も高めており、2008年には首都圏初のみなとオアシスに認定された[6][7]

2008年(平成20年)12月25日、茨城港(大洗港区)として抱合され、独立した港格が消滅した。

旅客港としては、2007年(平成19年)に東京港発着の北海道苫小牧港行き旅客フェリー廃止により、関東地方一円から苫小牧港への徒歩客や団体客、自動車利用客を集め、物流港や漁港の機能も持つとともに、特に夏場の北海道ツーリング関東地方の拠点であり、また港湾地区にはタワーやアウトレットモールができ、一般人が親しみやすい港湾となっている。

2011年(平成23年)3月11日には、東北地方太平洋沖地震により大洗港で巨大渦潮が発生した。これにより港内に大量の土砂が流入し、水深が大幅に減少した。このため、2011年以降に入港する船舶については、喫水制限が設けられている。

2019年(平成31年)3月12日、港一帯がみなとオアシス大洗として、みなとオアシスの認定を受けた。

関連施設

 
大洗港周辺の空中写真。
1986年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
  • 大洗港フェリーターミナル(第3埠頭 鉄筋コンクリート造3階建て2,695平米[5]
    • 大洗埠頭開発ビル(新館)
      • 1階:フェリー会社事務室、発券ロビー[5]
      • 2階:待合室[5]、喫煙室、中央西岸壁バース・大洗港フェリーターミナル方面人道橋
      • 3階:会議室、物流企業オフィス
    • 大洗港フェリーターミナルビル(旧館 鉄筋コンクリート造2階建て床面積850平米[8] 物流企業オフィス・中央東岸壁バース方面人道橋)
  • 第4埠頭「イベントバース」
  • 茨城県大洗マリーナ(おおあらい海の駅
  • 大洗漁港(水産埠頭)
  • 大洗マリンタワー - みなとオアシス認定施設
  • 大洗サンビーチ
  • 大洗海浜公園
  • 大洗わくわく科学館
  • 大洗シーサイドステーション

定期航路

 
大洗港フェリーターミナル地図
過去の航路
  • 大洗港 - 室蘭港(東日本フェリー 1985年(昭和60年)3月 - 2002年(平成14年)6月1日)
  • 東京港 - 大洗港 - 苫小牧港(ブルーハイウェイライン 1997年(平成9年)9月 - 1999年(平成11年)4月)

アクセス

自動車
鉄道
バス
  • 大洗循環バス「海遊号」各ルート
  • 茨城交通 (みと号)
  • 茨城交通路線バス 50系統「大洗派出所前」「大洗フェリーターミナル」下車
2004年から2006年には茨城交通「(東京~大洗~勝田線)」が下り便のみ停車。
  • 地図 大洗港フェリーターミナル案内

出典

  1. ^ a b 大洗港のあゆみ - 大洗町
  2. ^ 茨城県映画『海岸線を行く』(1965年(昭和40年度)制作)▼ - Youtube「なつかし・いばらき」(茨城県庁映像アーカイブス)
  3. ^ a b c “茨城港湾事務所大洗港区事業所”. 茨城県ホームページ. 茨城県 (2015年12月2日). 2016年1月10日閲覧。
  4. ^ a b 記念式典 - 大洗町議会議員 今村かずあき 活動報告ブログ(2015年3月23日)
  5. ^ a b c d news Flash 大洗港フェリーターミナル竣工 - 港湾1995年1月号(日本港湾協会)
  6. ^ 茨城港大洗港区|いばらきのみなと 茨城県港湾振興協会連合会ホームページより。
  7. ^ みなとオアシス大洗 - 大洗町
  8. ^ 全建賞港湾部門 大洗港のフェリー埠頭整備事業 - 月刊建設1986年8月号(全日本建設技術協会)

関連項目

外部リンク

  • 茨城県大洗港湾事務所
  • 大洗港案内ホームページ
  • 大洗港フェリーターミナル - 商船三井フェリー
  • みなとオアシス大洗 - 関東地方整備局
  • おおあらい海の駅
ウィキペディア、ウィキ、本、library、論文、読んだ、ダウンロード、自由、無料ダウンロード、mp3、video、mp4、3gp、 jpg、jpeg、gif、png、画像、音楽、歌、映画、本、ゲーム、ゲーム。