大庭 浩(おおば ひろし、1925年12月6日[1] - 2003年12月24日)は、日本の実業家。川崎重工業社長、会長を務めた。
経歴・人物
静岡県掛川市出身[1]。1948年に大阪大学工学部を卒業し、川崎重工業に入社した[1]。取締役、常務、専務を経て、1986年から副社長に就任し、1987年に社長に就任した[2]。在任中は、工場の統廃合や品質保証運動をなどを進めていくことで、経営基盤を再建し、創業100周年の年である1996年には売上高1兆円を達成した[3]。1997年から会長に就任した[4]。
1999年から神戸商工会議所会頭に就任し、自身が理事長を務めていた新産業創造研究機構を通して、産学官連携によるベンチャー企業の育成に取り組むことで、阪神淡路大震災で低迷していた神戸市の経済復興に尽力した[4]。太平洋人材交流センター理事[5]や日本航空宇宙工業会会長[6]なども歴任した。1996年に大英勲章を受章し[7]、1997年に勲一等瑞宝章を受章した[4]。
脚注
参考文献
- 人事興信所 編『人事興信録 第40版 上』人事興信所、1999年。